自転車用語 (c)
c-c、C-C(center to center)
芯芯間の(距離)。例えば、BB芯から上管(トップチューブ)芯間の(距離)。
c-t、C-T (center to top)
中心から上面まで(の距離)。主に、ボトムブラケット(BB)芯から上管(トップチューブ)上面またはシートラグ上面まで(の距離)を表す。なお、芯芯間はc-cまたはC-Cと表す。
ケーブルアジャストボルト (cable adjustment bolt)
ケーブルアジャスター に対するシマノ用語。バレルアジャスターおよびアジャスティングバレルとも呼ばれる。
ケーブルアジャスター (cable adjuster、cable tension adjuster )
ブレーキまたはディレイラーのロープ(ケーブル)の張力を調節する外ねじの付いた中空(ロープが通る)の小さなつまみ状の部品。
アウター(ケーブルハウジング)の端部と連結する。左に回すと、張力が大きくなると同時にロープが回したねじだけ短くなる。1/4~1/2回転毎に状況を見る。
バレルアジャスター、アジャスティングバレルおよびケーブルアジャストボルト(シマノ)とも呼ばれる。

- ディレイラーロープの場合:
前後ディレイラー共に、左に回す(ロープを張る)と大スプロケットへチェーンが移行しやすくなる。
右に回す(ロープを緩める)と小スプロケットへチェーンが移行しやすくなる。大スプロケットへの移動が迅速でない場合は、左に回す。 左に回すと、前ディレイラーの場合は前ディレイラーケージが外側へ動く(外側に大スプロケットがある)、そして後ディレイラーの場合は 後ディレイラーケージが内側へ動く(内側に大スプロケットがある)。
アウターの途中に付けるインラインアジャスターもある。
ケーブルキャップ (cable cap)
ブレーキ又は変速機のケーブル(ロープ)の端がほつれないように、ロープ端にかぶせてつぶす長さ8mm程のキャップ。ブレーキロープ(外径1.5mm又は1.6mm)用と変速機ロープ(外径1.2mm)用がある。カラーキャップもある。
ケーブル エンドキャップとも言う。
メーカーは、BBB Cycling 、Jagwire 、など。
ケーブルクランプ (cable clamp)
ブレーキなどのロープ(ケーブル)の入ったアウターをフレームの上管(トップチューブ)などに固定するためのクランプ(締めつけ具)。クランプに付属のねじを回すことによって、クランプを締付けて固定する。
アウターバンド及びケーブルハウジングクランプとも言う。
メーカーは、ヨシガイ 、Tektro 、など。
ケーブルコネクター(cable connector)
ブレーキ及びディレイラーのケーブルを結合及び分割をする部品。
ケーブルスプリッターとも言う。ブレーキ用とディレイラー用では穴の径が異なる。
輪行のときにフレームを前後に分割するときなどに使われる。
メーカーは、Bruce Gordon Cycles 、da Vinci Designs 、Thorn Cycles 、など。
ケーブルカッター (ワイヤーカッター、cable cutter)
ブレーキおよびディレイラーのケーブル(ロープ)またはアウター(ハウジング)を切断するための工具。ペンチのように手で握って切る。ケーブルカッターで切るとロープがほつれない。
切断片が飛ぶこともあるので、安全めがねをかけるか、または透明な樹脂袋の中で切るのが望ましい。
ディレイラーケーブルのアウターを切った端面はやすりで平坦に仕上げる。穴の端部は先の尖ったやすりまたはきりなどで突起がないように仕上げる。 SISなどのアウターを切る場合は、不要のロープを通して同時に切断するときれいな端面となることがある。 ほつれないようにするためのケーブルキャップがある。
メーカーは、シマノ 、Alligator Cables 、Avenir 、BBB Bike Parts 、Birzman 、Felco 、Jagwire 、Lifu Bicycle(IceToolz) 、Park Tool 、Pedro's 、PRO 、Tacx BV 、
Weldtite Products 、など。
ケーブルディスクブレーキ (cable disc brake)
ブレーキレバーからディスクキャリパーへの力の伝達手段としてケーブル(ロープ)を使う、機械式ディスクブレーキのこと。
ケーブルエンド (cable end、cable end cap)
ロープ(ケーブル)の両端に付ける金具。一般には、たいこなどの固定金具を指す。
ケーブルグルーブ (cable groove)
ケーブルガイド (cable guide)
写真の部品(樹脂製)は左右2箇所の溝がある。ロープ案内と同じ。
ケーブルハンガー (cable hanger)
カンティ(カンチ)ブレーキなどのアウターを固定するために使われる。前輪ブレーキ用(フロントケーブルハンガー)および後輪ブレーキ用(リアケーブルハンガー)がある。
フロントケーブルハンガーはヘッドセットスペーサーを1個外して、その後に付ける形などがある。
リアケーブルハンガーはシートクランプのボルトに固定する形などがある。
ケーブル引き比 (cable pull ratio)
ディレイラーの横方向の動き距離(スプロケット間隔)とシフターによるロープ(ケーブル)の動き距離の比。ケーブル引き比が異なると互換性がない。シフト比と同じ。
ケーブル引き距離 (cable pull、cable pull distance)
| 6段 | 7段 | 8段 | 9段 | 10段 | 11段 | |
| シマノ | 3.2 | 2.9 | 2.8 | 2.5 | 2.3 | |
| カンパニョーロ | 3.5 | 3.0 | 2.8 | 2.6 |
ケーブル引き量とも言うが、量ではなく距離。
右表に段数に対応した後デイレイラーの引き距離[mm]を示す。
ケーブル引き量 (amount of cable pull)
ディレイラーを作動させるために必要とするロープ(ケーブル)の引き距離。ケーブル引き距離 とも言う。前デイレイラー及び後デイレイラーは引き距離は等しい。
ただし例外として、シマノの11段カセット用のデイレイラーに関しては、前デイレイラーの引き距離は後ディレイラーのそれと異なっている。
ロープの引き距離に対するディレイラーの横方向の動き距離の割合は、シフト比と言う。
ケーブルハウジング (cable housing)
アウター(和名)を意味する英語名。
ケーブルハウジングカッター (cable housing cutter)
ケーブルハウジングを切断するための工具。ケーブルカッターが使われる。
ケーブル錠 (cable lock)
概要
錠に固定されていて先端に連結金具の付いたワイヤーロープを錠に差し込んで環状とする持ち運び式の錠。ケーブルロック又はワイヤーロックとも呼ばれる。
一般に、ロープを後輪リムおよびフレームに通して固定し車輪が回らないようにする。路面に固定された金属棒などにフレームを固定することもできる。





仕様
(1) フレームに傷をつけないようロープにはビニル、ナイロン又は着色シリコンゴムなどのカバーが付いている。
(2) かぎ(鍵)でかける形及び4桁又は5桁などのダイヤルでかける形がある。(3) 人工の葉を付けて蔦のよう見せた形がある。
(4) 使わないときは、立管(シートチューブ)の中に押し込んでおく形がある。
(5) ボタンを押すと本体に細いケーブルを自動的に巻き込む形がある。
メーカー
ゴリン 、斉工舎 、ABUS 、Avenir 、Henry Squire & Sons 、Ingersoll-Rand(Kryptonite) 、Knog 、
Louis Garneau 、Master Lock 、OnGuardLock 、Oxford Products 、Real Locks & Security 、Serfas 、Solgaard Design 、Trelock 、など。
ケーブル固定ボルト (cable fixing bolt、anchor bolt、cable anchor bolt)
ケーブルロック (cable lock)
ケーブル錠のこと。
ケーブルみぞ (cable groove)
ドロップハンドルに設けた、アウターを埋めるためのみぞ。ハンドルテープを巻いた後の美観および握り感覚を良くすることを意図している。伝統的なドロップハンドルには、アウターみぞはない。単みぞ(シングルグループ)および複みぞ(ダブルグループ)がある。
単みぞはブレーキアウターを受け入れる。 複みぞはブレーキおよびシフターのアウターを受け入れる。断面形状は真円でないため、少しは強度が低下する。みぞ位置は、ブレーキレバーからアウターが出る位置と整合していなければならない。
ケーブルスプリッター (cable splitter)
BTCを使った分割式フレーム及び折りたたみ自転車に使って、ブレーキロープ(ケーブル)及びディレイラーロープを分割できるようにしたロープの継手。
メーカーは、Bruce Gordon Cycles 、da Vinci Designs 、など。
ケーブルストレッチャー (cable stretcher)
ローププラーのこと。
ケーブルストップ (cable stop)
アウター受けと同じ。
CAD (コンピュータ支援設計、computer-aided design)
コンピュータ援用設計又はそのシステム。コンピュータ支援設計とも言う。
設計ソフトが必要。
左図はScott社がフレームの設計を行っている画面。
右図はRidley社が自転車の設計を行っている画面。
ケイデンス (cadence)
ペダルの毎分回転数。片方のクランクまたはペダルの毎分回転数に等しい。
毎分回転数(1分間に回す数)はrpmという記号で表わされる。
一般に、ケイデンスは50~100rpm。70rpmはエネルギー効率が高い。
80rpm以上の高いケイデンスには、結合ペダルの使用が望ましく、また必要とする。
下に「ケイデンス計算器」を示す。
自転車用語のケイデンスはペダルの毎分回転数であるが、一般用語としてのケイデンスは、調子、リズム、速さ、という意味。
参考
「ペダル回転数の意味」
ケイデンスセンサー (cadence sensor)
サイクルコンピュータにおいて、ケイデンス(クランク毎分回転数)を検知する、センサー。
チェーンステイ又は立管に装着する。クランクの背面に磁石を取り付けて、クランクの移動による磁力線の通過数をセンサーがカウントする。
車輪の回転数センサー(速度センサー)とケイデンスセンサーが一体になったものもある。表示器(ヘッドユニット)へのデータの伝送方式として、有線(ワイヤー)式及び無線(ワイヤレス)式がある。
無線式はボタン電池が必要。
メーカーは、Garmin 、Wahoo Fitness 、など。
ケージ (cage)
次のようなケージがある。一般のケージは檻(おり)及びかごなど、何かを閉じ込めておくもの。
- ディレイラー
ディレイラー ケージ。 - プーリ
プーリ ケージ。 - ボトル
ボトル ケージ。 - 軸受
軸受ケージ 。
ケージ長 (cage length)

| 短 | 中 | 中+ | 長 | |
| シマノ | 50 | 74 | - | 86 |
| カンパニョーロ | 55 | 72.5 | 82 | 89 |

ケージ長は、後ディレイラーにおいて、案内プーリと張りプーリの芯間距離のこと(右図)。
ケージ長の種類として、短(ショート)、中(ミディアム)および長(ロング)がある。それぞれのケージは、短ケージ、中ケージおよび長ケージと呼ぶ。
ケージ長はメーカー及び車種によって異なるが、ロードバイク用の例を表1に示す。
ケージ長が大きいほど、チェーンの弛みを取る能力が大きいため、ディレイラーのキャパシティは大きくなる。
右図において、張りプーリは、短ケージでは距離Sを動くのに対し、長ケージではそれより長い距離Lを動くので、弛みを取る能力が大きい。
ケージペダル (cage pedal)
概要ケージの付いたペダル。SPDペダルにケージが付いた形もある(右端図)。
トウクリップの付いたペダルをケージペダルと呼ぶ場合もある。
用途
主に、マウンテンバイク用のペダルとして使われる。特に、バイシクルモトクロス(BMX)、丘下り(ダウンヒル)およびフリーライドの自転車に使われる。
メーカー
シマノ 、三ヶ島製作所(MKS) 、BBB Bike Parts 、WellGo Pedal's 、など。
キャリブレーション (calibration)
測定基準と比較して、目盛りなどを修正すること。サイクルコンピュータにおいては、タイヤの外周を入力して正しい走行距離が表示されるようにすることをキャリブレーションと呼ぶことがある。
キャリパー (caliper、outside caliper、caliper brake、disc caliper)
- 測定器
外径または内径などを測る測定器のキャリパス(キャリパーの複数形)又はノギス。
リムブレーキ
キャリパーの形をしたキャリパーブレーキ。リムを挟んで制動するリムブレーキのブレーキアーム。- ディスクブレーキ
ディスクブレーキにおいて、ディスク(ブレーキローター)を挟み制動するブレーキ部品(ディスクキャリパー)。
ディスクキパッドが付いている。
キャリパーを動かす方式として、ロープ(ケーブル)で動かす機械式および作動油の入ったブレーキホースとピストンで動かす油圧式がある。
キャリパーアダプター (caliper adaptor)
ディスクブレーキのISマウント(取付け穴芯間距離51mm)のキャリパー座に取付けポストマウント(穴芯間距離74mm)のキャリパーを取付けできるようにするアダプター。
ブレーキローター径などによって形状が異なる。マウントは台または座のこと。材質はアルミ合金など。アダプターを使うと重くなり複雑となるので、最初からキャリパーと合った座の付いた形を選ぶことが望ましい。メーカーは、North Shore Billet 、Trickstuff 、など。
キャリパーブレーキ (caliper brake)
概要

ブレーキシューの付いたキャリパー状の腕を、フレームセット中心の1ヶ所の支点(ボルトなど)で、支持する方式のリムブレーキ。
主にシティ車の前輪ブレーキなどとして使われている。キャリパー(複数形はキャリパス)という測定工具の形状から名づけられている。
発明
1876年に発明され、特許が取られた。
材質
キャリパー材質は、アルミ合金またはCFRP(俗に言うカーボン)など。
リーチブレーキを固定するボルト芯からブレーキシュー中心線までの垂直距離。キャリパーブレーキのリーチは39~95mm。
ショートリーチ39~49mm、ロングリーチ47~57mm、エクストラロングリーチ55~73mm。ただし、メーカー型式によって異なる。
デュアルピボット
ロードバイクに使われるデュアルピボット(キャリパー)ブレーキ は、リーチが短く、かつクイックリリースが付いている。
リコール
(1) SRAM Corp.は、2006~2007年にアフターマーケットで販売したロードキャリパーブレーキが破損して、 フォークまたはフレームから外れることがあるとして約5,400個をリコールした。
(2) Eecycleworksは、2008~2011年に販売したブレーキのアームが破損することがあるとしてリコールした。
メーカー
シマノ 、AX-Lightness 、Campagnolo 、Ciamillo Components 、Eecycleworks 、Hive 、Kurve 、SRAM 、Tektro 、THM Faserverbund-Technologie 、Zero Gravity 、など。
「ブレーキ」
キャリパーブレーキキャリパーピストン (caliper piston)
ディスクブレーキのキャリパーに付いているピストン。ピストンは円筒状。
右図は、キャリパーの模式図。
キャリパーから出ている油圧チューブ(流体ホース)は、ブレーキレバーのマスターシリンダーと繋がっている。
ピストンがブレーキパッドを押し、それがローター(ブレーキローター)を締め付けて制動する。
ディスクブレーキ用のブレーキパッドは、ディスクパッドとも言う。
キャリパス (caliper、calipers)
直接ものさしなどを当てて測ることの難しい部品の内径または外径などを測るコンパス状の測定器。内径を測るものを内キャリパス(インサイドキャリパー)又は内パスそして外径を測るものを外キャリパス(アウトサイドキャリパー)又は外パスという。
キャリパスの先端を部品に合わせて調整ねじで微調整し、その寸法をキャリパーに固定する。
右図のものは調整ねじが付いているが、付いていないものもある。キャリパーの先端をノギスで測定して寸法を知る。ノギスで直接測定できる場合は、キャリパスは必要ない。
キャリパスはキャリパーの複数形であるが、日本では1個でもキャリパスと呼ばれる。
カムコーダー (camcorder)
ビデオカメラとほぼ同義。
キャメルバック (camelback)
給水ホースの付いた、背中などに背負う給水袋。ホースの先端の軟質樹脂製のバイトバルブを噛むと、弁が開き水が出る。水容量は1~3リットル。 バックパックになったもの、バックパックのポケットに入れるもの及びウエストバックにいれるものがある。
ポケットが付いたものもある。ハイドレーションパック と呼ばれることが多い。
一般用語としてのキャメルバックはラクダの背中(バック)のこと。
カメラ (camera)
写真機。写真を撮影する光学機械。語源はラテン語で、部屋・箱の意。静止画のデジタルカメラ及び動画のビデオカメラがある。デジタルカメラには、数分から数10分程度の動画を記録できる機種もある。カメラマウントがある。
カメラマウント (camera mount)
カメラをハンドルやヘルメットなどに取付けるための取付台。カメラを固定する1/4インチねじの付いた形がある。
キャンプ (camp、cycle/bicycle/bike camp/camping)
野宿。野山、海岸、河川敷またはキャンプ場(多くは有料)などに
テントを張って野営すること。
テントなどはパニアまたはトレーラーなどに入れて運ぶ。
炊事にストーブを使うことがある。
「自転車旅行 携帯用品」キャンプ旅行 (camping trip/tour)
カンパ (Campagnolo)
カンパニョーロが略された俗語。
カンパニョーロ (Campagnolo)
人物

Tullio Campagnolo、1901年生まれ。1933年に世界的に知られているイタリアの自転車部品メーカーを設立した人物。1930年にクイックリリース レバーを発明し特許を取った(彼が取った135件以上の特許の最初)。1933年にディレイラーを発明。それ以前は、後輪の両側に歯数の異なるスプロケットが付いていて、後輪を外して左右の向きを変えて変速(2速)していた。競技では、この変速の時間も含まれるので、サイクリストのカンパニョーロは、クイックリリース レバーを発明した。競技には長距離の坂があり、変速が必要であった。
会社

イタリアのビチェンツァ(Vicenza)に本社及び工場がある世界的に存在を知られている自転車部品メーカーであるカンパニョーロ社。カンパニョーロが1933年に設立した。Vicenza工場(従業員350人)の他にMechRom1工場(従業員349人)及び炭素繊維強化樹脂製品などを生産している。MechRom2工場(従業員37人)がある。ロードバイクの部品のみで、マウンテンバイクの部品は作っていない。1989年に参入したが、シマノに対抗できず1994年に撤退した。
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カンデラ (candela)
光源の明るさの度合いである光度の単位。記号はcd。自転車の前照灯の光度の単位としても使われる。
周波数540x1012Hzの単色光源のその方向の強度が(1/683)W/sr(ステラジアン)である光度。
カンデラはラテン語でろうそくの意味。ろうそくの光度は約1カンデラ。
自転車の前照灯の光度は400cd以上でなければならない(JIS C9502、自転車用灯火装置)。
周波数540x1012Hzは緑色に近く、人の目の感度の良い周波数。人の目の特性として、他の周波数は同じ感度を得るためにはより大きな光度を必要とする。
参照 » 明るさの換算(カンデラ→ルーメン)
キャノピー (canopy)

防雨、防寒及び日除けのために、自転車の上に付ける覆い。一般用語としてのキャノピーは天蓋のこと。
骨組みはアルミ合金のチューブなどでできている。
折りたたみできる。
夏の晴天の日には、日除けになるように上部は不透明としている。
個人が DIY(日曜大工)として作ることもある。
横の覆いを巻き上げることができる形がある。
バックミラーの付いた形がある。




メーカーは、Bike Wps 、Cyclo System 、Land Zeppelin 、Light Electric Vehicles 、Nubrella 、など。
カンチブレーキ (カンティブレーキ、canti lever brake、cantilever brake)
概要
リムを締め付けて制動する片持ちのリムブレーキの一種。カンティブレーキとも言う。Vブレーキ(横引き)もカンティレバーなので、それと区別するために中央引き(センタープル)カンチレバーブレーキと呼ばれることもある。
特徴
アーチがないので、幅の広いタイヤおよび泥よけの付いたフレームにも使うことができる。アーム比はVブレーキより小さいが、その分ブレーキパッドとリムとのすき間が大きくとれ、泥詰まりが問題となるオフロードに向いているが、マウンテンバイクには利きの良いVブレーキが使われる。Vブレーキと比べると質量は小さく、パッドすき間は大きくすることが可能。STIシフターを使うことができる。
形式

ロープロファイルブレーキが一般的となっているがワイドプロファイルブレーキ(ハイプロファイル)もある。これは、ブレーキアームがフレームおよびフォークから出っ張っている。
構造
ブレーキシューの付いた左右のブレーキアームは、その下部にそれぞれ独立の支点(取付ボルト)を持つ。ブレーキアーム内部の取付ボルト外部には、ねじりコイルばねが入っており、パッドがリムから離れる方向のばね力が働いている。左右のブレーキアームの上端を山形のロープ(シマノの名称は、リンクワイヤー )で結び、その中央をブレーキレバーからのロープで上に引くとパッドは、ばねに抗してリムに押し付けられる。前輪ブレーキの支点は左右のフォーク、そして後輪ブレーキの支点は左右のシートステイに付ける。
用途
サイクロクロスバイクに使われるので、サイクロクロスブレーキとも言う。クロスバイクおよび旅行車の中にはカンチブレーキを使っているものがある。Vブレーキが出現する前は、マウンテンバイクに使われていた。
パッド間調整
左右のパッド間の距離は、リム幅に応じて20~35mmに調整できる。パッドとリムの間のすき間は、ばね調整ねじで調整する。ロープロファイル形のパッドすき間は1mmが標準。
車輪外し
車輪を外す時は、左右のアームを手で締付けるとアームの溝に入っているロープを外すことができて、パッド間の間隔を広くすることができる。
トウイン
メーカーによって、トウインが調整ができる形及び調整できない形がある。
参照 » ブレーキ
キャップ (cap)
周囲のつばは付いていないが、バイザーの付いている形はある帽子のこと。
キャップ締付工具 (crank cap tool、crank installation tool)
ホローテック IIなどの左クランクのキャップを締め付けるための工具。シマノの商品番号はTL-FC16。締付トルクは0.4~0.7Nm。
キャパシティ (capacity)
前ディレイラー及び後ディレイラーにそれぞれキャパシティがある。
- 前ディレイラー
前ディレイラーがクランクスプロケットの小スプロケットから大スプロケットへチェーンを持ち上げる能力を歯数で表したもの。
- 後ディレイラー
後ディレイラーがカセットスプロケットのチェーンのたるみを取れる容量(キャパシティ)を歯数で表したもの。
「ディレイラーのキャパシティ」ケープ (cape、cycle cape)
袖のない肩掛けマント。男性用、女性用及び男女供用がある。
フードの付いた形及び付いていない形がある。
縦長の反射テープを付けた形がある。防雨のために着用するものは、レインケープと言う。
メーカーは、Cyclette 、Nona Varnado 、など。
カプレオ (Capreo)

