概要
外力または運動と反対の向きに接触面に働く力。
ブレーキ
ブレーキパッドとリム(またはブレーキローター)間の摩擦力。
タイヤ
タイヤと路面の摩擦力を式で表すと、
タイヤと路面の摩擦係数は、タイヤ材質(天然ゴムまたはブチルゴムなど)、タイヤ圧力、路面の材質(アスファルトまたはコンクリートなど)、路面の状態(乾、湿及び起伏など)および走行速度などに依存する。
タイヤが路面との間で滑り始めると動摩擦力となり、それは静摩擦力より小さい。
オフロードにおいては、タイヤの突起と地面の引っ掛かりが影響するので、グリップという用語も使われる。
コーナリング
コーナリングでブレーキをかけると、コーナリングの横方向力にブレーキ掛けによる前方向の力が加わり、その合力が摩擦力より大きいと、滑って転倒する可能性がある。
言い換えると、コーナリング時には摩擦力の多くが横方向の力として使われているため、ブレーキングに残された摩擦力は少なく、従ってブレーキをかけると滑りやすい。
安全上、必要ならコーナリングの前にブレーキをかけ、コーナリング時にブレーキをかけないことが望ましい。
コーナリング時の横方向の力は、速度の2乗に比例し、回転半径に反比例する(半径が小さいほど力は大きい)。