ギア比とは
低・高ギア比
ギア比 計算器(1)
ギア比 計算器(2)
総合ギア比 計算器
ギア比は歯車(ギア)用語であるので、スプロケットに対してはスプロケット比と呼ぶことがある。ギア比(スプロケット比)を説明し、ギア比計算器を紹介します。
ギア比とは
クランクスプロケット歯数と後輪スプロケット歯数の比は、ギア比またはスプロケット比と呼ばれ、この比によってペダル1回転で後輪が何回転回せるかが決まる。ギア比が1のときペダル1回転で後輪は1回転する。
ギア比(歯数比)を 変える装置を変速機と呼ぶ。外装変速機(ディレイラー)は複数のスプロケット間でチェーンを掛け変えてギア比を変えるのに対し、内装変速機はかみ合う歯車を変えてギア比を変える。ギア比は速度比に等しい。
ギア比(歯数比) = クランクスプロケット歯数 / 後輪スプロケット歯数
低・高ギア比
低ギア比
ギア比が小さい状態を表す。クランクスプロケットの歯数の少ないスプロケットおよび後輪スプロケット(カセットスプロケット)の歯数の多いスプロケットの組合わせ(小-大スプロケット)で得られる。 登坂および停止からのスタートなどに使う。
高ギア比
ギア比が大きい状態を表す。高速走行に使われる。大きいクランクスプロケットおよび小さい後輪スプロケット(大-小スプロケット)を使うと高ギア比となる。氷上および踏み固まった雪上は、高速ではなく高ギア比で走ると滑りにくい。
ギア比 計算器(A)
前スプロケット(クランクスプロケット)および後スプロケット(後輪スプロケット)の歯数からギア比(スプロケット比)を計算する。
クランクスプロケット歯数と後輪スプロケット歯数を半角数字で入れて、計算を押して下さい。ギア比(歯数比)が出ます。
- 計算例
- クランクスプロケット歯数が32T、そして後輪スプロケット歯数が14Tの時、ギア比(歯数比)は2.29。すなわち、ペダルを1回転させると、後輪は2.29回転する。
» クランクスプロケット / カセットスプロケット
ギア比 計算器(B)
所定の走行速度を出すのに必要とするギア比を計算する。競技車は高速を出す必要があるが、サイクリング車は中速そして旅行車は中低速でよい。
走行速度、タイヤ外径およびケイデンス(ペダル毎分回転数)を半角数字で入れて、計算を押して下さい。必要ギア比が出ます。
- 計算例
- 走行速度40km/h、タイヤ外径672mmそしてケイデンス70rpmの場合、必要ギア比は4.51となる。
総合ギア比 計算器
内装変速機(ハブギア)付き自転車のスプロケットギア比と内装ギア比を総合した、自転車としての総合ギア比を計算します。
総合ギア比 = スプロケットギア比 ✕ ハブギアギア比
「内装段数」を選択後、クランクおよび後輪のスプロケット歯数を、半角数字で入れてください。総合ギア比が出ます。
- 計算例
- 内装変速機は3段、クランクスプロケットは39T、そして後輪スプロケットは15Tの場合、総合ギア比は1速が1.91、2速は2.6そして3速は3.54となる。
参考資料
ギア比表:ギア比の計算結果によって、ギア比に対応する歯数を選ぶ。
多段ギア比 計算器:多段のギア比を一括して計算する。
多段走行速度 計算器:多段のギア比に対応する走行速度を一括して計算する。