概要
小径車専用の部品群に対するシマノの商標。カプレオはギリシャ語で小鹿のこと。
スプロケット歯数
クランクスプロケットの歯数は45Tの1段。カセットスプロケットの歯数は9_10_11_13_15_17_20_23_26Tの9段でカプレロのフリーハブのみに適合する。チェーンはHGチェーン。
レシオ
小径車はロード車に分類されているが、カセットスプロケットのレシオはマウンテンバイクと同じようにワイドレシオとなっている。
OLD
エンド幅(OLD)は前ハブが100mmそして後ハブ(フリーハブ)が135mm。
スポーク
スポーク穴数は24穴、32穴および36穴の3種類。
クランク
クランク長は165mmおよび170mmの2種類。クランクのスプロケットボルト穴のピッチ円直径(PCD)は130mm。
ブレーキ
短いシューのVブレーキ。
キャプテン (captain)
2人で漕ぐタンデムにおいて前方に乗る人。パイロットとも呼ばれる。後方に乗る人はストーカーと呼ばれる。キャプテンはタンデム車の駆動の他、釣合、操縦、変速および制動を含めた自転車の制御を行う。これらはストーカーの意向にも配慮して行う。
カーフリーデイ (car free day)
市などの中心部で自動車は通行できないように定めた日。自転車の通行はできる。自動車の排ガスによる大気汚染及び二酸化炭素の増加を抑制すると同時に交通事故をなくす。自動車から自転車へのモーダルシフトも意図している。
カーボン (carbon、carbon fiber、carbon fiber reinforced plastic)
炭素繊維強化樹脂

本来は炭素のことだが、炭素繊維または炭素繊維強化樹脂(CFRP)のことを、俗にカーボンと言っている。髪の毛が太く見えるほど細い炭素の線(フィラメントと言う)を繊維として織り、エポキシ樹脂のプリプレグを作り何層にも重ね、加熱硬化させると、軽く強い炭素繊維強化樹脂ができる。写真はフィラメントを出荷のために円筒に巻きつけたもの。
炭素
無定形炭素、石墨(黒鉛)及びダイヤモンドの3種の同素体がある。融点・沸点が高く、水及び溶剤に不溶。燃焼すると二酸化炭素になる。同位体のうち質量数12の炭素は原子量の基準とされる。元素記号はC。
カーボンブラック (carbon black)

炭素の微粉末(粉体)。平均粒径は20~120nm(ナノメートル)(0.00002~0.00012mm)。比重は1.7~1.9。タイヤの使用量が最も多い。タイヤのゴムに強度、硬さ及び耐磨耗性を付与するために質量比で約45%添加されている。その他、印刷インキ、トナー、塗料および樹脂着色剤として黒の顔料などとして使われる。
カーボンセラミック (carbon ceramic)
カーボン(炭素繊維強化樹脂)にセラミックの粉末を加えたもの。軽量化のために、ブレーキローターなどに使われる。セラミックは熱伝導及び摩擦係数を大きくするために加える。
カーボンクランク (carbon fiber crank)
軽量化を目的として、炭素繊維強化樹脂(CFRP)で作ったクランク。
Dura-Aceの場合は、剛性および位置精度を得るために、ペダル取付け部およびスパイダーはアルミ合金の骨組みとなっている。スプロケットボルトのPCDは、130mm。クランク長は、170、172.5及び175mm。クランクセットとしてのスプロケット歯数は、52_39T及び53_39T。
カーボンファイバー (carbon fiber)
炭素繊維のこと。炭素繊維を布にすると炭素繊維布となる。炭素繊維布のプリプレグを製品の形状として加熱処理すると、炭素繊維強化樹脂となる。
カーボンファイバー成型 (carbon fiber mold)
炭素繊維(カーボンファイバー)布をエポキシ樹脂と共に型に入れて加熱して成型すること。
参照 » 炭素繊維協会ホームページ
カーボンフォーク (carbon fork)
概要
フォークは爪、ブレード、クラウンおよび操縦管で構成されているが、その内、少なくともブレードが炭素繊維強化樹脂(CFRP、俗にいうカーボン)製のフォークのこと。クラウンおよび操縦管は金属製が多い。アルミ合金クラウンを覆うようにCFRPをかぶせて見かけ上は金属クラウンに見えないものもある。全てがCFRP製のものはフルカーボンフォークと呼ばれる。金属製のフォークよりも相対的に振動吸収性が大きい。
リコール
Specialized Bicycle Components社は、ブレーキスタッドの取り付け部に亀裂(右図の赤矢印)がはいるとして、そのカーボンフォークを装備した自転車14,200台を2011年にリコールした。
カーボンフレーム (carbon fiber frame、carbon composite frame)
軽量化などを目的として、炭素繊維強化樹脂(CFRP、俗に言うカーボン)で作ったフレーム。
剛性は金属フレームと同じように任意に設計できる。欠点は高価なこと。金属と同じく疲労がある。金属より振動吸収性が大きい。プリプレグのエポキシ樹脂を熱硬化させるための加熱炉又は金型を付けた加熱プレス機が必要。
主に、以下のような製法がある。
- 接着接合:CFRPの管を、接合相手管の接合部の形状に合うように切り、接着剤で接着する。接着部にはテープ状の炭素繊維を巻く。
- ラグ接合:CFRPの管をラグ(継手)で接合する。
- 一体成型:CFRPを使い、フレーム全体を一体で成型する。管では困難な、任意の形状のフレームを作ることができる。フレームサイズ毎に、大きな設備を必要とする。
カーボンラミネート (carbon laminate)

炭素繊維強化樹脂(CFRP、俗にカーボンと呼ばれる)をアルミ合金などに積層(ラミネート)すること。ホイールのリムの例では、アルミ合金の1.3mmの壁厚を0.7mmに減らしてCFRPを積層し、強度を上げると同時に軽量化している。リムブレーキパッドがあたる部分は、アルミ合金のまま残している。カーボンラミネートのあるリムはカーボンラミネートリムという。
カーボンペダル (carbon pedal)
本体を炭素繊維強化樹脂(CFRP、俗にカーボンと言われている)で作ったペダル。軽量化を意図している。左右一対の質量は、230~250g。ペダルの種類としては、結合ペダル及び平ペダルなどがある。ペダル軸は、カーボンになっていない。
カーボンリム (carbon rim)

炭素繊維強化樹脂(CFRP、俗に言うカーボン)で作ったリム。クリンチャーリムおよびチューブラーリムがある。
多くはエアロリム(空力リム)となっている。アルミ合金リムに比べて高価ではあるが、軽いために主に競技用の自転車に使われる。アルミ合金リムに比べて剛性を大きくできるので、スポーク数を減らして車輪を軽くできる利点もある。
リムブレーキのブレーキパッドは、カーボンリム用(カーボンリムブレーキパッド)でなければならない。
カーボンリムブレーキパッド (carbon rim brake pad)
カーボンリム用のブレーキパッド。金属リム用のパッドより柔らかい。
カーボンリムセメント (carbon rim cement)

概要
チューブラータイヤをカーボンホイールに接着するためのリムセメント。チューブ入り及び缶入りがある。
接着方法
Continental社によれば、接着方法は次の通り。
- タイヤをホイールに取り付け、少なくとも12時間伸ばす。
- リムセメントをリム及びタイヤのベーステープに薄くつけて、3時間乾かす。
- 2層目のリムセメントの薄い層をタイヤのベーステープにつける。リムには2層目のリムセメントの層をつけてはならない。
- タイヤを装着して最大圧力に加圧する。24時間乾かす。
- 圧力を標準値まで下げ、ホイールを自転車に取り付ける。
カーボンシートポスト(carbon seat post)
支柱(ポスト)を炭素繊維強化樹脂(CFRP、俗にいうカーボン)で作ったシートポスト(サドル支柱)。
カーボンシューズ (carbon shoes)

靴底の材質として炭素繊維強化樹脂(CFRP、俗に言うカーボン)を使った靴。
ペダルへの力の伝達が良いように堅く、かつ軽い。底はバスタブ(浴槽)状にした形が多い。カーボンソールとも言う。
カーボンソール (carbon sole)

カーボン(炭素繊維強化樹脂)製の靴底(ソール)。ペダルへの力の伝達が良いように剛性 が大きく、かつ軽い(剛性/質量比が大きい)。ロードバイク用の結合靴の靴底として使われることがある。底はバスタブ(浴槽)状にした形が多い。カーボンソールを使った靴はカーボンシューズと言うことがある。
カーボンスポーク (carbon spoke、carbon fiber spoke)
概要
リコール
Mavic社は2009年にR-Sys前ホイールのカーボン中空スポークが破損することがあるとしてリコールした。
カーボンホイール (carbon wheel、carbon fiber wheel)

概要
リムが炭素繊維強化樹脂(CFRP、俗に言うカーボン)で作られたホイール。主に、競技用の自転車に使われる。
種類
ディスクホイール、バトンホイール、ワイヤースポークホイール及びエアロホイールがある。
特殊仕様
- アルミ合金とCFRPを複合したリムもある。アルミ合金リムよりも剛性を高くできるのでスポーク数を減らすことができる。
- ブレーキ面に厚さ1mm程度のアルミ合金板又は銅板を貼り付け、耐熱性及び耐磨耗性を向上させた形がある。
- ブレーキ面がブレーキパッドにより磨耗すると、工場で交換できるアルミ合金製のブレーキ面を付けたホイールもある。
スポーク数
メーカー毎のスポーク数を見てみると、クリンチャーリムよりもチューブラーリムが少し多い傾向。
カーカス (carcass、tire carcass)
タイヤのコード と同じ。カーカスは骨組みという意味。タイヤの骨組みはコードで作られている。
カーゴバイク (cargo bike)
カーゴサイクルとも言う。荷物自転車と同じ。カーゴは積荷のこと。
カーゴサイクル (cargo cycle)
荷物自転車と同じ。カーゴバイクとも言う。カーゴは積荷のこと。
キャリア (carrier、bicycle carrier)

- 自動車
自転車を自動車で運ぶために、自動車の屋根またはトランク後部に自転車を支持固定するための器具。 自転車キャリアとも言う。 - 荷台
自転車の荷台(前荷台および後荷台)のこと。ラックともいう。 - ローター
自転車のブレーキローターのローターキャリアーのこと。
カートリッジBB (cartridge BB、cartridge bottom bracket、BBユニット)

本体(外殻)、クランク軸、左右の密閉軸受および固定用ねじ付きリングが一体となったボトムブラケット(BB)。
BBユニットとも呼ばれる。
本体右には、フレームのポトムブラケットシェル(BBシェル)に固定するねじが付いている。左は固定用ねじ付きリングで固定する。
ねじは1.37(inch)x24tpi(ISO)およびM36x24tpi(イタリアン)の2種類がある。ISOは左が右ねじそして右が左ねじとなっている。
イタリアンは左右とも右ねじとなっている。クランクと連結するクランク軸端の形状としては、四角テーパ(右写真)およびオクタリンク(左写真)などがある。
軸長は、107、110、113、118及び122mmなど。
軸受がBBシェルの外に付く形は、イクスターナルBB(外部BB)またはアウトボードBBと呼ばれる。
カートリッジベアリング (cartridge bearing)
カートリッジ軸受のこと。
カートリッジボトムブラケット (cartridge bottom bracket)
カートリッジBBと同じ。
カートリッジ軸受 (cartridge bearing)

軸受を構成している(上手矢印左より順に)外輪、保持器、内輪、および転動体(玉、ころまたは針)を一体として組み付けた軸受。

グリースの漏れおよび異物の侵入防止のためのシールまたはシールドが付いている形が使われる。
工業用に使われている軸受は全てカートリッジ軸受であるためカートリッジという語は使わないが、自転車にはカップアンドコーン軸受も使われているので区別するために使われることがある。
カートリッジパッド (cartridge pad、cartridge brake pad)
カートリッジシュー のパッドホルダーに付けて使用するパッド。パッドが磨耗すると、パッド交換ができる。パッドには溝が付いており、溝でリムの水を排除する役割及びパッド磨耗のゲージの役割がある。溝がなくなればパッドを交換する。
カートリッジシュー (cartridge shoe、cartridge brake shoe)
パッドを交換できるようにしたブレーキシュー。ブレーキパッドが磨耗すれば、新しいパッドと交換できる。右用と左用がある。パッドをシューの長手方向から差込み、止めねじ(ロード車用キャリパーブレーキ)または止めピン(マウンテンバイク用Vブレーキ)で固定する。
ケーシング (casing、tire casing、cable casing、cable housing)
- タイヤ
空気タイヤの本体(骨組)。2~5層のナイロン、ポリエステル、ケブラー(アラミド繊維)または木綿の繊維で出来ている。コードとも言う。 - 案内チューブ
ブレーキまたは変速機のロープ(ケーブル)を案内する特殊チューブ。アウターまたはハウジングとも言う。
カセット (cassette)
カセットスプロケット の略語。
カセットボディ (cassette body)
フリーハブボディのこと。少数のメーカーが使っている用語で、一般的でない。カセットスプロケットを取付ける(フリーハブ)ボディという意味。
カセットコグ (cassette cog)
後輪のカセットスプロケットの俗称。コグは歯車の歯のことであるが、スプロケットの意味として誤使用されている。
カセット幅 (cassette width)
カセットスプロケットの幅。
カセットハブ (cassette hub)
カセットの付いたハブ。カセットスプロケットの取り付けができるスプラインの付いたフリーホイール部(フリーハブボディ)を持つ後輪ハブが一般的。フリーハブとも言う。
カセットロックリング (cassette lockring)
カセットスプロケット を フリーハブボディ に固定するためのリング。内側に12歯のスプラインそして外側にフリーハブボディに固定するための右ねじが付いている。カラーのロックリングもある。工具としては、カセットロックリング工具を使う。締付トルクは、ロックリングに刻印されているが、30~50Nm。
カセットロックリング工具 (cassette lockring tool)

カセットスプロケットのスプラインの付いたロックリングの取付・取外しのための工具。回すためのレンチが必要な形及びハンドルの付いた形がある。軸に対するガイドピンが中央に付いた形がある。両側にスプラインがあり片方はシマノのスプラインそして他方はカンパニョーロのスプラインとした形がある。
カセット磨耗指示器 (cassette sprocket wear indicator)

シマノのHG及びIGカセットスプロケットの歯の磨耗を点検する工具。点検できるスプロケットの歯数は、12~21T。点検器のチェーンをスプロケットに掛けて、ハンドルを駆動方向に力を入れて押す。テストローラが歯のへこみで自由に動けば、まだスプロケットは使える。テストローラが歯の中へ軽く動かなければ、歯の磨耗が大きくスプロケットは交換する必要がある。交換しないと、そのうちに磨耗の進行によって歯飛びを起こして駆動ができなくなる。
カセットスペーサー (cassette spacer)

カセットスプロケットにおいて、スプロケット間隔を設定するためにスプロケット間に入れる環状の部品。メーカー、段数およびチェーン外幅などにより、スペーサーの形状および厚さは異なる。
カセットスプロケット (cassette sprocket、CS)

概要
後輪の複数のスプロケットを歯数の順に互いに組み付けてカセットとして、後輪ハブ(具体的には、フリーハブボディ)への取付けを容易にしたもの。
用途
構造

スプロケット間の間隔は円環状のカセットスペーサーを入れて設定するのが一般的である。フリーハブボディとかみ合ってトルク伝達ができるように中央穴にスプラインが付いている。画像は12歯のスプライン。軽量化のためにCNC工作機械を使ってアルミ合金ブロックから切り出した形があるが、スプロケットの交換はできない。
配置
スプロケットの配置は次のようにする。大スプロケットより小スプロケットへ、次々と隣の歯先を結んでいった軌跡が、ら旋を描くように配置する。
レシオ
ロードバイク用のように最大歯数の小さいスプロケット群は、最大と最小の歯数差が小さくクロウスレシオ(歯数が接近した)と呼ばれる。マウンテンバイク用のように最大歯数の大きいスプロケット群は、最大と最小の歯数差大きく(広く)、ワイドレシオと呼ばれる。スプロケット群の輪郭は円錐形をしている。円錐頂角は最大歯数が小さいと(クロウスレシオ)小さく、最大歯数が大きいと(ワイドレシオ)大きくなる。円錐頂角が異なると、それに対応して後ディレイラーの傾き角も異なる。傾き角(スラント角)はクロウスレシオ(ロードバイク)用が30°そしてワイドレシオ(マウンテンバイク)用が45°となっている。
段数
1段(単速、シングルスピード)、6段、7段、8段、9段、10段及び11段カセットがある。
材質
スプロケットの材質は、アルミ合金及びチタン合金など。耐摩耗性向上のために、アルミ合金にセラミック、テフロン又は窒化チタン(TiN)をコーティングしたものもある。
質量
カセットスプロケットの質量は歯数構成で異なり、10段 Dura Ace は180~310g、 Ultegra は230~310gそして9段の Tiagra は220~260g。
工具
カセットロックリングの取付・取外し工具としてカセットロックリング工具及びスプロケット抜きがある。
参照 » 後輪スプロケット
カセットレンチ(バイスウイップ、cassette wrench、Vice Whip)

