輪行袋 (bicycle travel bag、bicycle carry bag、bicycle carrying bag、bicycle bag)

概要

分解した又は折り畳んだ自転車を入れて運ぶための運搬袋。肩に掛ける帯が付いているものが多い。
電車またはフェリーなどで現地に行き、袋から出して組み立てて乗る。
ロードバイク用、マウンテンバイク用および折りたたみ自転車用がある。
自転車運搬バッグとも言う。硬いケースのものは、自転車ケースと言う。
形式

前輪および後輪を外して、フレームセットと共に輪行袋に入れる形が一般的であるが、前輪のみを外して残りのフレームセット等と共に輪行袋に入れる形もある。両輪を外す形には、横型および縦型がある。
(A)横型

チェーンステイを上にして(上管を下にして)輪行袋に入れる。横長となる。エンド金具は付けたほうがよいが、必ずしも必要ない。
(B)縦型

シートステイを下にして輪行袋に入れる。エンド金具は付ける。縦長となる。相対的に場所を取らない。女性で背の低い人には向かないこともある。
構造

防水仕様となっているもの及び収納袋が付いているもある。袋内部にサドルおよびエンド金具を置く位置を表示したものもある。 中仕切りが付いたもの及びハブスキュアーなどを入れるポケットの付いたものもある。ヘルメットおよびが入れられるものもある。折りたたむと、ボトルケージに収まるものもある。
分解

輪行袋に入れる準備として、前後輪およびペダルを外す。分解時、チェーンは後輪の最小スプロケットに掛けると、後輪は外しやすい。
折りたたみ自転車は分解せずに折りたたんで入れる。ペダルは折りたたみペダルを使っているものがある。
寸法

収納前の広げた大きさはメーカーによって、横1150~1400mmそして縦760~1000mm。
質量

質量は240~980g。生地が厚く強度の大きいものなどは重くなっている。
エンド金具
輪行のとき、後輪を外した後のつめ(爪)に付ける金具。地面などにぶつかったとき、後ディレイラーアウターおよびチェーンステイが変形しないようにする保護金具。 前輪用および後輪用がある。クイックリリースが付いている。後輪用は組立て式となっている。後輪用の台によって、自転車を垂直に立てることもできる。 つめ間隔130mmのロードバイク用となっているので、つめ間隔135mmのマウンテンバイクに対しては5mm厚のスペーサーを入れて使う。
チェーングリップ
チェーンが弛んでいると、輪行中に環状に絡み合うことがあるので、帯又は紐をチェーンに結び、チェーンを張って紐をフレームに固定しておくことが望ましい。
なお、チェーンを張る金具としてはチェーングリップがある。
旅客規則

JR東日本、東海および西日本などの旅客営業規則によれば、「3辺の最大の和が、250センチメートル以内のもので、その重量(質量のこと)が30キログラム以内のもの」で 「自転車にあつては、解体して専用の袋に収納したもの又は折りたたみ式自転車であつて、折りたたんで専用の袋に収納したもの」は無料手回り品となる。3辺の最大の和は約150cmなので大きさ等の問題はない。 他の私鉄各社もこれに準じている。尚、高速バスは一部の会社以外は搭載を許可していない。
サイクルトレイン
輪行袋に入れなくとも、自転車をそのままの形で持ち込める電車をサイクルトレインと言うことがある。
欧州の国、例えば、ベルギー、デンマーク、ドイツ、オランダおよびスイスなどでは、輪行袋に入れなくとも電車にそのままの自転車を載せることができる。
メーカー

アズマ産業オージーケーカブト甲(Kabuto)パナソニック サイクルテックみどり製作所モンベルCarradice of NelsonDakineEvoc SportsHostettler(ixs)MontagueOsbourne MoorePRORome Bike BagsSciconScott SportsVaude Sport 、など。