後輪スプロケット群(カセットスプロケット)のロックリングを緩めるときに、スプロケットの歯をジョー(掴む部分)で掴んでカセットスプロケットがフリーホイールで回らないよう保持しておく工具。商品名はバイスウイップ。握りを握るとジョーはスプロケットに固定される。スプロケットを掴んだ状態でカセットレンチによりホイールを持上げることも出来る。適応できるスプロケットの歯数は、11T~23T。主に、自転車店用で、個人用にはスプロケット抜きがある。
キャスター角 (caster angle)
操縦管(ステアリングコラム)が水平となす角度。フレームの頭管が水平と作る角度であるヘッド角と等しい。67~76度。
CCD (Charged Coupled Device)
撮像素子。画像をデジタル信号に変換するセンサー。
ビデオカメラなどに使われる。
サイズは 6.2 x 4.6mm 、8.8 x 6.6mm 及び 17.3 x 13.0mm など。
CdA (CdA)
空気抵抗の対象とするホイール、自転車および乗員などの形状係数(抵抗係数)Cdと前面投影面積Aの積CdA。この値が小さいほど空気抵抗が小さい。Cdは無次元数そしてAの単位はm2なので、CdAの単位はm2となる。例えば、タイムトライアルの乗車姿勢およびタイムトライアルヘルメットは、CdAの値が小さくなるように設計されている。CdAは風洞 で計測する。
乗員と自転車を合わせたCdAの値は、体形および自転車の違い等により差があるが競技者の体形でスキンスーツを着て対応する自転車で走った場合、 ロード競技車でロードヘルメットを付けてドロップハンドルで走る場合はCdA=0.30そしてタイムトライアルバイクでタイムトライアルヘルメットを着けてエアロバーのハンドルで走る場合はCdA=0.23という一つの測定データがある。
ホイール前後2輪のCdAの実測値を右図に示す。リム高さが大きいほど、CdAは小さくなっている。
屋内自転車競技場を使って、走っている状態でのCdAを測定する有料のサービスをしている会社がある。 自転車にはANT+に対応した動力計及び速度センサーを付ける。空気温度、気圧及び湿度などもテストを制御しているコンピュータに入力する(右端図)。
CEN (Comité Européen de Normalisation、European Committee for Standardization)
欧州標準化委員会。電気(CENELEC) 及び通信(ETSI)を除く全ての経済分野の欧州標準及び技術仕様を作成する。
メンバー国はオーストリア、ベルギー、ブルガリア、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、
イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スペイン、スエーデン、スイス、トルコ、イギリスなど。
CENホームページセンター (middle sprocket)
中間スプロケットに対応するカタカナ語。英語ではセンター(中心)とは言わずミドル(中間)と呼ばれる。
センターゲージ (wheel dishing gauge、dishing gauge)
概要
リムの左右の中心がハブのロックナット間距離の中心に来ているか調べる測定器。弓形(山形)の本体の中央に距離ゲージが付いている。
使い方
本体(山形の両足)をリム側面に乗せ、中央のゲージがハブのロックナット面に接するまで下ろす。
車輪の左右でゲージ位置が等しければ、中心が出ている。
リムはスポークのニップルを締めた方に動く。右スポークの全ニップルを均一に締めると、リムは右に動く。また、左スポークの全ニップルを均一に緩めても、リムは右に動く。この原理で芯だしをする。
メーカー
箕浦 、ホーザン 、Park Tool 、Tacx BV 、Unior 、Weldtite Products 、など。
センターギア (middle sprocket)
クランクスプロケットの中間スプロケット(ミドルスプロケット)を表す和製英語。何かが3つ並んでいる真中はミドルと言う。ギア(歯車)とスプロケット(鎖車)は異なる部品なので、不適切な用語。
大、中間および小スプロケットの3個のスプロケットの内で、中間スプロケットは最も多く使われる。センターロックローター (Center Lock rotor)
センタープルブレーキ (center pull brake、centerpull brake)
カンティブレーキまたはカンチブレーキともいう。
メーカーは、シマノ 、ヨシガイ 、Cane Creek 、SRAM(Avid) 、など。
センターリッジタイヤ (center ridge tire)
リッジは尾根のこと。
マウンテンバイクなどに使われる。
硬い地面及び舗装路での転がり抵抗を減らす意図がある。
しかし、現実はトレッドスクワームによるエネルギー損失がある。
センタースリックタイヤ (center slick tire)
タイヤ中央部はスリック(滑らか)で、肩の部分は溝または突起などの模様のあるタイヤ。スリックセンタータイヤまたは猫足タイヤとも言う。
センタースタンド (center stand)
中央スタンド。駐車時に自転車が倒れないよう、中央部に付けるスタンド。中央部とは、ポトムブラケットの下またはチェーンステイ前部。
1本中央スタンドと両立中央スタンドがある。両立中央スタンドは自転車を垂直に停められる。
元々はオートバイ用語。
メーカーは、Gebr. Pletscher 、など。
センターロック (Center Lock 、Centerlock)
ディスクブレーキにおいてブレーキローターをセンターロックハブに取付けるシマノ特許の方式名。ハブより出たブレーキローター取付用のスプライン軸にスプライン穴のあるブレーキローター(右図)を入れて、ロックリングで固定する。
取り付けには、ロックリング工具を使う。
センターロックアダプター (Centerlock adapter/adaptor)
車輪のハブのディスクブレーキのブレーキローター台座(マウント)に関し、シマノのセンターロック台座を6穴ボルトのローターが使えるように変換するアダプター。
センターロック座に対応するスプライン及びローターの6穴が入るピンの付いたピンリングA(アダプター)並びにハブの内ねじに対応する外ねじの付いたロックリングBでローターを挟む。
ロックリングBには工具用のスプラインが付いているので、ロックリング工具で回して固定する。
6本の固定ボルトをねじ込む必要がないので、取り付けは容易である。メーカーは、シマノ 、DT Swiss 、Edco Engineering 、Trickstuff 、など。
センターロックハブ (Centerlock hub)
ローター取り付けのためのスプラインが付いている。
前輪ハブおよび後輪ハブがある。
メーカーは、シマノ 、など。
センチュリーライド (century ride、century、century run)
センチュリーランと同じ。
センチュリーラン (century run、century、century ride)
概要
センチュリー(100)の距離および決められたルートを1日(8時間など)で走る競技ではなくサイクリングの大会。
センチュリーライドまたは単にセンチュリーとも呼ばれる。
主催者
サイクリングクラブおよびサイクリング協会など。
距離
センチュリー(100)に対する単位としては、次の2種類(マイルおよびキロメートル)がある。
(1) マイル (マイルセンチュリー又はアメリカンセンチュリー) 100 mile = 約160km
(2) キロメートル (メトリックセンチュリー) 100 km
なお、センチュリーの半分はハーフセンチュリーそして倍はダブルセンチュリーと呼ばれる。
携帯用品要
予備チューブ、最小限の工具、携帯空気入れ(フレーム空気入れ又はミニ空気入れ)および水筒(ボトル)などを持っていくことがある。
セラミックボール (ceramic ball)
窒化珪素(Si3N4)で作った玉(ボール)。用途は、ハブ、ボトムブラケット、ディレイラープーリなどの軸受。ただし、鋼球に較べると高価なためにあまり使われていない。特徴は、
(1) 鋼球より約40%軽い。
(2) 潤滑油が少なくてよくかつ温度上昇が少ないので潤滑油の劣化が少ない。
(3) 鋼球よりも硬く磨耗が少ないので寿命が長い(ビッカース硬さで鋼球の約2倍の硬さ)。
(4) 表面は滑らかなので摩擦損失(転がり抵抗)が少ない。
セラミックコーティング (ceramic coating)
溶融セラミックを噴霧してリムなどに塗布(コーティング)すること。塗布した表面を耐摩耗性及び耐熱性にできる。
膜厚は0.2~0.3mm。
アルミ合金リム及びカーボンリムなどに適用できる。
セラミックコーティングをしたリムはセラミックリムと呼ばれることがある。
セラミック軸受 (ceramic bearing)
概要
窒化珪素(Si3N4)セラミックスを少なくとも転動体(セラミックボールなど)に使った軸受。
左写真は軸受内部の保持器およびセラミックボール(玉)。
外輪及び内輪もセラミックにした軸受(フルセラミック軸受)もある。
転動体はセラミック製で外輪と内輪が鋼製の軸受はハイブリッド軸受と呼ばれることがある。
用途
セラミック軸受を使ったハブ、ボトムブラケットおよびプーリがある。
特徴
良質のセラミック軸受の特徴は:
1. 鋼球軸受より軽く加速性が良い(セラミックボールは鋼球より約40%軽い)。
2. グリース等の潤滑油が少なくてよく、かつ温度上昇が少ないので潤滑油の劣化が少なく寿命が長い。
3. セラミック球は鋼球よりも硬く磨耗が少ないので寿命が長い(ビッカース硬さで鋼球の約倍の硬さ)。
4. セラミック球の表面は滑らかなので、摩擦損失(転がり抵抗)が少なく、軽く回ると同時に発熱が少ない。走行速度30km/hにおいて動力は約0.5W少ない。
5. セラミック球は真円度が大きく、かつ表面が滑らかなので振動が少ない。
6. 高価。
メーカー
American Classic 、Boca Bearing 、CeramicSpeed 、など。
セラミックリム (ceramic rim、ceramic coated rim)
アルミ合金リムにセラミックコーティングを施したリム。ブレーキパッドとの摩擦力(特に雨に濡れたとき)の向上およびリムの磨耗の減少を意図している。
欠点はパッドからの熱伝導が悪いこと、高価なことおよびブレーキパッドの磨耗が早いこと。セラミックコーティングが無ければ、摩擦熱はリム全体に伝導され放熱されるが、セラミックがあると熱の絶縁体となりアルミ合金リムへの熱伝導が阻害されブレーキパッドの温度が上がりるためパッド表面が溶ける。 そのため、パッドはセラミックリム専用のものが必要。
セラミックス (セラミック、ceramics、ceramic)
陶磁器。セラミックとも言う。セラミック軸受がある。
セラミックスより割れにくい繊維強化セラミックスがある。
右図はセラミックスの粉体。
日本セラミックス協会CFRP (Carbon Fiber Reinforced Plastic)
炭素繊維強化樹脂を表す英語用語の頭文字。俗にカーボン製と言われるフレームやフォークの素材の正式名の記号。CFRPの利点は、高張力、低密度(軽さ)、耐疲労性、耐蝕性および振動吸収性など。身近なものでは、釣竿、ゴルフクラブおよびテニスのラケットなどに普及している。
チェーン (chain)
チェーンは、駒(リンク)をピンでつなぎ合わせて、無端(エンドレス)にした鎖。クランクスプロケットおよび後輪スプロケットに掛けて、動力を伝達する。
歴史
初期の自転車は前輪に付けたペダルで駆動していた(ハイホイーラー)。1876年に、チェーンとスプロケットで後輪を駆動する方式が現れて、前輪と後輪の間に腰掛けることができるようになり、乗り心地および安定性が向上した。
ピッチピンとピンの距離は、チェーンのピッチと言う。自転車用チェーンのピッチは、12.7 mm。
長さ
チェーンの長さは、駒数(リンク数)で表す。市販している状態でのリンク数は114リンクが多い。
伝動効率
潤滑油を使用した状態でのチェーンの伝動効率は、メーカー及び型式によって異なり、95~98%。
軽量化
プレートにスリット又は丸穴2箇を設けかつ中空ピンを使って軽量化した形及びがある。
コーティング
質量
224~308g/114リンク。
互換性
9速および10速のチェーンは、歯厚の薄くなったスプロケットに対応するようになっているので、5速~7速のチェーンと互換性がない。
ただし、9段のカセットスプロケットは、8速のチェーンを受け入れることができる。
非対称チェーン
シフトしやすくするために左右非対称にした非対称チェーンがある。
着色チェーン
BMXバイクなどに使われることのある着色チェーン(カラーチェーン )がある。
伸び
チェーンは磨耗によって伸びる(チェーン伸び)。チェーン伸び率が1%を超えると新品と交換することが望ましい。 伸びを測定する工具としては、チェーンチェッカー がある。
上質のチェーンは焼入れによって硬くする。
洗浄
チェーンを洗浄する道具として、チェーンクリーナーがある。その他の伝動
チェーンを使わない伝動方式として、シャフト駆動 及びベルト駆動がある。
駆動列
チェーンなどの
作品
(1) 廃チェーンで作った深い鉢(ボウル)がある。
(2) 廃チェーンを溶接して作った犬がある。目及び鼻以外は舌もチェーンで出来ている。
メーカー
シマノ 、和泉チエン 、BBB Bike Parts 、Campagnolo 、Full Speed Ahead 、GoldStar Industries 、Interloc Racing Design 、KMC Chain Industrial 、Marwi 、Mavic 、
Octane One 、Rotor Bike Components 、SRAM 、Sun Race 、Taya Chain 、Token Products 、Yaban Chain Industrial 、Wippermann など。
「チェーン」チェーン案内 (chain guide)
変速のために前ディレイラーにおいて、チェーンを案内してクランクスプロケット
間で移動させるためのケージ。外プレート及び内プレートで構成している。
ダウンシフトのときは外プレートでチェーンを左に押して内側のスプロケットに落とす。
アップシフトのときは内プレートでチェーンを右に押して外側のスプロケットへ押付け、そのスプロケットの歯がチェーンを引き上げる。
案内(ケージ)の形状は、それが必要とするスプロケット歯数のレンジ(キャパシティ)によって異なる。
そのため、ロード2段用、ロード3段用およびマウンテンバイク用では形状が異なる。
チェーンガイドまたはチェーンケージとも言う。
チェーンブレーカー (chain breaker)
チェーン切り のこと。
チェーンケージ (chain cage)
チェーンガイドと同じ。
チェーンケース (chain case、chaincase)
外装変速機の付いているチェーンには使えない。単速および内装変速機の自転車に使われる。 チェーンの上部など一部を覆うものはチェーンガードと呼ばれる。チェーンの上部を覆っただけでは、スカートおよび長ズボンの裾はチェーンの潤滑油で黒く汚れる。
材質はポリプロピレン及びABS樹脂など。
メーカーは、Hesling 、など。
チェーンキャッチャー (Chain Catcher)

パリ-ルーべなどの悪路(石畳)のあるロード競技で、チェーンが振動して変速時に外れるのを防止することを意図している。
直付け式およびクランプに直付けの座が付いた形式のディレイラーに取付できる形が多い。
材質はアルミ合金及びチタン合金など。質量は10gなど。 陽極酸化により着色して、5色の種類を用意しているメーカーがある。
クランプの付いた形及びボトムブラケットカップに取り付ける形もある。Di2用もある。
3Dプリンタでチタン合金粉末を焼結して作った中空の製品がある。
メーカーは、Aceco Sport Group(K-Edge) 、Ken Chang Ind. 、New Ultimate 、Race Ware 、Rotor Bike Components 、など。
チェーンチェッカー (chain checker)
概要
チェーンのピン等の磨耗によるチェーン伸び率を測定する器具。チェーン磨耗指示器及びチェーン磨耗ゲージともいう。
伸び率
伸び率によりチェーンの交換時期を知る。伸び率が1%を超えるとチェーン交換が望ましい。
方式
例えば、次のような方式がある。
(A) チェッカーの先端下およびレバーの下にピンが付いており、このピンをチェーンのローラー間(10リンク)に入れる。 レバーを回転が止まる位置まで回すと、伸び率表示窓に伸び率が現れる。
(B) チェーンの10リンクのローラー間に入れたとき、一方は0.75%の伸びに対応する長さとなっており、他方は1.0%の伸びに対応する長さとなっているゲージ。
(C) 端の爪がローラー間に入ればチェーンは磨耗して伸びており、新品との交換が必要。
(D) 2本のピンをチェーンのローラー間に入れる。ダイアルを回すとピン間距離が大きくなり、それに応じた伸び率をダイアルの目盛りから読み取る。
(E) 20リンクのローラー間に入れたとき、チェッカーとチェーンの間に隙間があれば使用できる。
右図はチェッカーがチェーンに接して隙間がないので磨耗寿命がきている。
(F) ディジタル表示する形。
何れもチェーンのローラの内側間の距離を測定するので、ローラ表面の磨耗およびローラとブッシュ間の磨耗が誤差として入る。
ローラーとブッシュ間も磨耗するが伸びには影響しない。
メーカー
シマノ 、BBB 、Birzman 、Rohloff AG 、Feedback Sports 、Lifu Bicycle 、Park Tool 、 ProGold 、Weldtite Products 、Wippermann 、など。
参考
「チェーンチェッカー」
チェーン張力 (chain tension)
チェーンに働く張力(テンション)。静止時の張力(チェーンのたるみ)およびペダル駆動時の張力がある。
参考
「チェーン張力」
チェーンクリーナー (chain cleaning tool、chain cleaner)

仕様
チェーンを外すことなく洗浄できる器具。Barbieriが1983年に特許を取ったのが始まり。
チェーンの洗浄剤をチェーンクリーナーと呼ぶことがある。
洗浄剤容器にはディグリーサーなどの洗浄剤を入れる。
構造
容器の中に設けたチェーンの上下に来る回転ブラシなどで構成されている。
たるみ側(下)のチェーンを挟み、自転車のクランクを逆回転させて容器の中をチェーンを通過させる。チェーンの動きで回転ブラシが回転する。
この器具を使わず手ブラシとトレーなどの容器で清掃することもできる。
メーカー
BBB Bike Parts 、Filzer 、Finish Line Technologies 、Hostettler(ixs) 、Lifu Bicycle 、Park Tool 、Portland Design Works 、Weldtite Products 、など。
チェーンクリップ (chain retaining clip)
チェーンの外リンクピンの溝に差し込むことにより外プレートを固定するばねクリップ。
マスターリンクを組み立てるときは、マスターリンクの2個のピンを前後の内リンクのブッシュにそれぞれ入れて、ブッシュから出たピンに外プレートを入れ、溝にクリップを入れることにより内リンクを連結する。
クリップを外すときはラジオペンチを使う。クリップはばね鋼で作られている。チェーンカバー (chain cover、chainguard、chain guard)
- チェーンガード

チェーンガードのこと。
チェーンによるズボンや長いスカートの裾などの汚れおよび噛み込みを防止を意図したチェーンの覆い。
チェーン全体を覆うものはチェーンケースと呼ばれる。
チェーンと共に動くカバーがある(右図)。
メーカーは、BioLogic、など。 - 輪行袋
輪行袋内がチェーンの潤滑油で汚れるにのを防ぐために、チェーンに被せる布製の覆い(右図)。
カバーの左右をマジックテープで留める形およびフックボタンで留める形がある。
右図にはエンド金具を付けている。
- カバー
自転車の運搬及び屋内保管などの時にチェーンの潤滑油によって汚れないようにする覆い。
材質はナイロン布など。
メーカーはWhite Lightningなど。
チェーンカッター (chain cutter)
チェーン切りと同じ。
チェーンディバイス (chain device)
各種の形式があり、そのメーカーおよび形式によってはチェーンガイドまたは
チェーンケージなどとも呼ばれる。質量は形式によって、120~350g。バッシガード(バッシュガード)を含めることもある。
構造の一例としては、クランクスプロケットへチェーンが入る部分に上部案内(ドップガイド)ローラ又はケージを付け、チェーンが出る部分に下部案内(ボトムガイド)ローラを付ける。この上下の案内はブーメラン状の板に付け、板の中央をボトムブラケットに固定する。バッシガードを兼ねた円板をスプロケットの左右に付加したものもが多い。
フレームへの取り付け方式には、 ISCG 、ISCG 05及びアダプターでボトムブラケットに取り付ける形などがある。
メーカーは、e.thirteen 、Mountain Racing Products(MRP) 、Superstar Components 、など。
チェーンダイナモ (chain dynamo、chain driven dynamo)
本体をチェーンステイに取り付けて、後輪を駆動するチェーンよつて駆動するダイナモ(発電機)。ダイナモにはスプロケットが付いている。
チェーンケースの取り付けはできない。
下り坂においてもペダルを漕がないと発電はできない。
チェーン互換性 (chain compatibility)
ある段数のカセットスプロケット用のチェーンが異なる段数のカセットスプロケットに使えること。シマノの8段用のチェーンは、9段、8段、7段、6段および5段のカセットに使うことができる。 8段用のチェーンは7段用のチェーンと同じ。9段用および10段用のチェーンは幅が狭いため他の段のカセットには使えない。
チェーンゲージ (chain guage)
チェーンガイド (chain guide、chain cage)
前スプロケット
クランクスプロケットの保護およびチェーンの波うち等による離脱防止の為に、クランクスプロケットの上および下に取り付ける案内。
バッシリング(バッシュリング)と組み合わせた形もある。荒野を走るマウンテンバイク(特にジャンプ、ダウンヒル及びクロスカントリー)に使われる。 スプロケットの大きさに合う寸法のものを選ぶ。取付方式には、外部ボトムブラケットのスペーサーを外して取付ける形(BB取付)及びISCG取付がある。
メーカーは、シマノ 、Blackspire Designs 、cSixx 、Da Bomb 、e*thirteen components 、Gamut USA 、 Moove MTB 、Mountain Racing Products 、
Race Face Performance Products 、Raleigh 、SRAM 、Straitline components 、Transition Bicycle 、など。
チェーン
チェーンステイに2本の結束バンドで取付けるチェーンガイド。プラスチック製の筒状ガイドの中をチェーンを通し、チェーンのばたつきを防止する。 ガイドは左右に分割できるようになっているので、チェーンを入れることが出来る。
メーカーは、Bionicon 、など。- 前ディレイラー
チェーン案内及びチェーンケージとも言う。前ディレイラーの部品で、平行四辺形リンクに付いていて、
チェーンを押してスプロケット間で移動させる眉形の板(プレート)。内プレートと外プレートで構成されている。
外プレートが上から見て大スプロケットと平行かつその上下間隔が1~3mmとなるように、立管(シートチューブ)にクランプで取り付ける。
プレート位置の調整方法は:
ロー調整: (最小のクランクスプロケット及び後輪の最大スプロケットにチェーンをかけて)
内プレートとチェーンのすきまが0~0.5mmとなるよう、ロー調整ねじで設定する。
トップ調整: (最大のクランクスプロケット及び後輪の最小スプロケットにチェーンをかけて)
外プレートとチェーンのすきまが0~0.5mmとなるよう、トップ調整ねじで設定する。
チェーン幅 (chain width)
チェーン幅には内幅と外幅がある。内幅はスプロケットの歯厚に対応し、単段および内装変速機に使われる3.175mm(1/8インチ)および
ディレイラーに使われる2.38mm(3/32インチ)がある。
外幅はスプロケット群(カセット)のスプロケットの間隔に関係する。チェーンの外面が隣のスプロケットをこすらない外幅でなければならない。
段数が多いスプロケット郡は間隔が狭くなっているため、外幅を小さくする必要がある。
外幅はスプロケット群8段以下に対し7.1mm以下、9段に対し6.7mm以下そして10段に対し6.1mm以下になっている。
チェーン幅 (chain width)
| メーカ | 段数 | 内リンク幅 | 外幅 |
| シマノ | 6,7,8 | 2.4 | 7.1 |
| 9 | 2.2 | 6.6 | |
| 10 | 2.2 | 5.88 | |
| カンパニョーロ | 9 | 6.8 | |
| 10 | 5.9 | ||
| 11 | 5.5 |
チェーンの幅。内リンク幅及び外幅を右表に示す。
外リンク幅は省略。
これらはメーカー及びカセットスプロケッの段数によって異なる。
チェーン張り調整 (chain tension adjustment)
チェーンはピンの所でしか曲がれないのでスプロケットに於いて多角形運動をするため、それを吸収するためにチェーンにはたるみが必要。
ディレイラーのない自転車は、クランクスプロケット上部と後輪スプロケット上部を結ぶ直線の中央部において、チェーンの中央を押し上げたとき及び押し下げた時、10~15mmの動きがあるのが適当。ディレイラー付きは、そのばねで張りを自動調整するようになっている。
ディレイラーのないチェーンの張りを調整をする方法は、次の通り。
(A) チェーン引き を使う。
(B) チェーンテンショナー を使う。
(C) 偏心ボトムブラケット を使う。
(D) アジャスタブル ドロップアウト を使う。
チェーン引き (chain tug)
シティ車、BMXバイクおよびトラックレーサーなどの単速車に使われる。チェーンテンショナーということもあるが、これは別の部品。
メーカーは、三ヶ島製作所 、Fireeye Bikes 、Redline Bicycles 、など。
チェーン錠 (chain lock)
リンクがチェーン(くさり)でできている錠。くさりの部分にはカバーが付いている。くさりは錠と一体にした形および錠としては小さなU錠を使っている形がある。
キーであける形および数字ダイヤルを合わせてあける形がある。
腰に巻いて運搬する形がある(右端図)。
くさりの材質はメーカーによって異なり、切断しにくい硬度の大きい特殊鋼を使っているメーカーもある。
メーカーは、斉工舎 、ABUS 、Henry Squire & Sons 、Kryptonite 、OnGuardLock 、Oxford Products 、Plus Eight Industries(Hiplok) 、Raleigh 、Trelock 、 など。
チェーン潤滑油 (chain lubricant、chain lube)
専らチェーン用に作られた潤滑油。ナノサイズのセラミック粉末を分散させ、チェーンにコーティングすることにより耐摩耗性を向上させたものがある。
ドライルーブ がある。
メーカーは、和光ケミカル 、Chain-L 、Fenwick’s 、Finish Line 、Green Oil 、Holmenkol 、Joe's No Flats 、Juice Lubes 、Motorex 、Muc-Off 、Pace Cycles 、ProGold 、など。
チェーン噛み込み (chain suck)
クランクスプロケット下方のチェーンがスプロケットから離れず持上げられて、スプロケットとチェーンステイの間にチェーンが噛み込まれる現象。次の2つの場合がある。
いずれも上り坂などの負荷の大きい状態でチェーンに泥などが入るなどして、チェーンとスプロケット間の摩擦力がチェーンの重さ及び後ディレイラーのばね力より大きくなり、スプロケットの下部でチェーンが歯から外れず持上げられて起こる。 マウンテンバイクは歯数が少なく力が集中しやすいため起こしやすいが、ロードバイクでも起こる。市販のチェーン噛み込み防止板はあるが、その効果は限られている。
チェーン噛み込み防止板 (anti chain suck plate、anti chain suck device)
主にマウンテンバイクのチェーン の噛み込み防止板。かみ込みの2例を次に示す。(1) クランクとチェーンステイとの間へのかみ込み。
(2) スプロケットとチェーンステイとの間へのかみ込み。
各種の形の防止板があるが完全に防止できるものはない。 一例は、板に1段、2段(左図)および3段(右図の赤の矢印)のチェーン位置に対応した切込みがある。
チェーンステイを挟んでボルトで固定する。左右の穴列は軽量化穴。
チェーン切り (chain tool)
チェーンの連結ピンを抜いたり、差し込んだりすること又はそのための工具。破損したチェーンリンクの交換あるいは新品チェーンとの交換のためリンクを結合しているピンを抜きリンク間を外す(そして差し込んでリンクを結合する)工具。リンク破損時の応急処置としては、破損したリンクを含む2リンク(1駒)を外し、残りを結合して走行しても差し支えない。
「切り」は切断するという意味でなく、離れ離れにするという意味。 チェーン工具と同じ。
チェーン工具 (chain tool、chain pin extractor、chain rivet extractor)

概要
チェーンのピンの着脱をする工具。チェーンを外すときはチェーンのピンを押して抜き、組み立てるときは連結ピンなどを押し込む工具。
工具にはピンの位置決めのためにチェーンのローラを入れる谷(みぞ)のある山が付いている。家庭用及び自転車店用などがある。
名称
チェーン切り、チェーンカッター、チェーンスプリッターまたはチェーンブレーカーとも呼ばれる。
メーカーによっては、チェーンピンイクストラクターまたはチェーンリベットイクストラクターと呼んでいる。
型式
ねじ形は工具のハンドルを回すと、チェーンのピンを押す工具ピンが動きチェーンのピンを押す。
(2) ピンが曲がったときなどに、交換できるよう工具ピンをねじ込んで付けてあるものがある。
(3) 折りたたみ式がある。
(4) 工具ピンが交換でき、予備工具ピンはハンドルに収納したものもある。(5) ハンドルが木製のものがある。
(6) リコード用チェーンには11速チェーン専用のチェーン工具がある。
(7) マルチ工具に組み込んだ形がある。
(8) 外山および内山の付いた形および外山のみの形がある。外山はピンを抜くとき及び押し込むときに使う。
チェーン操作
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クイックリリースレバーにより車輪を外す。
使い方
ピンをプレートから抜くときも入れるときも、チェーンを強度のある工具底部に置いて工具ピンで押す。
一般にピンはチェーンの外リンクに付いている。ピンを抜いてしまうと新しいピンの取り付けが困難なので、ピンの一端はプレートに残しておき新しいピンで押し出す。 ピンを押し込んだとき外リンクが内リンクに押し付けられて、リンク間の動きがかたくなる。 その場合はローラを工具の内山の谷に入れて、ハンドルを約1/4回転だけ回して外リンクと内リンクの間にわずかなすき間を作って軽く動くようにする。
メーカー
シマノ 、ホーザン 、Avenir 、BBB Bike Parts 、Birzman 、Filzer 、Hostettler(ixs) 、Lifu Bicycle(Ice Toolz) 、Park Tool 、PRO 、Silca 、Tacx BV 、Unior 、Velox 、
Weldtite Products 、Wilhelm Humpert 、など。
チェーン駆動 (chain drive)
クランクスプロケットと後輪スプロケットの間にチェーンを掛けて車輪を駆動する方式。ディレイラーによって変速することができる。
潤滑油を使用する。伝動効率は95~98%。
1980年代に導入された。
それまではペダルで前輪を直接駆動していた(ハイホイーラー )。
チェーンリューブ (chain lube、chain lubricant)
専らチェーンに使う潤滑油であるチェーン潤滑油のこと。チェインルーブと発音する。
チェーンルーブ (chain lube、chain lubricant)
チェーン曲げ角 (chain bend angle、chain bending angle)
チェーン折れ角と同じ。
チェーン磨耗ゲージ (chain wear gauge)
チェーンチェッカーと同じ。
チェーン磨耗指示器 (chain wear indicator)
チェーンチェッカー のこと。
チェーン伸び (chain stretch、chain elongation)
チェーンを引っ張ると、見かけ上その隙間の合計だけチェーンが伸びる。チェーンそのものは、全く伸びない。ピンの硬度が大きいと、磨耗しにくい。
浸炭などの熱処理でピンの表面硬度を上げる。内部は本来の弾性のままとし、振動の吸収性を持たせる。
チェーン伸びの測定器としてチェーンチェッカーがある。
「チェーン伸び」チェーン伸び率 (chain stretch rate、chain elongation rate)
ここに、 チェーン伸び = 使用後のチェーン長さ - チェーンの規格長さ
チェーン伸び率が1%を超えるとチェーンの寿命。
計算例
一例として、使用後の24リンクの長さを計ると307.2mmであった場合について計算すると、
チェーン24リンクの規格長さは、チェーンピッチ12.7mmより、12.7mm x 24リンク = 304.8mm。
チェーン伸び = 307.2mm - 304.8mm = 2.4mm。
従って、チェーン伸び率 = 100 x 2.4mm/304.8mm = 0.79% 。
測定器
チェーン伸び率の測定器として、チェーンチェッカーがある。
「チェーン伸び」チェーン折れ角 (chain bend angle、chain bending angle)
チェーンピン イクストラクター (chain pin extractor)
チェーン工具 とおなじ。
チェーンピッチ (chain pitch、pitch of a chain)
自転車のチェーンのピッチは、12.7mm(1/2インチ)。
チェーンプーリ (chain pulley)
チェーンリング (chain ring、chainring)
概要クランクのスプロケットに対する俗語。スプロケットはディスク(円盤)であるが、軽量化のために部分的に肉を取ってあるので、歯の部分がリングに見えたらしい。チェーンホイールとも言う。
段数
スプロケットの数で見ると、1段(単段)、2段(ダブル)及び3段(トリプル)がある。
3段のクランクスプロケットは、内から外へ、小スプロケット、中間スプロケット、大スプロケットの順に並んでいる。
歯数2段の歯数は 24/38 、26/38 、34/50 、36/50 、39/53 及び 42/54 など。
3段の歯数は 22/32/42 、22/32/44 、24/34/42 、26/36/46 、30/39/52 、30/42/52 など。
隣接するチェーンリングの歯数差は16T以下であることが望ましい。
ボルト数
スプロケットをクランクに固定するボルト穴の数は、4穴及び5穴がある。
ピッチ円直径
3段のスプロケットをクランクに固定するボルト穴のピッチ円直径(PCD)はメーカーによって異なり、大スプロケット及び
中間スプロケット用として94、104、110、130及び135mmがある。 小スプロケット用として58、64及び74mmがある。
小スプロケット位置左右のチェーンステイはボトムブラケットシェルから後方へ「ハ」の字状に広がって出ているので、スプロケットの歯が
チェーンステイと当たらないよう、小スプロケットは最内側に配置している(右図)。
歯厚呼び
1/8(3.175mm)及び3/32(2.38mm)の2種類がある。
呼び1/8は、シティ車及び固定スプロケット自転車などに使われる。
呼び3/32は、カセットスプロケッ付いたロードバイク、マウンテンバイク及びサイクロクロスバイクなどに使われる。
シフトランプ
変速時にチェーンが容易に移動するように、シフトランプを付けた形がある。
歯厚歯厚を交互に広幅と細幅としたワイドナローチェーンリングがある。
色
陽極酸化によって着色した形がある。
製法
本体は円板からプレス加工で作り、歯は切削加工で作る。冷間鍛造で作ったものもある(右図)。
少量生産の場合は、CNC工作機械で作ることもある。
材質
アルミ合金及びチタン合金など。軽量化と耐磨耗性を両立させるために、本体は炭素繊維強化樹脂(俗にいうカーボン)とし歯はチタン合金またはアルミ合金とした形がある。
カバー
チェーンリングカバーがある。
メーカー
シマノ 、スギノエンジニアリング 、Aerozine Bike 、Carbon-Ti 、Crupi Parts 、Endless Bike Company 、Full Speed Ahead 、Ken Chang Ind. 、
Middleburn Cycle Components 、Miranda & Irmao 、Praxis Works 、Race Face Performance Products 、Rennen Design 、Renthal 、Sinz 、Specialites T.A. 、Stronglight 、Tiso 、Uberbike Components 、WickWerks 、Wolf Tooth Components 、など。
チェーンリベット イクストラクター (chain rivet extractor)
チェーン工具 とおなじ。
チェーン洗浄器 (chain cleaning tool、chain cleaner)
チェーンクリーナーと同じ。
チェーンスキップ (chain skip)
チェーンスラップ (chain slap)
チェーンがチェーンスティを打つ(スラップ)こと。スプロケット歯数にたいしてディレイラーの能力(キャパシティ)が十分でないとき及びオフロードの凹凸の激しい所を走るとき、などに起きることがある。
塗装の傷および騒音が問題となる。騒音および傷の発生を防止するための覆いとして、チェーステイガードが使われることがある。
チェーンスプリッター (chain splitter)
チェーンのピンを抜いたり、差し込んだりする工具であるチェーン工具のこと。チェーン切り又はチェーンカッターともいう。
チェーンステイ (chain stay)
前方に チェーンステイブリッジ が付いている。 チェーンステイすき間 が必要。
長さはタイヤが立管または泥よけに当たらないだけの最小長さが必要。
チェーンステイ長はホイールベースに影響し、長い方が曲がり走行および直線走行での走行安定性がある。
走行時にはチェーンステイには張力が働いている。
「チェーンステイ」チェーンサック (chain suck)
チェーン噛み込みのこと。
チェーンたるみ (chain slack)
停止時に、クランクスプロケット上部と後輪スプロケット上部を結ぶ直線の中央部よりもチェーンが垂れ下がっていること。チェーンはピンの所でしか曲がれないのでスプロケットに於いて多角形運動をするため、それを吸収するためにチェーンにはたるみが必要。 ディレイラーのない自転車は、チェーンの中央を押し上げたとき、1~2cm上がるたるみがあるのが適当。
後輪が付いている水平つめにおいて、車軸を前後に移動させることにより、たるみ調整ができる。
ディレイラー付きは、そのばねで張りを自動調整するようになっている。
チェーンテンショナー (chain tensioner)
概要垂直つめの付いた単速の自転車(単速車)または内装変速機の付いた自転車のチェーンの弛みを取り、張りを与えるための部品。張りを与えるためにばねが内蔵されている。
弛みを取るリンク数は10リンクなど。ディレイラーハンガーなどに取付ける。
種類
(1) シングルプーリ
1個のプーリが付いたアームによってチェーンを押して張りを与える。プーリに歯の付いている形および付いていない形がある。
(2) デュアルプーリ
2個のプーリでチェーンに張りを与える。後ディレイラーの張りプーリと同じ機構となっている。チェーンはシングルプーリより長くなる。
(3) チェーン引き
つめに付けるチェーン引きをテンショナーということがある。
メーカー
シマノ 、Da Bomb 、FireEye Bikes 、Paul Component 、Rohloff AG 、Soulcraft Cycles 、など。
チェーン飛び (skipping chain)
チェーンのローラがスプロケットの歯と正しくかみ合わず、チェーンのローラが歯の上を滑って越えること。歯飛びともいう。上り坂などでチェーンに大きな力がかかったときなどに起こりやすい。
チェーン飛びによって、クランクのスプロケットからチェーンへの動力伝達またはチェーンから後輪スプロケットへの動力手伝達が出来なくなる。
原因は、(1)チェーンのピンなどの磨耗によるチェーン伸び、(2)スプロケットの歯の磨耗による歯形の変形、(3)リンクが1箇所で動きが硬くなっている、等。
チェーンタグ (chain tug)
チェーン引きのこと。
チェーンウオッチャー (Chain Watcher)
前ディレイラーによる小スプロケットへの変速において、チェーンが脱落しないように案内する
チェーン案内に対するBicycle Safety社(商標はThird Eye)の商品名。
主用途はオフロードを走るマウンテンバイク。樹脂製のブラケットを付属のホースクランプでフレームの立管に固定する。
適用できる立管の外径は、28.6~34.9mm。
チェーン ホイール (chain wheel)
クランクスプロケットに対する俗語。チェーンリングとも言う。一般に、スプロケットはクランクにスプロケットボルトで固定されている。多段のクランクスプロケットは、内から外へ、小スプロケット、中間スプロケット及び大スプロケットの順に並んでいる。
左右のチェーンステイはポトムブラケット シェルから「ハ」の字状に広がって出ているので、スプロケットの歯がチェーンステイと当たらないよう、小スプロケットが最内側に来ている。チェーンホイールカバーがある。
チェーンホイールカバー (chain wheel cover)
チェーンによってズボンすそが汚れないよう、かつ噛みこまれないよう、クランクスプロケット(チェーンホイール)に付けるカバー。
材質は、プラスチック又はアルミ合金など。
大スプロケットの歯数に適合した大きさのものを付ける。
メーカーは、アキコーポレーション 、Syntek Carbon Fiber Technology 、
Yung Fang Plastic 、など。
チェーングリップ (chaingrip)
輪行またはチェーン洗浄などのとき、後輪を外したつめに取付けて、
チェーンを張りかつ後ディレイラーを適切な位置とするためのチェーンプーリ(右図の赤色部品)の付いたクイックリリース軸。輪行時には、チェーンがフレームに当たることを防ぐことができる。
ロードバイク用(つめ間隔=130mm)およびマウンテンバイク用(つめ間隔=135mm)がある。
メーカーは、BBB Bike Parts 、など。
チェーンガード (chainguard、chain guard)
概要ズボン及び長いスカートの裾などがチェーンに接触することによる汚れおよび噛み込みを防止することを意図したクランクスプロケットおよびチェーンの覆い。チェーンカバーとも言う。
円盤状でクランクまたはスプロケットに取り付ける円盤状の形もある。何れも、スプロケットの大きさ(歯数)に合うものを選ぶ。
チェーンケース
チェーン全体を覆うチェーンケースのように、後輪スプロケットからクランクスプロケットへ向かって出て行くチェーンも覆わなければ、チェーンの潤滑油による一般の長ズボンの裾のよごれは防止できない。
材質
アルミ合金、鋼、クロモプラスチック及び炭素繊維強化樹脂(俗にいうカーボン) など。
メーカー
Forza 、Hebie 、Hostettler(ixs) 、Miranda & Irmao 、Ruckus Components 、SKS 、Specialites 、Sunny Wheel(Flinger) 、Yung Fang Plastic 、Woody 、など。
チェーンレス自転車 (chainless bicycle、chainless bike)
駆動にチェーンを使わない自転車。次のような方式ある。
(1) ベルト駆動
(2) シャフト駆動
(3) 発電駆動
電動自転車において、クランク軸に付けた発電機で発電した電力で駆動輪に付けた電動機を回す。
足りない分はバッテリーから供給する。
右図は発電駆動の折りたたみ自転車。
チェーンライン (chainline)

概要
フレーム芯からチェーン芯までの距離。チェーンはスプロケットにおいて左右のガタがあるので、実測値としてはフレーム芯からスプロケット群の中心までの距離。
クランクスプロケット
前2段変速の場合は、2枚のスプロケットの中間までの距離(左側の図のC)。
前3段変速の場合は、中間スプロケット芯までの距離(右側の図のC)。
シマノの部品のチェーンラインは、ロードバイクの2段は43.5mm、3段は45mmそしてマウンテンバイクは47.5mmまたは50mm。
後輪スプロケット
後輪スプロケットのチェーンラインは、後輪爪(ドロップアウト)間の中心をフレーム芯と見なす。
チェーンラインはこのフレーム芯とスプロケット群(カセットスプロケット)の中心との距離。
前後スプロケットのチェーンライン
チェーンの斜め掛けを少なくするために、公称のチェーンラインはクランクスプロケットと後輪スプロケットで等しいことが望ましい。
特に単速の自転車では前後スプロケットのチェーンラインを完全に合わせることが重要。
公称チェーンライン
自転車の種類と変速機によって異なるが、40.5~50mm。一般にロードバイクよりもマウンテンバイクのチェーンラインが大きい。
マウンテンバイクはフレームの立管が太いこと及びタイヤが太いことなどが原因。
ディレイラーのチェーンラインはスプロケットのそれと合っていることが必要。
ベルトライン
ベルト駆動の自転車の場合は、チェーンラインに対応するベルトラインがある。
参考: チェーンライン
チェーンリングボルト (chainring bolt)
概要クランクスプロケット(チェーンリング)をクランクのアーム(スパイダー)に固定するための5個一組のボルト
(呼びM8など)。 ボルト頭の高さは低くなるように作られいてる。
ナットは、つばの付いた専用のナットを使う。
ナットの外径(10mm)はスプロケットおよびアームの穴の内径とぴったりと合って、スプロケットの芯が出るようになっている。
長さ
ナット及びボルトの長さは、スプロケットの段数(シングル又はダブル)などの用途に合うものを選ぶ。長さは、6mm、7mm及び8mmなどがある。
取付
取付、取外しに際しては、ボルトには5mmの六角レンチそしてナットにはペグスパナを使う。 トルクスレンチを使う形がある。
ボルト締めによってスプロケットが歪まないように少しずつ対角線(1→3→5→2→4、右図の赤の数字)の順に均等に締める。
質量
8~11g。
材質
めっき をした鋼、ステンレス鋼、アルミ合金及びチタン合金など。
メーカー
スギノエンジニアリング 、Carbon-Ti 、Exustar Enterprise 、Full Speed Ahead 、Hostettler(ixs) 、Loaded Precision 、Middleburn Cycle Components 、Miranda & Irmao 、NC-17 、Problem Solvers 、Specialites T.A. 、Tiso 、Vuelta 、など。
チェーンリングカバー (chainring cover)
外観及び空気抵抗を減らすためにチェーンリングに被せる覆い。カバーは六角穴付きボルトボルトで固定する。
材質は炭素繊維強化樹脂(カーボン)。
空気抵抗を減らす効果は不明。
メーカーは、Alden Tri-TT Designs 、など。
チェーンリングナットレンチ (chainring nut wrench)
クランクスプロケットを固定している丸ボルトの取付け・取外しにおいて、丸ナット(スプロケットナット)が共回りしないように抑えておく工具。反対側はクランクのボルトカバーレンチとなっている。 ペグスパナと同じ。
チェーンリングナットレンチ (chainring nut wrench)

メーカーは、Park Tool 、など。
チェーンセット (chainset)
クランクセットを表す英国用語。UCIはこの英国用語を使っている。
チェーンステイアングル (chainstay angle)
チェーンステイ角度のこと。
チェーンステイブリッジ (下ブリッジ、chainstay bridge)
後輪泥よけ取り付け及び補強のために、ボトムブラケットシェル後方において左右のチェーンステイを連結している管または平板などの部品。下ブリッジとも言う。タイヤ交換時に、タイヤが左右のチェーンステイ間に不注意に挟まれないようにする機能もある。
一般に、後輪ハブ軸芯から下ブリッジまでの距離は、後輪ハブ軸芯から上ブリッジ(シートステイブリッジ)までの距離に等しい。
これは、上下の各ブリッジとタイヤ間のすき間を等しくするため。チェーンステイブリッジ が付いていないフレームもある。
チェーンステイ長 (chainstay length、chain stay length)
概要
チェーンステイ長はボトムブラケットシェル芯(クランク軸心)とつめ(爪)芯(後輪軸心)間のフレーム中心線と平行な距離(右図)。
リアセンターと等しい。ホイールベースに影響する。後輪タイヤ(及び泥よけ)がフレームの立管(シートチューブ)に当たらない長さが必要。
水平つめでは、チェーン張力調整のために後輪軸を爪の中で前後に動かすので、チェーンステイ長は変わる。
長いチェーンステイの利点
チェーンラインから外れた変速においても、チェーンの横方向の傾き角が小さくなり、磨耗および伝動損失の低下が少ない。
パニアを乗せる旅行車は、かかと隙間が大きくなるので望ましい他、
後輪はサドルから遠ざかるので乗り心地は良い方向となる。ホイールベースが長くなり、走行安定性が向上する。特に、下り坂での安定性が向上する。チェーンステイ長の長い自転車は安定性を重視していると考えてよい。
短いチェーンステイの利点
チェーンステイ長が短いと剛性は大きくなる他、チェーンステイ、チェーンおよびシートステイが短くなり質量が軽くなる。
チェーンステイを短くするために、立管(シートステイ)を曲げたカーブシートチューブとすることがある。
実際のチェーンステイ長
右図に、各種自転車に関しホイールベースとチェーンステイ長の関係およびフレームサイズとチェーンステイ長の関係を示す。これは各社の寸法図のデータを打点したもの。 茶色の点はシティ車、黄色の点は旅行車(ツアーリングバイク)、緑色の点はクロスバイク(ハイブリッドバイク)、赤色の点はマウンテンバイク(MTB)そして黒色の点はロードバイクを示す。この車種順にチェーンステイ長は短くなっている。 ロードバイクの中にもチェーンステイ長が長いものがある。同じフレームサイズでも、メーカーによってチェーンステイ長は異なっている。ホイールベースが長くなるに従い、チェーンステイ長も長くなる傾向が見られる。 フレームサイズが大きくなるに従い、チェーンステイ長もやや大きくなる傾向が見られる。 車種毎にこれらのメーカーのチェーンステイ長の平均を求めると、シティ車は約470mm、旅行車は約445mm、クロスバイクは約430mm、マウンテンバイクは約425mmそしてロードバイクは約405mmとなっている。
チェーンステイクリアランス (chainstay clearance)
チェーンステイすき間のこと。
チェーンステイガード (chainstay guard)
チェーンステイが
チェーンで打たれる騒音及び傷の発生を防止するための覆い。 模様及び色は各種ある。チェーンステイプロテクター及びチェーンステイカバーともいう。
用途オフロードの悪路を走るマウンテンバイクおよびBMXバイクに使われる。
材質
伸縮性のネオプレンゴム、ポリウレタン、シリコーン又は炭素繊維強化樹脂(俗に言うカーボン)などで、裏面に接着剤が付いている。
メーカー
Cannondale Bicycle 、Dartmoor 、Endura 、Exustar Enterprise 、Pace Cycles 、Pronghorn Racing 、Real World Cycling 、Twowheelcool 、など。
チェーンステイ角度 (chainstay angle)

- (A) 水平と
- (B) 立管と
シマノの前ディレイラーの仕様では、立管(シートチューブ)中心線とチェーンステイのなす角度 (右図のB)。 すなわち、立管-チェーンステイ角度。
チェーンはチェーンステイに沿って走るため、立管に固定する前ディレイラーのケージ(チェーン案内)とチェーンの位置関係が適切となるディレイラーを選ぶ。
前ディレイラー仕様の立管-チェーンステイ角度はロードバイクで61°~66°そしてマウンテンバイクで63°~66°および66°~69°となっている。
マウンテンバイクはBB下がりが小さいため、チェーンステイ角は小さくなっている。立管とチェーンステイ間の角度は次式で求めることが出来る。立管とチェーンステイ間の角度(B) = シート角度 - チェーンステイ角度(A)
参考
「チェーンステイ」
チェーンステイプロテクター (chainstay protector)
チェーンステイガードとも呼ばれる。
チェーンステイすき間 (chainstay clearance)
次の3箇所のすき間がある。いずれのすき間も確保されていること。
- タイヤ
チェーンステイと、タイヤ側面の横方向のすき間(t)。 オフロードの泥道を走るマウンテンバイク及びサイクロクロスバイクは、タイヤとチェーンステイとの間の泥詰まりを防止するために、このすき間を大きくする。 単にチェーステイすき間と言えば、このき間を指すことが多い。
- スプロケット
チェーンステイとクランクスプロケット背面の横方向のすき間(s) - クランク
チェーンステイとクランク背面の横方向のすき間(c)
チェーンホイールガード (chainwheel guard)
スプロケットガードのこと。
チェーンウイップ (chainwhip、chain whip)
後輪スプロケット群(カセットスプロケット)のロックリングを緩めるときに、スプロケットの歯に掛けてカセットがフリーホイールで回らないよう保持しておく工具。握りの先に歯に掛ける両端を固定した5リンクほどのチェーン及び1端を固定した15リンクほどのチェーンが付いている。
1端固定のチェーンはむち(ウイップ)のような形をしている。スプロケット抜き(スプロケットリムーバー)ともいう。
着脱泥よけ (removable fender)
容易に着脱できる泥よけ。メーカーは、Topeak 、など。
着脱ペダル (quick release pedal、removable pedal)
リムーバブルペダルとおなじ。
シャミークリーム (chamois creme)
概要長距離走行のペダル漕ぎによってお尻と着衣の間で擦られないように又はサドル痛を起こさないように、潤滑剤としてショーツなどがサドルと接触する部分の内側又はお尻に塗るクリーム。
女性専用もある。本来は薄い皮(シャミー)を柔らかくするために塗るクリームのこと。
成分
抗菌剤、保湿剤、潤滑剤、植物油分及び芳香剤などの成分を混合している。
芳香を出すためにメントールを加えた製品がある。女性用として芳香剤及びペーハー(pH)値を変えた製品がある。
一回使用分の量(8ml)に小分けした形がある。
メーカー
Anti Flamme 、Assos 、Bodyglide 、Chamois Butt’r 、Doc’s Skincare 、DZ Laboratories 、Enzo’s Cycling Products 、Friction Freedom 、Keywin Sports 、
Mad Alchemy 、 Paceline Products 、Personal Best Products 、Qoleum 、Redex Industries 、Reflect Sports 、Skin Strong 、SlickSkin 、Sportique 、Udderly Smooth 、など。
チェストバンド (chest band)
殆ど使われない用語。一般にはチェストストラップと言い、胸帯のこと。
チェストストラップ (chest strap)
ちどり (ヨーク、yoke)

カンチブレーキにおいて、ブレーキレバーからきている主ロープ(主ケーブル)と山形二等辺三角形のアーチワイヤー(ストラドルケーブル)を連結する金具。
主ロープと連結するためのアンカーボルトが付いている。
幅が狭いものおよび幅が広いものがある。
地下駐輪場 (underground bicycle parking)
地下の駐輪場。一例(右図)は、
方式 エレベータ式。
駐輪台数 204台。
取出し時間 13秒。
内径 8,150mm。
内部深さ 11,650mm。
メーカーは、技研製作所 、JFEエンジニアリング 、など。

遅筋 (slow twitch muscle、slow twitch fiber、slow twitch muscle fiber)
速筋 を参照。
蓄電池 (storage battery、rechargeable battery)
充電によって繰り返し使用できる電池。二次電池ともいう。汎用の蓄電池及び専用の蓄電池がある。 リチウムイオン蓄電池及びニッケル水素電池などがある。
汎用の蓄電池には単1形、単2形、単3形及び単4形などがある。充電器で充電する。
仕様
電圧・電流は、36Vx14Ah、36Vx10Ah、36Vx8Ah、36Vx6.3Ah、26Vx5Ah、26Vx3Ah及び25Vx8Ahなど。
大きさは133x71x26mm。容量は2500mAhなど。
用途前照灯、ヘルメットライト、電気シフト、電動アシスト自転車及び電動自転車など。
iPhoneなどとUSBケーブルで接続する外部蓄電池がある。
規格
JIS C8711(ポータブル機器用リチウム二次電池)など。
メーカーは、パナソニック 、Ansmann Energy 、Mophie 、Varta Microbattery 、など。
「蓄電池」チャイルドキャリアー (child carrier)
自転車の幼児席のこと。
チンバー (chin bar、chinbar)
フルフェースヘルメットにおいて、衝撃から顔面を保護するために顎の回りに付いているヘルメットの外殻。オートバイ用は発泡スチレンの緩衝材を入れているが、バイシクルモトクロスおよびダウンヒル用は入れていない。
チンストラップ (chin strap、chinstrap)
あごひものこと。ヘルメット及び帽子などに付属していて、これらを頭に固定するために、あご(チン)の下に通す(掛ける)ひも(ストラップ)。
地図 (map)
地球表面の一部または全部を一定の割合で縮小し、記号・文字などを用いて平面上に表した図。地図ホルダーがある。
地図サイトとしては、Google マップ及びMapFanなどがある。
地図ホルダー (マップホルダー、map holder)



ハンドル又はハンドルステムに取付ける地図の保持具。
90°又は360°回転できるもの、折りたためるものもある。
透明の防雨カバーが付いている形が多い。
走行中に地図を見ることは危険が伴うので、停止して見ることが望ましい。自転車オリエンテーリングに使われることもある。



メーカーは、Autopilot 、Jandd Mountaineering 、Miry 、Nordenmark Adventure 、など。
超ジュラルミン (super duralumin)
JIS
「アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条」(JIS H4000)に規定する各種アルミ合金のうち合金番号A2024に相当する。
同JISによれば、「強度の高い熱処理合金である。合せ板は、表面にA6003をはり合わせ、耐食性を改善したものである。」。
用途
フレーム、ハンドルおよびクランクなどに使われることがある。
組成
成分はAl(アルミ)の他、Cu:3.8~4.9%、Mn:0.3~2.9%そしてMg:1.2~1.8%を含む。
引張強さ
440MPa以上。
蝶ハンドル (butterfly handle bar)
バタフライハンドルと同じ。
蝶ナット (wing nut)
| 1種 | 2種 | 3種 | 4種 |
超々ジュラルミン (extra super duralumin)
JIS
「アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条」(JIS H4000)に規定する各種アルミ合金のうち合金番号A7075に相当する。同JISによれば、「アルミニウム合金中高い強度を持つ合金の一つであるが、合せ板は、表面にA7072をはり合わせ、耐食性を改善したものである。」。成分ではCr(クロム)を含むのが特徴。超超ジュラルミンとも書く。
用途
フレーム、ハンドルおよびクランクなどに使われることがある。
組成
成分はAl(アルミ)の他、Cu:1.2~2.0%、Mg:2.1~2.9%、Cr:0.18~0.28%そしてZn:5.1~6.1%を含む。
引張強さ
495MPa以上。
調光レンズ (photochromatic lens、photochromic lens)
直立姿勢 (upright position、upright riding position)
直立に近い乗車姿勢のこと。胴角度は70°~80°。
呼吸が楽になる利点がある。
欠点は空気抵抗が大きいこと。
シティサイクルは、ほぼ直立姿勢となる。
景色を見ながらのサイクリングおよび自転車旅行には、直立に近い楽な姿勢が適している。
オフロードを走るマウンテンバイクも前方の状況認識および操作性の向上のため、直立に近い姿勢が向いている。
超音波洗浄器 (ultrasonic cleaner、ultrasonic cleaning equipment)
概要タンク(槽)の水に超音波の振動を与えることにより汚れを取る装置。
仕様
超音波の振動数は、高周波のもので48kHzそして低周波のもので28kHなど。低周波のものでは洗浄物の表面にキャビテーション(微細気泡)の生成および破裂を起こして汚れを取る。
産業用、研究室用および家庭用がある。家庭用は、槽の大きさに応じて、めがね、サングラス、宝石、ネックレス、イアリング、指輪、CD、入れ歯、腕時計の金属バンドおよび歯ブラシなどの洗浄に使うことができる。 チェーンなどの自転車の部品の洗浄用に作られたものはないが、使うことができるものもある。
家庭用の槽容量は、350~750ml、消費電力は26~60Wそして装置質量は0.8~1.2kg。
メーカー
エスエヌディ 、シチズン・システムズ 、ツインバード工業 、 東芝エルイートレーディング 、Bertech Kelex 、Sonicor 、など。
コーラス (Chorus)
ロードバイク向けのカンパニョーロ社の部品群の中で、トップのリコード(Record)に次ぎ3番目に位置する部品群の名称。この2群に大きな違いはない。
張力 (テンション、tension)
引き伸ばす力。その大きさの単位はN(ニュートン)。ブレーキレバーを引くと、ロープ(ケーブル)に張力が働く。スポークには初期張力が働いている。
スポーク張力は張力計で測定できる。
張力計 (tension meter、 tension guage、tensiometer)
ハブとリムによってスポークが引っ張られている力(張力)を、間接的に測定する計器。写真は一例。
張力計の左右の2つの固定点でスポークをはさみ握りを握って離すと、内部のばねによりその中央を所定の力で垂直に押してそれによるスポークの変位を指示するようになっている。
エアロスポークは平たい面を押す。張力が大きいと、変位は小さい。変位に対応した換算表が付属しており、換算表より張力を読み取る。左右の測定張力をそれぞれ合計して、片側のスポーク数で割ると、左右それぞれの平均張力が出る。各スポーク張力が平均張力の±20%以内にあれば、相対張力はよしとする。 一般に、前輪は左右のスポーク張力が等しい。ディスクブレーキが付いている場合は、ディスク側の張力が大きい。後輪はスプロケットの付いている側の張力が大きい。
「スポーク張力計」調整バレル (adjusting barrel)
クロムめっき (chromium plating、chrome plating)
酸化クロムの硫酸溶液をめっき液とし、目的の金属製品を陰極に、鉛または鉛合金を陽極に用いためっき。硬くて光沢のある銀白色のめっき面が得られる。膜厚は25~50μm。
日本硬質クロム工業会クロムモリブデン鋼 (クロモリ鋼、CrMo鋼、chrome molybdenum steel)
炭素鋼にクロム(Cr)0.9~1.2%およびモリブデン(Mo)0.15~0.3%を加えた合金鋼。
クロムモリブデン鋼管はフレームに使うと、引張強さが大きいため、薄肉の管を使うことができて軽くなる。
引張強さは、高張力鋼管(ハイテン鋼管)の約1.7倍ほどある。
クロモリ管 (chromoly pipe、chromoly ube、chrome molybdenum steel pipe、cro-moly tube)
クロムモリブデン鋼管の略称。フレームなどに使われる。 クロムモリブデン鋼管は、炭素鋼にクロム(Cr : 0.9~1.2%)およびモリブデン(Mo : 0.15~0.3%)を加えた合金鋼で作った鋼管で、引張強さが大きいため、薄肉の管を使うことができて軽くなる。 引張強さは、高張力鋼管(ハイテン鋼管)の約1.7倍ほどある。
クロモプラスチック (chromoplastic)
合成樹脂(プラスチック)にアルミと銅の箔を層状に入れて成型したプラスチック。プラスチックを薄くしても剛性があるので、軽量にできる。泥よけ(写真、泥除け支持棒はステンレス鋼製)およびチェーンガードなどに使われる。
中間着 (ミッドレイヤー、mid layer)
下着の上そして上着の下に着る衣服。冬などに保温のために着用する。フリースなどの素材が使われる。男性用および女性用がある。
中空クランク (hollow crank)
溝形の鍛造アルミ合金を2つ向き合わせ、接合部を溶接して作る。溶接箇所は一体に見えるよう仕上げる。
継ぎ目のない管を鍛造でクランク状に成型して、両端をとじる方法もある。いずれも製法が複雑なので高価となる。
シマノのホローテックおよびホローテック?は中空クランクとなっている。
中空軸 (hollow axle)
軸中心を中空にした軸。クイックリリースを使うハブのハブ軸として使われる。
穴にクイックリリース軸(串)を通す。
中空ピン (ホローピン、hollow pin)
チェーンの軽量化のためにピンを中空にしたもの。中空ピンを使ったチェーンは中空ピンチェーンと呼ばれることもある。
中空ピンチェーン (hollow pin chain)
ピンとして中空ピンを使った チェーン。軽量化を意図している。
メーカーは、シマノ 、Campagnolo 、KMC Chain Industrial 、SRAM 、Wippermann 、など。
注文フレーム (custom frame、custom made frame)
フレームの種類、材質、フレーム寸法および塗装色などを客の仕様に合わせて作るフレーム。客の身体寸法に合わせてフレーム寸法を決めるメーカーもある。
溶接技術を必要とする。一般に、フレームジグを使って製作する。フレームの再塗装を請負うメーカーがある。
メーカーは、今野製作所 、Appleman Bicycles 、AX Lightness 、Bob Jackson Cycles 、Calfee Design 、Cyclo Bicycles 、Ellis Cycles 、
Igleheart Custom Frames & Forks 、Kelly Bedford 、Kirk Frameworks 、Priority Cycles 、Rock Lobster Cycles 、Shamrock Cycles 、Shand 、Vibe Cycles 、
Yamaguchi Bicycles 、など。
注文自転車 (custom bicycle、custom made bicycle)
概要
注文フレーム(カスタムフレーム)のメーカーなどが客の仕様に合わせて作る自転車。個人(1人)又は少人数の従業員がいる小企業が多い。カスタムバイシクルとも言う。
そのメーカーのヘッドバッジを付けることがある。個人が注文フレーム及び部品を購入して組み立てることもある。
支払い
製作に入る前に手付金を必要とするメーカーがある。
製作が始まる前に全額を支払う必要のあるメーカーがある。
車種
製作する自転車の種類は、シティバイク、ロードバイク、ツアーバイク(旅行車)、マウンテンバイク、サイクロクロスバイク及びトラックバイクなど。
選定
自転車を構成するハンドル、ステム、サドル、クランクセット、ディレイラー、ホイール、タイヤなどのメーカー・型式を選ぶことのできる注文自転車メーカーがある。
バイクフィット
自転車のフィッティング(バイクフィット)をして寸法等を決めるメーカーがある。
設備
溶接機を所有している。旋盤を所有していて、頭管及びボトムブラケットセルなどを機械加工するメーカーがある。3Dプリンタでチタン製ラグを作っているメーカーがある。
ハンドメイド自転車展
ハンドメイド自転車(手作り自転車)の自転車展としてNAHBS(北米ハンドメイド自転車展)がある。
メーカー
アロートレイディング 、神金自転車商会 、 、共伸 、サイクル・ストア ヒロセ 、東叡社 、
細山製作所 、A2J 、Alchemy Bicycle 、Alliance Bicycles 、Appleman Bicycles 、Argonaut Cycles 、Bilenky Cycle Works 、Black Cat Bicycles 、Caletti Cycles 、Caam Corse 、Cykelmageren 、Demon Frameworks 、DeSalvo Custom Cycles 、
Don Walker Cycles 、Ellis Cycles 、Engin Cycles 、
Flying Machine 、Form Cycles 、Fyxation 、Gallus Cycles 、Gellie Custom 、Generic Cycles 、Groovy Cycleworks 、Guru Bicycles 、Hampsten Cycles 、Hunter Cycles 、Ira Ryan Cycles 、Kirk Frameworks 、KirkLee Bicycles 、Kish Fabrication 、Littleford 、Malcolm Custom Bicycles 、Mosaic Cycles 、
Moth Attack 、Naked Bicycles 、Parlee Cycles 、Pitz! 、Rebolledo Cycles 、Rodriguez Bicycles 、Roux Bikes 、Serotta 、
Signal Cycles 、
Signature Cycles 、Siren Bicycles 、Six Eleven Bicycle 、Stevens Bikes 、Sweetpea Bicycles 、Stevenson Custom Bicycles 、SyCip Designs 、
Terra Nova Cycles 、
Ti Cycles Fabrication 、Traffic Cycle Design 、Vanilla Bicycles 、Vendetta Cycles 、
Ventus Cycles 、Vertigo Cycles 、Victoria Cycles 、Vincent Dominguez Cycles 、Vibe Cycles 、Vulture Cycles 、Watson Cycles 、Winter Bicycles 、Woodrup Cycles 、YiPsan Bicycles 、Zen Bicycle Fabrication 、など。
中央スタンド (center stand)
メーカーは、Gebr. Pletscher 、など。
駐輪ラック (bike parking rack)
自転車の位置決めをしかつ倒れないよう前輪などを支持する器具。メーカーは、Scheme Green 、など。
駐輪場 (自転車パーキング、bicycle parking、bike parking、cycle parking、bicycle station)
概要自転車置き場。
屋根の有無がある。
地下式(地下駐輪場)がある。
有料及び無料がある。
カードで入口の扉が開閉する方式がある。
設置場所
公共、駅、スーパーなどの商店、集合住宅、学校、病院、企業及び自転車シェアーリングなどの駐輪場がある。
地下駐輪場(下図)の中には、自転車の上下移動のために自転車コンベアを設置した施設がある。義務付け
札幌市は、自転車通勤および営業に配慮して、
オフィスに駐輪場を設けることを義務付けている。
スペース
駐車場の自動車1台のスペースで約10台の自転車を駐輪できる。
メーカー
オービック・ジャパン 、
技研製作所 、サス・サンワ 、ダイケン 、
東海技研 、 トーマス 、
ニチプレ 、
日本鉄構建設工業 、
ビシクレット 、
ワイエム工業 、
Bike Dock Solutions 、CycleSafe 、Falco 、Federal 、
Steadycorp Pty 、など。



駐輪場空気入れ (bicycle parking pump 、public pump)
駐輪場などに設置するための空気入れ。
移動及び盗難防止のために、3本のアンカーボルトで駐輪場の床に固定するようになっている。
稀に、自転車店が軒先に置いていることがある(右端図)。公共空気入れとも言う。
メーカーは、Bike Fixtation 、Cyclehoop 、Falco UK 、など。
サークリップ (circlip)
スナップリングと同じ。サークルとクリップを合わせた造語という説もある。
シティサイクル (city cycle、citycycle)
シティ車のこと。主に日常の交通手段およびレジャー用に用いる短中距離、低中速走行用自転車(「JIS D9111 自転車-分類及び諸元」)。
シティ車 (シティバイク、city cycle、city bicycle、city bike)
概要
日常の交通、運搬および娯楽などに用いる短中距離、低中速走行用の一般用自転車。シティサイクル、軽快車およびママチャリとも呼ばれる。稀に、買物自転車とも呼ばれる。
ハンドル
平ハンドル、後退ハンドル又はクルーザーハンドルなどとなっている。
フレーム
乗り易くするために、下管の一部をクランク軸より低くした形
(ローステップフレーム)及び
Uフレームもある。ミキストもある。
スカートまたはコートを着用して乗るには、
スカートガードが付いていることが必要。
アルミ合金フレームのシティ車は、1890年代にフランスで最初に市販された。
駆動
チェーン駆動及びベルト駆動がある。
変速変速機のない単速、内装変速機及び外装変速機がある。
変速機で速度を落とすと上り坂でペダルが重くならない。
Di2の付いた形がある。
ブレーキ
ほとんどがリムブレーキであるが稀にディスクブレーキもある。
荷台
前荷台及び後荷台が付いた形がある。
かご
買物を入れるために、前かご及び後かごが付いた形がある。
メーカー
ウエルビーサイクル工業 、武田自転車 、パナソニック サイクルテック 、ブリヂストンサイクル 、ホダカ 、ミヤタサイクル 、2x2 Worldwide 、Beg Bicycles 、Bella Ciao 、Biria 、BMC 、 Bobbin Bicycles 、Bottecchia Cicli 、Bowery Lane Bicycles 、Breezer 、 Brodie Bicycles 、Budnitz Bicycles 、Capital Cycles 、Cicli Olympia 、Civia Cycles 、
Co-Motion Cycles 、Condor Cycles 、Detroit Bikes 、Diamondback 、Gazelle 、Gitane 、Grupetto Italia 、Handsome Cycles 、Hercules 、 Hoy Bikes 、Huffy Bicycle 、Jamis Bicycles 、Kalkhoff 、Kenhill 、Kettler 、KHS Bicycles 、Koga 、Light Blue Bicycle 、Montante Cicli 、 Norco Performance Bikes 、Public Bikes 、Pake Bicycles 、Pashley Cycles 、 Paul Budnitz Bicycles 、Peugeot 、Raleigh 、Retrovelo 、Ridgeback 、Royal Dutch Gazelle 、Schwinn 、Shinola 、Skeppshult 、Sun Bicycles 、Thompson 、Trek Bicycle 、Vanmoof 、Velorbis 、Viva Bikes 、Wyatt Bicycle 、など。
「自転車の種類」
シティ車クランプオン (clamp-on、clamp on )
ディレイラーなどの部品をクランプでフレームなどに固定する方式。塗装の上から固定するので精密機器とは言えない。
前ディレイラーのクランプ径は立管径に対応している必要がある。立管径は28.6mmおよび31.8mmが多い。これは素材のフレーム管の外径で、実際の外径は塗装厚さだけ厚くなっている。クランプオン方式は、クランクスプロケットの大きさ(高さ)に対応して、クランプを上下に動かすことができる。
フレームにろう付けなどで付けた座および座に固定する方式はブレーズオンと呼ばれる。
どちらがすっきりと見えるかは、好みによる。クランプオンとすれば、フレームメーカーにはブレーズオンを付ける手間がかからない。
クランプオンディレイラー (clamp-on derailleur)
クランプでフレームの立管に固定する方式の前ディレイラー。
前ディレイラーのクランプ径は立管径に対応している必要がある。クランプ(バンド)径は取り付ける立管(シート管)の外径に対応して、28.6mm(1-1/8 inch)および31.8mm(1-1/4 inch)の2種類がある。
マウンテンバイク用には、その上に34.9mm(1-3/8 inch)もある。クランプ径が立管径よりも大きいときは、ディレイラーシムを使う。
立管径は28.6mmおよび31.8mmが多い。これは素材のフレーム管の外径で、実際の外径は塗装厚さだけ厚くなっている。 塗装の上から固定するので精密機器とは言えない。
クランプ方式は、クランクスプロケット(チェーンリング)の大きさ(高さ)に対応して、クランプを上下に動かすことができる。 クランプ式とすれば、フレームメーカーには直付け座(ブレーズオン)を付ける手間がかからない。
クランプ (clamp)
何かを締め付ける金具。例えば、次のようなクランプがある。
(1) 作業スタンドに付いていて、フレームをつかむ作業スタンドクランプ 。
(2) サドル支柱をフレームの立管(シートチューブ)に固定するためのサドル支柱クランプ。
(3) サドルレールを固定するためのサドルクランプ。
(4) ハンドルステムに付いていて、ハンドルをつかむハンドルクランプ。
(5) 前ディレイラーをフレームに固定するための前ディレイラークランプ。
クランプインバルブ (clamp in type valve)
タイヤのチューブにバルブを取り付ける方式の一つで、バルブステム下端に付けた円盤形のつば(金属ベース)と座金でチューブを挟み、バルブステムに切ったねじに入れたチューブナットで締める方式。
座金の形状は、円形及び角形がある。JIS D9422(自転車用タイヤバルブ)においては、「金属圧接」(バルブ)と名づけている。
英式バルブ、仏式バルブおよび米式バルブのいずれも座金を締付けるナットのためのねじがステムに切られている。
このねじはステムを、リムに固定するリムナット用のねじとしても使われる。
クランプ径 (clamp diameter)
クランプ(留め金)の留める部分の直径。次の部品にはクランプがある。
ハンドルステム
ハンドルクランプ径
立管
立管クランプ
前ディレイラー
前ディレイラークランプ
クラリス (Claris)
シマノの入門用のグループ(部品群)。変速は8段でカセットスプロケットは11_32T。
クランクセットは、3段が50_39_30T、2段が50_34Tそしてコンパクトが46_34T。
シフターは、ドロップハンドル用がデュアルコントロールレバー そして平ハンドル用が平ハンドル用シフター。
ブレーキはデュアルピボット ブレーキ及びVブレーキ。
クリーナー (cleaner、bike cleaner )
- 洗浄器
洗浄器

- 洗浄液
マウンテンバイクなどの自転車のフレーム、車輪又は部品の土汚れ及び油よごれなどを清掃するための液体。
スプレー容器などに入っており、スプレーノズルが付いている。容量は1 literなど。
水で希釈して使うものもある。自然界の微生物で分解される液体を使っているものもある。
専ら潤滑油およびグリースを除去するために溶解させる薬品は、ディグリーサーともいう。
温水に食器洗剤などを入れた液をウエスに付けて、フレームなどを拭き取り乾燥後に、スプレーして光沢を出すと同時によごれに対する保護膜を作るスプレー缶もある。 生分解性のものもある。
泡状にして出す形がある。これは液が流れ落ちることがなくかつ、自転車のどこに噴霧したかが分りやすい。
メーカーは、Brite Ride 、Brunox 、Fenwick's 、Finish Line Technologies 、Fisher Outdoor Leisure 、Holmenkol 、Juice Lubes 、Muc-Off 、Pedro's 、
Weldtite Products 、など。
クリアランス (clearance)
すき間。
クリート (cleat)
概要

クリートは、靴をペダルと結合する結合ペダル用の靴底に付けて、靴とペダルと結合するための樹脂または金属製の留め具。
一般には、靴とは関係なく、留め具のことをクリートという。また、滑り止めに一般の靴の底に付けるゴムの突起をクリートという。
極めて稀に、シュープレートと言われることがある。
種類
ロードバイク用
クリートは靴底から出ているので、ペダルとの結合が容易という利点がある。ロード用の靴は、軽量化のために靴底を薄くしているので、クリートを沈めることは困難である。
力の伝達を良くするためにクリート幅は広く、3本のねじで靴に固定する。
マウンテンバイク用
歩行時にクリートが地面にあたらないよう靴底に沈めているために、幅はロード用より狭く、2本のねじで固定している。
調整
位置決めができるよう、ねじを入れる穴は長穴となっている。前後位置および向きを調節する。
前後位置は拇指球(親指の付け根のふくらんだ部分)がペダル軸上になるように合せる。左右の向きは、自分のつま先(足)の自然な向きに合せる。
外向き及び前向きの人が多く、内向きの人は少ない。
足裏は水平の人および左右に傾いている人がいる。
その傾きを補正するために、クリートと靴底の間に入れるクリートウエッジがある。
左右の足の長さの違いを補正するためにクリートと靴底の間に入れるシムとしてクリートシムがある。
清掃
クリートは必要に応じて、ブラシ又は使用済みの歯ブラシなどで清掃することが望ましい。
磨耗
歩くと磨耗するので、消耗品とされている。 磨耗するとペダルとの着脱が正常でなくなるので新品と交換する。
特殊仕様
(1) 磨耗すると留めねじを外して90°回転すると、もう一度使える形がある(左図)。
(2) かみ合わせ式に前後に分割されており、まず後部を交換して次に前部を交換すると取り付け位置が交換前と変わらないようにした形がある(中央図)。
カバー
磨耗、路面との滑り及び音を防止するためにクリートに被せるクリートカバーがある。
工具
靴への取付位置を調節する工具として、クリート工具がある。
メーカー
シマノ 、BBB Bike Parts 、Crankbrothers 、Exustar Enterprise 、Hostettler(ixs) 、Look Cycle 、Miche 、Original Bike Engineering 、Ritchey Design 、など。
クリートアダプター (cleat adapter/adaptor)
結合ペダルに使う結合靴の底に付けるクリートに関し、ロードバイク用の3穴固定のクリートに替えて2穴固定のマウンテンバイク用のクリートが使えるようにする適合部品(アダプター)。メーカーは、シマノ 、など。
クリートボルト (cleat bolt)
六角穴付きボルトが一般的。
サイズは、M5 x 10 、M5 x 11.5、M5 x 13.5及び M5 x 16 など。
材質はチタン合金など。
クリートカバー (cleat cover)
材質は樹脂。質量は50~60g。写真は各種形状のおおいの内および外。
特殊なカバーとして靴底のクリープ部を覆う形がある(右端図)。
メーカーは、Cleatskins 、Look Cycle 、など。
クリート角 (cleat angle)
クリートを靴底に付けたときの靴底中心線とクリート中心線の作る角度。この角度で結合靴とペダルの角度が決まる。
歩くときにつま先が前方ではなく外を向いている人は、ペダルに対するクリート(靴)向きも、それに見合って外にむけた方が良好なことが多い。
クリート工具 (cleat tool)
クリートを靴に対して位置決めする工具。右靴用と左靴用が一体となっている。
使い方は、クリートのねじを緩めてクリートが靴に対して自由に動くようにして、工具のクリート孔にクリートを入れる。
クリートの左右及び前後位置並びに左右角度が目盛りで分かるので、自分に合う位置に合わせてクリートねじを締めて固定する。
クリート工具の種類は、メーカー型式(クリートの形状の違い)に応じて、シマノSPD、シマノSPD-SL、Loo Keo及びCrankbrothersの4種類がある。
使い方の動画がメーカーのホームページにある。
メーカーは、Ergon 。
クリート靴 (cleated shoes)
靴底にクリートの付いた靴。なお、一般用語としてのクリートは、靴底の滑り止めのこと。
クリートシム (cleat shim)
シム厚さは2mm及び3mmなどがある。2mmと3mmを重ねると5mmとなる。
足裏は水平の人および左右に傾いている人がいる。くさび状にした形は、クリートウエッジと言う。
メーカーは、Keywin Pedals 、など。
クリートウエッジ (cleat wedge)
靴底とクリートの間に入れて、左右の足の傾き(足裏の左右の傾き)及び長さの違いを補正するためのプラスチック製等の薄いくさび状の板。ウエッジはくさび(楔)のこと。
くさび状になっていない平板形はクリートシムと言う。
くさび形を上下逆にして2枚合わせると平板になる。
クライマー (climber)
自転車で上り坂を上ることを得意とする自転車競技者。地形から見てクライマーに有利な自転車ロード競技がある。
クリンチャーリム (clincher rim)
リムフランジ内面の周囲端に突起を設けてクリンチャータイヤのビードを固定するようにしたリム。WOリムとも呼ばれる。
「リム」クリンチャータイヤ (clincher tire)
概要
タイヤの円周両端部(ビード)にワイヤと呼ぶ鋼製またはアラミド繊維製のロープをを埋め込んで、リムのビード座と結合するタイヤ。
WOタイヤとも言う。クリンチは留める、引っ掛ける、締付ける(空気を入れた時、リムに対して)の意味。
タイヤのビードをリムのフックにかけて、タイヤの高い空気圧によってもタイヤがリムから外れないようにしている。
ケーシング
ケーシング(コード)はタイヤの骨組であり、ナイロンなどの繊維で多層(2~5層)に作られている。
トレッド(踏面)は路面と接する部分であり、ゴムでできている。耐パンクベルト(パンク保護ベルト)は付いていないタイヤが多い。
右の模式図では ケーシング(コード)は3層であるがトレッド下のみ4層として耐パンク性を向上させている。ビードは1層となっているが多層であることが多い。
これらは側壁にゴムの付いていないスキン壁の例であるが、コード保護のために側壁にトレッドよりかなり薄いゴム層の付いたゴム壁のタイヤが多い。
折りたたみ
ビードにケブラー(アラミド繊維)の入ったものは折りたためるが、鋼製のワイヤーの入ったものは帯のようには折りたためない。
鋼製のワイヤー入りを予備品として携帯するには、3重ループにたたむ。3重ループにすると直径は元の1/3となりバッグに入る。
そのためには、まずタイヤを8の字とする。8の字の上の丸の直径は元のタイヤの1/3とする。次に8の字の下の丸を2つのループとし、上の丸と重ねれば3重折となる。
質量
タイヤ各社の700Cタイヤの質量を打点したグラフを右に示す。横軸はタイヤ幅そして縦軸は質量となっている。
タイヤ幅が1mm大きくなると質量は約15g大きくなっている。
取付方法
- タイヤの一方のビードをリムのビード座に置く。
- 丸くなる程度にチューブに空気を入れる。
- バルブステムをリムのバルブ穴に入れる。
- チューブをタイヤに入れる。
- バルブステムの反対側から始め、タイヤの他方のビードをビード座に入れる。
- バルブステムが直立していることを確認する。
- 全周に渡ってタイヤの左右の芯出しを行う。
- バルブを付けて、所定圧力まで空気を入れる。
クリンチャーホイール (clincher wheel)
クリンチャータイヤの装着のできるクリンチャーリムを使ったホイール。
メーカーは、シマノ 、Campagnolo 、Corima 、Mavic 、Zipp Speed Weaponry 、など。
クリップレス (clipless、clipless pedal、toe clipless pedal)
ペダルと靴底に付けたクリートを結合するようにした結合ペダル。
クランク角360度に渡って力が伝達できる。当初、主流であったトウクリップと区別するためにトウクリップレス(トウクリップがない)という紛らわしい名称が付けられた。
「ペダル」クリップレスペダル (クリップインペダル、clipless pedal、clip in pedal、toe clipless pedal)
クリップレスと同じ。クリップレスペダルが考案される前は、トウクリップが使われていたので、
当初はトウ(つま先)にクリップが無いという意味のトウクリップレスペダルと呼ばれていたが、その後トウが省略されてクリップレスペダルまたは単にクリップレスと呼ばれるようになった。
クリップオンバー (clip on bar、clipon bar、clipon aero bar、clip-ons)
トライアスロンバイクおよびタイムトライアルバイクのハンドルにおいて、ベースバー(ブルホーン)をつかんで前に出ている棒。空力姿勢を作る。エアロバー (空力 ハンドル)と同じ。 クリップはつかむという意味。クリップオン エアロバーまたは単にクリップオンとも言う。 シート角のきついフレームに合う。一般的な腕の配置は、前腕を水平にして、前腕と上腕のなす角度を90°~110°とすること。
クロウスレシオ (クロスレシオ、close ratio)
概要
カセットスプロケットの隣接するスプロケット間の歯数またはギア比が接近していること。一般にはロードバイクはクロウスレシオそしてマウンテンバイクはワイドレシオとなっている。
クロスレシオ(交差レシオ)と呼ばれることもあるが、そのようなレシオは存在しない。
クロス(cross、交差する)ではなく、クロウス(close、接近した)の意味。反意語はワイドレシオ。
利点
クロウスレシオは細かな速度変更ができるので、負荷(風や緩やかな坂)に対応して自分に適したケイデンスを維持しやすい。
競技者は、与えられた競技路において、自分に合った最適のケイデンスで走ることができる。
具体例
具体的には隣のスプロケットとの歯数比が1.06に近ければクロウスレシオで、1.18に近ければワイドレシオ。その中間の1.12付近は中間レシオ。
定規の目盛りで示すと次のようになる。
| +----------- | ---+--- | -----------+ |
| 1.06 ← クロウスレシオ | 1.12 | ワイドレシオ → 1.18 |
| 隣接ギア比(歯数比) | ||
「後輪スプロケットのレシオ」クラブモデル (club model、club cycle)
1930年代に始まって英国の多くの自転車メーカーがクラブ乗車用に作った自転車。右端図の2台は当時のカタログの絵。英国ではクラブを中心にして自転車に乗るという伝統があり、各地に多くの自転車乗車クラブがある。 クラブは定期的に日帰り旅行、短長期の旅行、タイムトライアル競技及びロード競技などを行っていたが、競技よりも娯楽に重点がおかれており、クラブモデルは娯楽用の自転車として作られた。 当時の先端の技術で作られており、主な仕様は次の通り。
フレームおよびフォークは合金製の肉厚を薄くした軽量管を使用。 シートステイはテーパー管を使用。ヘッド角もシート角も71°であった。 泥よけ及びフレーム空気入れ用に、
直付け座を取付。ハンドルはドロップハンドル。 革サドル。内装変速機付き。ホイールは軽量の 26x1-1/4 (1950年には 27x1-1/4に変更している)、ステンレススポーク、クイックリリース蝶ナット、高圧タイヤ。セルロイド製の泥よけ(1946年にアルミ合金に変更)。 当時一般的であったロッドブレーキではなく現在使われているロープ(ケーブル)で引くブレーキを使用。前輪にハブ発電機の付いたものもある。絵には革のサドルバッグが描かれている。
現在も英国の一部のメーカーは作っているが仕様は現在の部品に変更している。一例の写真を上左端に示す。タイヤは700x25C(672mm)そして変速機は外装変速機に変わっている。 ヘッド角は71°または72°そしてシート角は73°になっている。泥よけステイ の数が半減している。
メーカーは、Raleigh 、など。
クラブライド (club ride)
サイクリングクラブなどの会員が集団で自転車走行すること。クラブライドが行われる理由の一つは、一人で走るより楽しいから。欧米には地域のクラブが多い。
クラスター (cluster)
後輪のスプロケット群。6段、7段、8段、9段、10段及び11段などがある。クラスターは房、群れのこと。一般にはカセットスプロケットと呼ばれる。
クラッチディレイラー (clutched derailleur、clutch derailleur)
摩擦クラッチを付けた後ディレイラー。マウンテンバイクの荒野走行におけるチェーンのばたつきを防止する。 シャドープラスディレイラー はクラッチディレイラーとなっている。
CLWB (compact long wheelbase)
小形長ホイールベース。リカンベントにおいて、ホイールベース(目安)=1150~1600mm。
ホイールベースをやや長くして、クランク軸が前輪軸と頭管(ヘッドチューブ)の間に来るようにしている。短ホイールベースより安定が良く、操縦性も悪くない。
CNC (Computerized Numerical Control、Computer Numeric Control、Computer Numerically Controlled)
コンピューター数値制御(NC)。コンピューターのプログラムによって数値制御して
(部品を加工する工作機械)。
左図は工作機械メーカーが販売しているCNC旋盤。
右図は、ハブシェルをCNC旋盤で加工している工場。
アルミ合金製の円柱を装着すると自動的に加工される。
CNC機械 (CNC machine)
CNC(コンピューター数値制御)によって部品を加工する工作機械。利点
(1) 連続して24時間使うことができる。停止する必要があるのは保全の時のみ。
(2) プログラムしたデザインに基づいて作動するので、正確に同じものが作れる。
(3) 手動の機械と違って低技能の作業者も操作出来る。
(4) ソフトを改良することにより最新にすることができる。
欠点
(1) 手動の機械よりも高価。
CNC旋盤 (CNC lathe)
コンピューター数値制御(CNC)を使う旋盤。旋盤は工作物を主軸に固定して回転させ、刃物を前後左右に動かし、切削する工作機械。
左図は工作機械メーカーが販売しているCNC旋盤。右図は、ハブシェルをCNC旋盤で加工している工場。 アルミ合金製の円柱を装着すると自動的に加工される。
CO2カートリッジ (CO2 cartridge、CO2キャニスター、CO2 canister)
タイヤをほとんど瞬間的に加圧することができる。主に、携帯用として使用するのが一般的。
カートリッジ1本で、1本のタイヤを加圧できる容量を持っている。CO2容量は、12g、16gおよび25gがある。
注入口に接続用のねじの付いた形およびねじなし形がある。加圧できる最高圧力は、メーカーにもよるが、300kPa、500kPaおよび1000kPaなど。
炭酸ガスはゴムの透過率が大きい(チューブからのガス抜けが比較的早い)のが欠点。
メーカーは、Axiom Performance Gear、Genuine Innovations、Hostettler(ixs) 、Lezyne 、Planet Bike、Ravx 、Serfas 、Silca 、Tacx 、Topeak 、Zéfal 、など。
CO2インフレーター (クイックエアー、CO2 inflator、quick air)
概要
CO2カートリッジ(容器)をタイヤ(チューブ)のバルブと接続するための器具。
人力を使わない空気入れは、インフレーターと呼ばれる。
CO2ポンプ(CO2 pump)と呼んでいるメーカーがあるが、厳密にはポンプではないので、不適切な用語と言える。
用途
短時間でタイヤを加圧することが出来るので、競技中などの空気入れの代用として使われる。
型式
容器の口に付ける簡易形および容器を中に入れる形がある。
中に入れる形は流量および圧力の調整が行いやすい。
一般のミニ空気入れとCO2インフレーターを一体にした形もある。
必要ならミニ空気入れで追加加圧することができる。
適用バルブ
仏式バルブ(プレスタバルブ)および米式バルブ(シュレーダーバルブ)に使うことができる。
リコール
卸売り業者のTodsonはZefalのCO2カートリッジがインフレーターから分離する可能性があるとして、2009年に販売した約24,000個をリコールした。
メーカー
Blackburn 、Giant 、Genuine Innovations 、Lezyne 、Meqix 、Planet Bike 、Ravx 、Serfas 、Silca 、Specialized Bicycle Components 、Tacx 、Topeak
、 Zefal 、など。
参考
「CO2 インフレーター」
CO2レギュレーター (CO2 regulator)
CO2カートリッジを使ってタイヤを加圧するときに、圧力を下げるための圧力調整器。ノブを回して圧力を調整する。圧力調整範囲の例は、100~1500kPa。
手で握ったCO2カートリッジ が気化熱で冷たくなるので、カートリッジに被せる断熱材(インシュレーター)が付属しているものもある(左図)。
メーカーは、Genuine Innovations 、Silca 、Trek Bicycle Corporation 、など。
コースターブレーキ (coaster brake、coaster brake hub)
後輪ハブの中に、ブレーキとフリーホイールの役目をするコースター(滑るという意味)を組み込んだブレーキ。
1,890年代に発明された。クランク(ペダル)を逆回転すると、ブレーキとなるのが大きな特徴。
子供の握力の小さいので、子供自転車に向いている。 筋肉の病気などで握力が大きくない大人にも向いている。
ブレーキレバーおよびブレーキケーブルは不要かつ、手でブレーキを操作する必要がないという利点がある。
ハブの中に組み込まれているので雨の影響を受けない。耐熱グリースが封入されている。
ハブフランジのスポーク穴数は36穴など。ロックナット間距離は110mmなど。
コースターブレーキハブ及びコースターハブとも言う。3段、7段及び8段などの内装変速機と合体したコースターブレーキがある。
メーカーは、シマノ 、Sturmey Archer 、など。
コースターブレーキハブ (coaster brake hub)
コースターハブ と同じ。
コースターハブ (coaster hub)
概要
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ブレーキ
コースターブレーキはブレーキとフリーホイールの役目をするコースター(滑るという意味)を組み込んだブレーキ。 コースターブレーキから出ているブレーキアームはその端をチェーンステイに固定する。シュー式およびディスク式がある。
特徴
ペダル(クランク)を逆回転させるとブレーキが作動する構造となっているのが大きな特徴。手でブレーキを操作する必要がないという利点がある。雨の影響を受けない。 また、握力の小さい子供用の自転車にも向いている。
構造
前進するようにペダルを漕ぐと、スプロケットの回転によってドライバーをクラッチに入れる。クラッチはハブシェルを回転させて前進する。 ペダルの回転を止めると、クラッチはハブシェルから離れる。 ペダルを逆回転させると、クラッチはブレーキシューに入る。シューは左側のコーンを回転させ、シェル内の摩擦が増大してフレームに固定したブレーキアームは、左側のコーンの回転を止める。 ブレーキ操作時に、リムブレーキよりもスポークに大きな力が働く。
メーカー
シマノ 、Kun Teng Industry 、SRAM 、など。
コースティング (coasting)
下り坂などで、ペダルを漕がずに重力または惰性(慣性)により走ること。
コート (coat)
防寒・雨よけ及びファッションなどのため、外出の時に普通の衣服の上に着る長い外套。男性用及び女性用がある。
ボタンでとめる形及びジッパーでとめる形などがある。
袖は長袖(ロングスリーブ)となっている。
レインコート及びトレンチコートなどがある。
トレンチコートは肩に共ぎれの大きな当て布がつき、ダブルの打ち合わせでベルトを締めて着るコート。
メーカーは、モンベル 、など。
コクピット (cockpit)

概要
飛行機の操縦室(コクピット)の連想から、自転車のハンドルステムを含むハンドル部を表す。
付属品
次のような部品を付けることがある。
前照灯、サイクルコンピュータ 、GPSサイクルコンピュータ 、iPhoneサイクルコンピュータ 、動力計 、バックミラー 、バーエンドミラー 、ベル 、 ホーン 、傾斜計 、
ボトルケージアダプター 、スペースグリップ 、地図ホルダー 、 カップホルダー及びハンドルバッグ 、など。
コクピット長
コクピットにサドルを含めることもある。サドルとハンドルの水平距離はコクピット長 と言う。
コクピット長 (cockpit length)
サドル中心(サドル上面とサドル支柱中心線の交点)からハンドルの中心までの水平距離。
主に有効上管長およびステム長で決まるが、ヘッド角およびシート角も少し影響する。 コクピット長は乗車姿勢に影響する。胴長および腕長の長い人は長いコクピット長が向いている。
同じ胴長の男女を比較すると女性は腕長が短いので、女性は男性に比べて短いコクピット長が向いている。
トライアスロンバイクのコクピット長は、ロードバイクのそれよりも短い。なお、コクピットは飛行機などの操縦室のことであるが、自転車ではハンドル部のこと。
コグ (cog)
スプロケットの俗称。コグは歯車の歯のことであるが、コグホイール(歯車の俗称)の略語として使われ、さらに後輪のスプロケットとして使われる。
後輪スプロケット群(クラスターまたはカセットスプロケット)として誤用されることもある。
固定スプロケット自転車などに使われる。
メーカーは、Endless Bike 、など。
コイルばね (coil spring)
引張コイルばね(左端図)、圧縮コイルばね(中図)及びねじりコイルばね(右端図)がある。規格は、JIS B2704(コイルばね)。
コイン電池 (coin cell、coin battery)
コイン状の電池で、ボタン電池と同じ。
カラーチェーン (coloured chain、colored chain)

着色したチェーン。着色したテフロンのコーティングなどで行われる。BMXバイクのチェーンなどに使われることがある。
カラー自転車 (colored bicycle)

概要
美観などのためにフレーム、フォーク及びリムなどを着色した自転車。着色は塗装、陽極酸化及びめっきなどで行う。
仕様
- 統一的に同じ色で着色した形がある。
- 部品によって異なる色とした形もある。
- 部品には着色した形がある。カラーサドル 、カラーリム 、カラータイヤ 、チェーンリング 、カラーチェーン 、カラースポーク、にぎり など。
- すべての金属部品に真鍮めっき又は銅めっきをして同じ色とした形がある。
- 動物のヒョウの模様を付けた形がある。
カラーリム (colored rim)
着色リムのこと。陽極酸化処理によって着色したリム。
陽極酸化処理により、リムブレーキのパッドに対する耐摩耗性は向上する。雨天時の摩擦係数は、処理をしていないリムより減少する(滑りやすくなる)。
厚い陽極酸化膜は熱絶縁性があり、ブレーキパッドからリムへの熱伝導を悪くするので、リムからの放熱が妨げられパッド温度が上昇してブレーキの効きを減少させる。
高価となる。疲労には悪影響を与える。
カラータイヤと組み合わせることもある。フォーク及びフレームなどの色と合わせることもある。
カラーサドル (colored saddle)

各種の色に着色したサドル。色としては白、緑、青、赤、桃色及び茶などがある。フレームなど他の部品の色に合わせることがある。
カラースポーク (colored spoke)

着色したスポーク。材質はステンレス鋼及び炭素鋼など。着色は陽極酸化などで行う。
カラータイヤ (colored tire)

概要
着色タイヤ。美観のために、黒でない色の付いたタイヤ。機能より外観を重視して、シリコン(白色)と着色剤をゴムに添加しているため、耐摩耗性および路面が濡れているときの摩擦力(トラクション)が劣る。一般に価格は高い。下図は黄色のカラータイヤを付けたロードバイク。ハンドルテープの色と合わせている。
黒タイヤ
黒タイヤはゴムにカーボンブラックを25~50%添加して耐摩耗性および路面との摩擦力を向上させている。側面はを着色しているが踏面(トレッド)は黒ゴムの機能をもたせるために黒にしたタイヤ、及び全体を着色したタイヤがある。
コラムクランプ径 (steerer clamp diameter)
ハンドルステムにおいて、操縦管(ステアラー)をつかむ部分のクランプ内径(操縦管クランプ径)。英語ではコラムではなくステアラーが使われる。
操縦管クランプ径は、25.4mm(1")、28.6mm(1-1/8")、31.8mm(1-1/4")および38.1mm(1.5")の4種類がある。
コンフォートバイク (comfort bike、comfort bicycle)
マウンテンバイクの影響を受けた娯楽(リクリエーション)用の自転車。直立に近い楽な乗車姿勢となるよう、かつ視認性が良いよう、ハンドル高さはサドル高さよりかなり高い。
楽な乗車姿勢となるよう、ハンドルはマウンテンバイク用の幅広の上がりハンドルが使われる。ハンドル高さが調整できるハンドルステムが付いたものがある。
タイヤはマウンテンバイク用26型であるが、ブロックタイヤでないものが使われる。ブレーキは主にVブレーキが使われる。サドルは座り心地を重視して、幅広のものが使われる。
サスペンションサドル支柱又は/及びサスペンションフォークを付けたものがある。
21段程度の外装変速機が付いている。コマンドシフター (Command Shifter)
蝶ナットのような形のシフトレバーに対するサンツアーの商品名。ドロップハンドルのブレーキレバーの後方などに取付ける。
ハンドルから操作しやすい。
現在は生産されていない。
コミューター (commuter、bicycle commuter、commuter bicycle)
- 通勤者
電車、バス、自動車または自転車などで通勤する人。 - 自転車通勤者
自転車で通勤する人。 - 通勤用自転車
通勤に使う通勤自転車(コミューターバイク)。
通勤に使える自転車の種類はスポルティフ、ロードバイク、クロスバイク(長距離には向かない)およびシティ車(中長距離には向かない)など。
コミューターバイク (commuter bike、commuter bicycle)
通勤に使う自転車。通勤自転車のこと。通勤者はコミューターという。
コンパクトクランク (compact crank、compact crank set)
概要
34Tなどの歯数の少ない(小さい)スプロケットが装着できるよう、スパイダーに固定するボルト穴のピッチ円直径(PCD)を110mm以下にした2段(ダブル)クランクまたはそのクランクとスプロケットとの組合せ。英国ではコンパクトチェーンセットという。
利点
前ディレイラーは3段の必要がなく、後ディレイラーは長ケージの必要がなく、3段より質量が小さい。
チェーンラインは真っ直ぐに近づくので伝動効率が少し良い。かつ左右のペダル間距離が短くなる利点もある。
スプロケット歯数
一般に、50_34T(又は50_36T)の2段であることが多い。
クランク長
160、165、170、172.5及び175mm。ただし、コンパクトクランクは特定のクランク長を意味しない。
使用者例
Hamiltonは2002年のツール・ド・フランスにおいて、52_36Tのコンパクトクランクで走った。
メーカー
シマノ 、スギノテクノ 、Campagnolo 、Full Speed Ahead 、Stronglight 、など。
参考
「多段ギア比 計算器」
コンパクトドライブ(compact drive)
ギア比を小さくして登坂を楽にするため、クランクスプロケットの歯数を標準的な39T_53Tに対して、34T_50Tに少なくしたスプロケットとクランクの組合せ。
その際、後輪スプロケット(カセットスプロケット)は、標準的な12T_25Tに対して11_23Tであることが多い。写真はロード用の50T_34T(2段)のクランクセット。小さいスプロケットが装着できるよう、スプロケットをクランクに固定するスプロケットボルトのピッチ円直径(PCD)は110mm以下と小さくなっている。 ボルト穴のピッチ円直径は130mmまたは135mmが主流であるが、昔は110mm以下であった。
利点は質量が幾分小さくなること及びQファクターを短くしてもスプロケットが小さいのでスプロケットとチェーステイとの隙間が確保できること。
欠点は歯数が少ないため磨耗が幾分早いこと及び互換性に乏しいこと。
「コンパクトドライブ」コンパクトフレーム (compact frame)

フレームを上から押しつぶしたような形でコンパクトとなっている。
立管、上管およびシートステイが短くなるので、少し軽くなりかつメーカーは少ないフレームサイズで多くの身長の人に対応できる。 一方、サドル支柱が長くなるため、剛性が低下する。空気抵抗上の利点はない。
メーカーは、Glacier Bikes 、など。
コンパクトハンドル (compact handlebar)
標準より小さいハンドル。女性仕様バイクなどに使われることがある。
コンパクト車 (compact bike)
屋内での保管又は公共交通機関への持込みを意図し、呼び径20以下の車輪及び軽いフレームによって、軽量化及びコンパクト化を図った自転車。
コンパクト自転車又は小径車とも言う。フレームは折りたたみ(折りたたみ自転車)又は分割できる構造である形が多い。 ペダルのみ折り畳みできるものもある。 全長は1,600mm以下そして質量は8~15kg。変速機が付いた形も多い。コンパクト車(小径車)用の部品群としてはシマノのカプレオ(Capreo)がある。
車輪が小さいために、転がり抵抗係数が大きく長距離走行には向かない。平坦でない路面では車輪の大きなシティ車などと比べて乗り心地が悪い。サスペンションの付いた形がある。
コンパス (compass)
方位を測定するための計測器である方位計のこと。円を描く器具もコンパスという。
コンポ (component)
| レベル | グループ名 |
| 上級プロ | Super Record |
| 中級プロ | Record |
| プロ | Chorus |
| 競技 | Centaur |
| 熟練 | Veloce |
| 練習 | Mirage |
| 入門 | Xenon |
一般に構成品(コンポーネント)は部品の集合体。
例えば、自転車の構成品であるサドルはサドルレール等の部品で作られている。
自転車が大分類だとすれば、構成品は中分類そして部品は小分類となる。
コンポーネントは販売戦略上のグループ(部品群)を表すこともある。
カンパニョーロ社の販売戦略上のコンポーネント(グループ、部品群)名を右表に示す。
レベル名は公式のものではなく、仮につけたもの。
コンポーネント (component)
自転車の構成品。例えば、ペダル、クランクセット、ボトムブラケット(BB)、ディレイラー、カセットスプロケット、チェーン、ハブ、シフター、ブレーキ及びヘッドセットなど。
構成品は部品で構成されている。
グループの意味で使われることもある。
コンポーネントグループ (component group)
自転車を構成する構成品群。グループと同じ。
コンポジット (composite)
複合材または複合物。複数の材料を組み合わせて、単独の材料に無い特性を持たせたもの。例えば、炭素繊維強化樹脂(CFRP)は炭素繊維布を層状に合成樹脂
(エポキシ樹脂)と組み合わせた複合材(コンポジット)でフレームおよびホイールなどに使われる。
コンポジットホイール (composite wheel)
複合材ホイール。炭素繊維強化樹脂などの複合材(コンポジット)で作ったホイール。強度を確保した上で、空気抵抗の低減および軽量化を意図している。 スポーク張力などの保守は必要ない。
横風の影響を受けるという欠点がある。ハブはシマノなどの既製品が使われる。
コンプレッション調整 (compression adjustment、compression damping adjustment)
圧縮調整。マウンテンバイクなどに使われている緩衝器(サスペンション)が圧縮される速度を調節すること。
コンプレッションプラグ (compression plug)
炭素繊維強化樹脂(CFRP)製のフォークの操縦管において、ねじ無しヘッドセットの上部に取付けて、スターファングルナット (スターナット)と同じ働きをするプラグ。キャップボルトを締めると、アンカーナットが分割したテーパ環を操縦管の内壁に広げ押付けて固定する。テーパ環は環状にした小さいコイルばねなどで押さえられている。
スターナットは金属製の内壁に食い込み再使用できないが、イクスパンダーは再使用できるのも特徴。 イクスパンダープラグ又はプレッシャーアンカーともいう。
メーカーは、桑原インターナショナル 、Enve Composites 、Full Speed Ahead 、Hope Technology 、Original Bike Engineering 、Profile Design 、Reynolds Cycling 、Woodman 、など。
コンプレッションショーツ (compression shorts)
身体に密着するショーツ。コンプレッションは圧縮という意味。
コンプレッションスリーブ (compression sleeve)
腕及び足のふくらはぎに装着する円筒状の着衣。筋肉を圧縮(コンプレッション)し回復を手助けするために使う。ただし、個人差がある。
形状はアームウオーマー及び レッグウォーマー に似ている。
コンプレッションホイール (compression wheel)
圧縮車輪。ハブとリムの間の特殊スポーク等の支持体の主に圧縮(コンプレッション)によって加重を受ける車輪。一般の車輪では、スポークの圧縮力ではなく、スポークの張力で加重を受ける。あまり使われない用語。
コンピューターマウント (computer mount)
概要
サイクルコンピュータ
及びGPSサイクルコンピュータなどを支持するために、ハンドル、
ヘッドセット又はエアロイクステンションなどに取付ける台座。
ハンドルに取付ける形は、ハンドルに対するクランプが付いている。
ヘッドセットに取付ける形は、ヘッドセットのトップキャップを外して取付ける。
ハンドルの中央であるハンドルステムの前方にコンピュータが位置するようにした形が多い。
ハンドルステムと一体にした形がある。
材質
アルミ合金、炭素繊維強化樹脂(俗に言うカーボン)及びプラスチックなど。3Dプリンタで作ったものもある。
メーカー
オージーケー技研 、日東 、AceCo Sport Group(K-Edge) 、Airo Importation(Xlab Division) 、Delta Cycle 、MSC Bikes 、SRAM 、Tate Labs 、など。




コンコーニテスト (Conconi test)
概要
個人の最大有酸素(エアロビック)運動と無酸素(アナロビック)運動の心拍数閾値(HRT)を求めるテスト。
開発者
イタリアFerrara大学の生理学教授のコンコーニ(Francesco Conconi)らが開発し、1982年に「Applied Physiology」誌に発表した。コンコーニの記事は走者(ランナー)のテストであり自転車走行者のテストは行っていないが、自転車走行にも使われている。
コンコーニは自身がサイクリングを行っているが、プロの自転車競技者の指導も行っており、サイクリングは一生のスポーツであると言っている。
テスト方法
自転車走行のテストは次のように行う。10分間程度のウオームアップ後、例えば20km/hの速度から初めて、1分毎に2km/hの間隔で走行速度を増して、心拍数を測る。間隔を1km/hとせばめると精度は上がる。
座漕ぎで一定速度を維持できなくなれば終わりとする。最大心拍数は立ち漕ぎで得られる。
速度増加はギア比を変えず、ケイデンスを上げることによって行う。そのため、自分の最高ケイデンスを超えないように、ギア比は例えば3.5程度の高めとする。
ローラー台でテストを行うこともできる。
心拍数閾値
心拍数閾値はグラフ上で求める。グラフの横軸に走行速度[km/h]を取り、縦軸に心拍数[bpm]を取って、測定値を打点する。横軸を動力[W]としてもよい。これらの点を通る直線を引く。直線から曲線へと離れる点が出てくる。
この直線から曲がろうとする点(心拍数が速度又は動力と直線の比例関係を示さなくなる点)が心拍数閾値となる。
右図のようなきれいなグラフとなる人は多くないようである。このような変化点(注)が現れない人もいる。
その場合は、大変きついと感じたときの心拍数を心拍数閾値とするという人もいる。コンコーニは、この心拍数閾値(HRT)は乳酸閾値(LT)と一致すると考えたが、一致する人は約7割という報告もある。
無酸素閾値(AT)は心拍数閾値(HRT)よりも20bpmだけ低いという報告もある。
(注)数学でいう変曲点は曲線が凸から凹に(または凹から凸に)変わる点であり、心拍数閾値の点は変曲点ではないので、変化点(折れ曲り点)としておいた。
コーン (cone)
操縦管の玉軸受の内輪に対しては使われない(円錐形をしていないため)。一般には、玉押しという。写真はハブ軸のコーン。
コーンレンチ (cone wrench)
玉押しの当たり調整には、2つのレンチがあると片方はロックナットに使って早く容易に調整できる。
コネクティングリンク (connecting link)
コネクティングピン (connecting pin、chain connecting pin)
チェーンの連結ピンのこと。
コネックスリンク (connex link、ConneX Link)
ウイッパーマン社(Wippermann、独)製チェーンのクイックリリースの外リンク。工具なしで、取付および取外しができる。ピン穴は取付け用(ピン側の穴)と作動用があり、そのためV字形になっている。連結する2つの内リンクのそれぞれのブッシュにコネックスリンクのピンを左右から通し、ピンの溝をそれぞれ相手の取付け用の穴に入れてチェーンを引っ張ると、ピンは作動用のピン穴(外側の穴)に移って固定される。取外しは取付の逆であるが、取付けほどは簡単でない。取付および取外しが容易なので、取り外してチェーンを洗浄したい人には便利。
コード (cord)
タイヤの本体(骨格)で繊維層で出来ている。タイヤの受ける荷重、衝撃およびタイヤ圧力に耐える役割を持っている。層(プライ)数は2~5層であるが3層が多い。
繊維の材質としてはナイロンが多いがポリエステルおよびケブラー(アラミド)も使われる。チューブラータイヤ(丸タイヤ)には木綿および絹(シルクタイヤ)も使われる。ケブラーおよび木綿は耐パンク性が良好。木綿は転がり抵抗が比較的小さい。ケプラーは損失が大きいため転がり抵抗が大きくなる。繊維の本数は30~220 TPI 。 本数が多いほど強度および耐パンク性が向上する他、ゴムを薄く出来るので軽くなると同時に柔軟性が出る。柔軟性があると、転がり変形によるエネルギー損失が少ないので、転がり抵抗が小さくなる。軽いタイヤはゴムの厚みが薄いので磨耗によるタイヤ寿命は短い。繊維を構成する糸の太さは120 デニール前後が多い。
コード角 (cord angle)
タイヤに強度を与えるコードのタイヤ中心線との角度。補強コードはビードからビードへ対角線状に伸びている。
コード角はタイヤの強度が最も大きくなる約45°となっている。
コーナリング (cornering)
カーブを曲がること。コーナリングで気をつけることは、
- コーナリングでは自転車が傾いており、その状態でブレーキをかけると
不安定になり危険なこともあるので、手前の直線部で速度を落とす。 - ペダルが路面にあたらないよう、傾いた側のペダルは上げる。
- 安全のため、曲がっている時に、ペダルを漕がない。
- 少しでも安定して曲がる場合は、曲がる側の肩を落とし、曲がる側のひざを外に出す。
「 コーナリングの傾き」コーナリングクリアランス (cornering clearance)
曲がり(コーナリング)において、ペダルが路面と接する時の、自転車の傾き角度。ペダルクリアランス、ロードクリアランスまたはペダル接地角とも言う。
ペダル接地角は25゜以上でなければならない(JIS D9301、一般用自転車)。
コッター (cotter、cotter pin)
コッタードクランク (cottered crank)
クランクのコッター穴(径9.35mm)は、クランクとクランク軸が一体になった穴であるが、穴芯は軸の外周部を通るため、軸の穴部は半円状の平たい切り欠きとなる。
この部分をコッターの平たい部分が押す。
シティ車などに使われた。
コッターレスクランク (cotterless crank)
クランクとクランク軸の連結固定に、コッターを使わないクランク。次のような連結固定方式がある。
- 四角テーパ
クランク軸(BB軸)端部を2゜の面勾配を付けた四角錐とし、クランクの2゜の面勾配を付けた四角錐穴に入れて固定する。 穴外端部にはM22の雌ねじが付く。
この雌ねじに化粧を兼ねたクランクキャップを入れる。 - スプライン
クランク軸(BB軸)端部をスプラインにして、クランク軸穴のスプラインに固定する。
コッターレスクランク抜き (cotterless crank puller)
カウンターステア (counter steering、countersteering)
自転車が曲がる方向と逆方向にハンドルを切ること。例えば、右に曲がる場合に左にハンドルを切る(カウンターステア)と、自転車は右に傾きトレイルの働きによって右に曲がる。カウンターステアによって、より早く曲がる状態に入ることができる。無意識に行っている。カウンターは反対、逆という意味。
クーリエバッグ (courier bag)
メッセンジャーバッグ と同じ。クーリエパックとも言う。クーリエは緊急な知らせや重要な報告などを携行する急使。
CP (Critical Power)
所定の時間を走ったときの平均動力。例えば、時間が30分のときの平均動力はCP30と表される。動力は動力計で測定する。
「動力計」
CPSC (Consumer Product Safety Commission)
米国の消費者製品安全委員会。消費者製品安全法(Consumer Product Safety Act)に基づいて1972年に設立された。消費者が使う1万5千以上の製品に関し、火災、電気的、化学的または機械的危険から消費者を保護する活動をしている。
具体的には、製品の安全規格の制定(自転車および自転車ヘルメットについても制定している)、製品のリコールの受付、製品の潜在的危害に関する研究並びに消費者への情報提供および教育など。
CPSCホームページCPU (Central Processing Unit)
コンピュータの中央処理装置。メモリに記憶したプログラムを実行する装置であり、入力装置または記憶装置からデータを受け取り、演算・加工して出力装置や記憶装置に出力する。
サイクルコンピュータには、小さなCPUが搭載されている。
右図はCPUの模式図。
クランク (crank)
概要
一端にペダルが付き、そして他端にはクランク軸が付いているスプロケットを回すための棒。
右クランクはスプロケットを付けるスパイダーアーム(くも腕またはくも足)の付いた形が一般的。
中空にしたクランク(ホローテック)もある。
クランクにスプロケットをボルトで固定したセットは、クランクセットと呼ばれる。
製法
金属製のクランクは、ダイキャスト、冷間鍛造及びCNC機械加工によって作らる。
炭素繊維強化樹脂のクランクは、加熱プレス機及び加熱炉などで硬化して作る。
材質
アルミ合金が多いが、炭素繊維強化樹脂(CFRP、俗に言うカーボン)およびチタン合金もある。
力の伝達
クランクと人体の脚は、クランク軸および大腿骨支持点を支点とするリンク機構となるので、ペダルに加えた脚力がスプロケットの回転トルクとなるように力を伝達する。
クランク長
自分の脚長に合うクランク長のクランクを選定する。
リコール
Full Speed Ahead社は、2011年にGossameシリーズのクランクのクランクボルトを規定以上のトルクで締めると、クランクに亀裂が入る可能性があるとしてリコールした。
メーカー
シマノ 、スギノテクノ 、AX-Lightness 、Campagnolo 、Dimension 、Easton Sports 、Extralite 、Fac Michelin 、FireEye Bikes、
FUNN 、Full Speed Ahead 、
Gigantex Composite Technologies 、Hive 、Karbona Parts 、KCNC 、Ken Chang Ind. 、Kuota 、Lightning Cycle Dynamics 、Look Cycle 、
Middleburn Components 、
Miranda & Irmao 、Mountain Racing Products 、Octane One 、PowerCranks 、Profile Racing 、Race Face Performance Products 、Ritchey Design 、
Rotor Bike Componentes 、Sampson Sports 、Sinz Racing Products 、
Specialites T.A. 、SRAM 、Storck Bicycle 、Stronglight 、Sun Race 、The Shadow Conspiracy 、Time Ssport 、Token Products 、Vistadeal 、White Industries 、Zipp Speed Weaponry、 など。
参考
「クランク」
クランクアーム (crank、crank arm)
アーム
クランクの腕。クランクは腕なので、冗長語。ボトムブラケットに取り付ける。ペダルが付く。
Full Speed Ahead 社は、クランクアームのクランクボルトを推奨トルクを超えて締め付けると、亀裂が入り破損する可能性があるとして、2011年にリコールした。- スパイダー
極めて稀に、クランクスプロケットとスプロケットボルトで連結するためにクランクから出ている4本または5本の腕(スパイダー)を、クランクアームと呼ぶことがある。
クランクアーム長 (crank arm length)
クランク長のこと。クランクはアームであるから冗長語。
クランクボルト (crank bolt)
ボトムブラケットのメーカーおよび形式によって異なる。オクタリンクはM15そしてISISはM12。
材質は、クロモリ鋼及びチタン合金など。
メーカーは、Exustar Enterprise 、NC-17 、Spin Industries 、など。
クランクキャップ (crank cap、crank dust cap、crank arm cap)
キャップには外ねじが切られていて、クランク軸穴の内ねじにねじ込む。キャップを回すために、5mmなどの六角レンチを入れるための六角穴またはピンスパナを入れる穴などが設けられている。 キャップを外して、クランク抜き工具をねじ込む形のクランクもある。
キャップとクランクボルトが一体になった形がある。
クランク長 (crank length)

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| クランク長 |
マウンテンバイクの中には175mmのクランクがついているものがある。
一般に、マウンテンバイクはロードバイクよりもクランク回転数が小さく、長いクランク長が許容できる。
ロードバイク用のシマノのクランク長は165mmから175mmまで、次のように2.5mmおきにある。
165 , 167.5 , 170 , 172.5 , 175
フランスのストロングライト社のクランク長は160mm~182.5mmそしてTA社のクランク長は150mm~185mm。動力が最大となるクランク長がある(上図参照)。
参考
「クランク」
クランクダストキャップ (crank dust cap)
クランクキャップと同じ。
クランク軸(クランクシャフト、crank shaft、crank axle、crank spindle)
概要
左右のクランクが付いている軸。
クランク軸と軸受が一体になった形は、ボトムブラケットと呼ばれる。
種類
クランク軸とクランクの連結方式には、コッター、四角テーパー(ISO、JIS、写真)、オクタリンク(シマノ)及びISISなどがあり、これらの間の互換性はない。
一方のクランクとクランク軸が一体となった形(ホローテック?)もある。中空のクランク軸がある。
参考
「クランク」
クランク角 (crank angle)
クランクの回転角度。例えば、アナログ時計の指針位置で表すと、0時位置は0°、3時位置は90°、6時位置は180°そして9時位置は270°など。
「ペダル行程」クランク抜き (crank puller、cotterless crank puller、crank extractor)
| ボルト部 | ボルト部 | |
| ナット部 | ||
コッタレスクランク(オクタリンクおよびISISなど)をクランク軸から外す工具。クランク抜きは、ナットに相当するナット部およびボルトに相当するボルト部で構成されている。ボルト部は1本物でナット部の左右に出ている。ナット部はナットの下部外面にもねじが切られており、この雄ねじをクランクの M22x1 の雌ねじにダストキャップを外してねじ込む。 その前に、クランクをクランク軸に固定している固定ボルトまたはナットはレンチで外しておく。 ナット部にねじ込まれているボルト部をスパナなどの工具で回すと、その先端(自由に回る)がクランク軸を押して、クランクがクランク軸から押し出される。コッタレスクランク抜きまたはクランクプラーとも呼ばれる。
なお、コッタードクランクおよびワンキーリリースは専用の工具を必要としない。
メーカーは、Park Tool 、Unior 、など。
クランクオフセット (crank offset)
JIS D9415(自転車-クランク)によれば、クランクオフセットは正であること(c>=0)。
ある程度のオフセットがないと、靴のかかとがクランクに当たることがある。
クランクプラー (crank puller、cotterless crank puller)
クランク抜きのこと。
クランクスプロケット (crank sprocket)
クランク付のスプロケット。チェーンリングとも言う。
クランクとスプロケットを一体にした形は、クランクセットと言う。
1段(単速)の場合は、スプロケットは1個となる。
2段の場合は、中間スプロケットがなく、大スプロケット、及び小スプロケットで構成している。
3段の場合は、大スプロケット、中間スプロケット及び小スプロケットで構成している。
メーカーは、シマノ 、Uberbike Components 、など。
クランクセット (crank set、crankset)
概要
クランクのスパイダーとチェーンリングをスプロケットボルトで連結して一体としたもの。
英国ではチェーンセットと呼ばれ、同じく欧州のUCIも英国用語を使っている。
用途
ロードバイク用及びマウンテンバイク用などがある。
スプロケット配置
スプロケットがチェーンステイと当たらないよう、内側から小スプロケット、中間スプロケットそして大スプロケットの順に並べる(左図)。
連結
スプロケットは、スプロケットボルトによってクランクのスパイダーに固定している。
スプロケットの交換においては、ボルト穴の数(4本又は5本)およびピッチ円直径(PCD)が同じであることが必要。
スプロケットボルトに対して、PCD=110mm及び130mmの2種類のボルト穴を設けたスパイダーがある(右端図)。
シマノの11段カセット用クランクセットは4アームでPCD=110mm。
力のかかる押し下げ行程では剛性が大きくなるよう、力の比較的小さい上死点及び下死点では軽量化するようにしている。
歯数
メーカーによって異なり、次のような歯数がある。
2段(ダブル) : 53/39 、52/39 、52/42 、52/36 、50/36 、50/34 、48/34 、46/36 、46/34 及び 42/29 など。
3段(トリプル) : 63/39/30 、52/42/32 、52/42/30 、52/39/30 、50/39/30 、48/38/28 、48/36/24 、
46/36/24 、 44/32/22 及び 42/32/24 など。
シマノの11段カセット用のチェーンリングの歯数は、55/42 、54/42 、53/39 、52/36 、52/38 及び 50/34。
回転数
クランクセットの回転数は、ケイデンスと同じであり大きくないので、加速する上で質量はさほど大きな問題とはならない。
作品
廃品のクランクセットなどを使った作品がある。
クランクセット(右図の赤矢印)が何を表わしているのかは分らない。
メーカー
シマノ 、スギノエンジニアリング 、Aerozine 、Ambrosio 、bor 、Campagnolo 、Control Tech 、
Culprit Bicycles 、Equinox 、Fac Michelin 、First Bicycle Components 、Fulcrum Wheels 、Full Speed Ahead(FSA) 、FUNN 、Gebhardt 、Hive 、
Karbona Parts 、KCNC 、Ken Chang Ind. 、Lunge Industry 、Middleburn Components 、Miranda & Irmao 、Origin8 、Paul Component 、Pro-Lite 、PZ Racing 、
Race Face Performance Products 、Ridea 、Rotor Bike Componentes 、Sampson Sports 、Sinz Racing Products 、Specialites T.A. 、SRAM 、SR Suntour 、Stronglight 、Sun Race 、THM Faserverbund-Technologie 、Token Products 、White Industries 、Zipp Speed Weaponry 、
など。
参考
「クランク」
CRC (CRC Indastries,Inc.)
保守および修理用特殊化学品のメーカー。1958年に米国ペンシルベニアの車庫で設立された。設立時の社名はCorrosion Reaction Consultants,Inc.であった。
社名が示すように、腐食防止剤のメーカーとして出発したが、1963年以降、腐食防止剤の他、洗剤、潤滑油、表面保護剤、グリースおよびディグリーサーなどの開発および生産を行っている。自転車用の商品はなく、自動車用および産業用などの商品が自転車用にも使われている。
クライテリアム (criterium、criterium race)
町の複数の区画(街区)を組み合わせて、それぞれを1周(2km前後)または複数の周回をする自転車競技。街中で多くの人が観戦できる。
クライテリアム自転車は多くの街角を
タイトターンするので、ボトムブラケット(BB)位置は一般のロードレーサーより高めになっている。
安定走行性より操縦性を重視するので、
ホイールベースおよびトレイルは短い。
クリティカルマス (critical mass)
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| サンフランシスコ | ワシントン |
クリティカルは物理用語で「臨界の」という意味。マスは「質量」のこと。
このイベントは1992年にサンフランシスコで始まったとされている。2003年以降では300以上の都市で行われた。
クリティカルパワー (critical power)
臨界動力。自転車以外の運動では長時間続けることのできる動力をクリティカルパワーと呼ぶことがある。
自転車走行ではタイムトライアルで所定時間走ったときの平均動力はクリティカルパワー(CP)と呼ばれる。
例えば、30分間走ったときの平均動力はCP30と呼ばれる。
動力は秒単位で変動しかつ走り始めよりも走り終わりが動力が低下するので平均値が使われる。臨界動力は主にパワー訓練のゾーン(区域)の指標として使われる。
クロップトップ (crop top)
女性用の体に密着する腰から上の着衣。ブラを兼ねたものが多い。Tバックが多い。
伸縮性があり、水の抵抗が少なく、かつ吸汗放汗性の繊維またはその組合せが使われる。トライアスロンなどに着用される。メーカーは、ZOCA 、など。
クロスバイク (cross bike)
| 区分 | ロード | MTB |
| ハンドル | ● | |
| タイヤ | ● | |
| ブレーキ | ● | |
| ギア比 | ● | |
概要ロードバイクとマウンテンバイクを組み合わせた雑種(クロス)自転車。ハイブリッド(雑種)バイクともいう。
走りはロードバイクより重く、マウンテンバイク(MTB)より軽い。
装備
タイヤは700Cなどで外径はロードバイクに近く、幅はより広いが、マウンテンバイクよりは狭い。
ハンドルはロードバイクのドロップハンドルでなく、マウンテンバイクの平ハンドル。
ブレーキはマウンテンバイクと同じVブレーキが使われる。
ギア比
ワイドレシオでマウンテンバイクに近い。
用途
自転車通勤などの街乗り、初心者のサイクリングおよびオフロードの道の走行などに使われる。
乗車姿勢はロードバイクの前傾とマウンテンバイクの垂直(アップライト)の中間的なものとなる。
メーカー
ブリヂストンサイクル 、宮田工業 、2x2 Worldwide 、Apollo Bicycle 、Bianchi 、Boardman Bikes 、Cannondale Bicycle 、Diamondback 、Dynamic Bicycles 、
Falcon Cycles 、Felt Bicycles 、Forme Bikes 、Genesis 、Giant 、Göericke 、GT Bicycles 、 Iron Horse Bicycles 、Kalkhoff 、Kona Bike 、Marin Bikes 、Merida 、Miele 、MyVelo 、Panther 、Pinnacle Bikes 、Raleigh 、Ridgeback 、Rocky Mountain Bicycles 、Scott Sports 、Swobo Bicycle 、Trek Bicycle 、Viner 、など。
「自転車の種類」
クロスバイククロスチェーン (cross chain)
クロスチェーニング (cross chaining)
クロスカントリー (cross country、cross-country cycling、cross-country racing)
公道を使わずに地域(カントリー)などを横断(クロス)すること。次の2つの意味で使われる。
サイクリング
旅行またはサイクリングなどのために丘陵、山、地域または国などを横断すること(クロスカントリーサイクリング)。
競技
丘陵、山または地域などを横断するオフロードのコースで行う競技(クロスカントリー競技)。
クロスカントリーバイク (cross country bike)
クロスカントリー(XC)用のマウンテンバイク。長距離走行用に作られている。
ダウンヒル(DH)用と比べると、軽量で、ギア比は広く、サスペンションが付いている場合はトラベル(ストローク)は短い。
ブレーキはディスクブレーキであることが多い。
メーカーはクロスカントリー(XC)バイクという範ちゅうの商品を出しているが、メーカーにより概念(仕様)は多少異なる。
メーカーは、All-City 、Burls Bicycles 、Mondraker Bicycles 、Orange Mountain Bikes 、Santa Cruz Bicycles、Yeti Cycles 、など。
クロスカントリー競技 (XCレース、cross country racing、cross country mountain bike racing、XC Race )
丘陵、山または地域などの横断などのオフロードのコースで行う競技。人工のコースが作られることもある。国際競技もある。自転車としては、クロスカントリーバイクが使われる。
クロス組 (cross lacing、cross spoking)
交差組および接線組(タンゼント組)と同じ。スポークが交差する車輪の組み方。3交差組のように、交差数を表示したい時に主に使う。
ハブから接線方向にスポークを出すことによって交差組となる。1874年に考案された。それまではハブから放射状にスポークを出す放射組しかなかった。
ハブからリムへのトルク伝達に有効なので、ほとんどの自転車の後輪は交差組となっている。スポークの放射線からの角度は、スポーク数と公差数で決まる。クロスレバー (cross brake lever、cross lever)
サイクロクロスバイクに使うインラインレバーのこと。サイクロクロスレバーのサイクロを省略している。
クロスバー (crossbar)
クロスオーバー (crossover)
クロスオーバーギア (crossover gears)
クロストップブレーキレバー (cross top brake lever、crosstop brake lever)
サイクロクロスバイクなどのドロップハンドルに使うインラインレバーと同じ。クロスはサイクロクロスのクロスのこと。
クラウン (フォーク肩、crown)
多くのクロスバイクおよび一部のシティ車などはユニクラウンとなっている。
リジッドフォーククラウン及びサスペンションフォーククラウンがある。
クラウンラグ (crown lug、fork crown lug)
ラグで作られたフォークのクラウン。
クラウンラグに操縦管およびブレードをろう付けなどで連結する。フォーククラウンラグとも呼ばれる。
クラウンレース (crown race)
右端図の赤矢印で示す。
ヘッドセットの最下部を構成している。
クラウンレースを外す工具としてクラウンレースプラーがある。
圧入する工具としてクラウンレースセッターがある。
クラウンレースプラー (crown race puller)
概要操縦管の下部に圧入されて、フォークのクラウンの上にあるクラウンレース(下玉受け)を引抜く工具。1"、1-1/8"、1-1/4" および1.5"の下玉受けに使うことができる。
クラウンレースリムーバーとも呼ばれる。
操作
工具の操作は次のように行う。左右のくさびハンドルを回して、くさびを下玉受けの下に押し込む。 引上げハンドルを回して、下玉受けを操縦管から抜く。胴の長さの制限から、対応できる操縦管長さは380mmまで。引上げハンドルの付いていない工具は、下玉受けをくさびで挟んだ後に工具を金槌で軽くたたいて抜く。
メーカー
Park Tool 、Unior 、など。
クラウンレース切削工具 (crown race cutting tool)
フォークのクラウンの下玉受け(クラウンレース)の座を加工する工具。クラウンレースを切削するような紛らわしい名称。クラウンレース座切削工具とすると分かりやすい。
下玉受けの内径がクラウン座の外径に適応できるように切削する。下玉受けの内径よりクラウン座の外径が0.05~0.15mm大きければよい。1"フォークには26.5mm及び27.1mmの座そして 1-1/8"フォークには30.1mmの座を加工する。コレットを使うことにより切削した座の芯が操縦管の芯と同じになるように加工できる。
また、下座面が操縦管の中心線と直角になるように加工できる。
工具の操作は次のように行う。カッターを固定ねじで本体に固定する。1"カッターは一面が26.5mmそして他面が27.1mmである。キャップを外して、コレットを本体に入れる。キャップを付けるが締めない。 工具を操縦管に入れてから、遊びがなくなるまでキャップを締める。切削油(潤滑油は好ましくない)を付けて、工具のハンドルで回して切削する。
クラウンレースセッター (crown race setter)
フォークの操縦管にクラウンレース(下玉受け)を圧入する工具。1"、1-1/8"、1-1/4" および1.5"の下玉受けに使うことができる。工具の操作は次のように行う。
フォークの操縦管に下玉受けを入れ、その上に下玉受けに合うインサートを入れる。圧入管をインサートの上まで差し込んで、その頭を金槌でたたいて圧入する。crr (coefficient of rolling resistance)
転がり抵抗係数。タイヤに加わっている垂直荷重(F)に対する転がり抵抗(R)の比率(C)。式にすると、 C = R/F または R = C x F。
タイヤと路面の転がり抵抗係数は0.002~0.02。この値が小さいほど軽く走ることができる。
クルーザー (cruiser、cruiser bicycle/bike)
概要1930年代から1950年代にかけてSchwinnなどにより米国で作られたフレーム形状などに特徴のある街乗り自転車。現在も作っているメーカーがある。
右足をペダルに乗せた状態で、左足が路面に着くようにした形がある。
特徴
上管およびシートステイが弓形となったフレームは、当時のオートバイから連想したデザインとなっている。
特徴は、タイヤサイズは26型で幅2.125インチ(54mm)の幅広タイヤ、単速(内装変速機の付いたものもある)、
クルーザーハンドル、コースターブレーキ、 ばねサドル、チェーンガード、泥よけおよびキックスタンド付きであること。価格は、ロードバイクおよびマウンテンバイクより安い。
リコール
Fuji Bikes社は2007年から2011年に販売したSaratogaの下管(ダウンチューブ)が中央部で破損するとしてリコールした。
メーカー
Crowne Cycle 、Cycle Force 、Diamondback 、Electra Bike 、Fuji Bikes 、Hampton 、Nirve Sports 、 Phat Cycles 、Raleigh 、Schwinn 、Sun Bicycles 、
Torker Bicycles 、United Cruiser 、Villy Customs 、など。
クルーザーハンドル (cruiser handlebar)
ハンドルの手でにぎる部分が上に上がり後退しているハンドル。カマキリハンドルともいう。 ハンドルステムは、ねじ付きヘッドセット用が使われることが多い。 シティ車及びビーチクルーザーなどに使われる。
材質はアルミ合金など。
cSt (centi stokes)
センチストークス。動粘度の単位。センチは百分の一のこと。ストークスは人名。cSt = 0.001 St(ストークス)。20°Cの水の粘度は、約1 cSt。
CTスキャナー (Computed Tomography scanner、Computerized Tomography scanner)
コンピューター断層撮影装置。X線装置とコンピューターを組み合わせた主に医療機器。
X線を360度回転しながら照射して人体の横断面を撮影、各方向からの像をコンピューターで処理して、その内部の3次元画像を得る。
X線のほか、粒子線・超音波などを用いたものもある。
英国のハウンズフィールド(G. N. Hounsfield 、1919-)及び米国のコーマック(A. M. Cormack 、1924-1998)が開発した。
自転車メーカーのCanyon社は、フレーム、ホイール及びコンポーネントなどを専用のCTスキャナーにかけて、研究開発(R&D)及び品質管理(QC)に利用している。
左図は操作卓及びディスプレーそして右図はスキャナー室でフレームを撮影している状況。
X線照射器は操作卓の操作によって上下移動できる。
フレームなどは回転テーブルに置く。
回転テーブルは操作卓の操作によって、回転及び左右移動ができる。
CTC (center to center)
(1) 立管(シートチューブ)の長さ(フレームサイズ)であり、ボトムブラケット(BB)芯から立管中心線と上管(トップチューブ)中心線の交点までの距離。C-Cと表すことが多い。
(2) イギリスのサイクリングクラブであるCTC(Cyclists' Touring Club)。
CTT (center to top)
立管(シートチューブ)の長さ(フレームサイズ)であり、ボトムブラケット(BB)芯から立管(シートチューブ)の上端までの距離。C-Tと表すことが多い。
カフ (cuff)
ズボンの先に巻いて、ズボンがチェーンに触れて汚れないようにする着衣。色は各種ある。カフは服やワイシャツの袖口のこと。同様の機能の商品としては、ズボンバンドがある。
カフロック (cuff lock)
手錠(カフ)錠。カフ錠。2個の手錠(ハンドカフ)をチェーンで繋いでいる。一方の手錠で自転車のフレームなどを挟み、他方の手錠でフェンス柱又は自分の他の自転車などを挟む。手錠部分の口は75mmまで広げることができる。チェーン長さは、300mmなど。
カップ (cup)

自転車用のカップアンドコーン玉軸受の外輪。わん(椀)ともいう。
コップ (cup)
円筒状で、飲み物を入れる容器。カップとも言う。取っ手の付いた形(マグカップ)がある。

カップアンドコーン (cup and cone、cup and cone bearing)
自転車に使われる伝統的な玉軸受。
前後輪ハブ軸、クランク軸およびペダル軸の軸受として使われる。カップとコーンの間に、保持器が付いた玉(ボール)が入る。カップ(わん)形の外輪とコーン(円錐)形の内輪の間で玉が転がり回転摩擦を低減する。わん形の外輪を使用することによって、半径方向および軸方向の荷重を同時に受けられるようになっている。軸が安定するよう左右一対のカップとコーンを左右対称に使用する。
カップホルダー (cup holder)
自転車のハンドルなどに取り付けて、コーヒーカップなどを保持する器具。底がないのが一般的であるが、稀に底付きもある。
カップリムーバー (cup remover、head cup remover、 headset cup remover)

頭管(ヘッドチューブ)からヘッドセットのカップを取り出す工具。工具を頭管の中に入れて、リムーバーの頭を金槌で叩いてカップを打ち出す。適合するヘッドセットのサイズは、1”、1-1/8"及び1-1/4”。工具は熱処理されている。
カーブシートステイ (curved seat stay)
路面からの振動を吸収することを意図して曲線状に曲げたシートステイ。カーブドシートステイまたはカーブリアステイともいう。一般には、シートステイは曲がっておらず真っ直ぐ。
カーブシートチューブ (curved seat tube)
曲がり立管または曲がりシートチューブのこと。
フレームの立管(シートチューブ)の下部を前方に曲げて、後輪タイヤが立管に接触しないようにすることによって、チェーンステイ長を短くしている。
タイヤ外径、タイヤと立管のすきま及びチェーンステイ長などに応じて曲がりの形状は異なる。
短いチェーンステイは後輪の操縦性の向上及び摩擦力(トラクション)の向上をもたらすことがあるので競技車に採用されることがある。
一方、短いチェーンステイは操縦の安定性を悪くするので、シティ車、サイクリング車及び通勤自転車などには向かない。
カーブトシートチューブとも言う。
カーブドフォーク (curved fork)
ブレードが前方へ曲がっている曲がりフォークのこと。真直ぐなフォークはストレートフォークという。
キルビ メータ (curvi meter、curvimeter)
地図上で動かして直線及び曲線の距離などを測る計器。
指針で距離を表すアナログ式及び数値で距離を表すデジタル式がある。キルビ(curvi)はフランス語で曲線の意味。
メーカーは、小泉測機製作所 、など。
カスタム (custom)
あつらえ。(フレーム及び自転車などの)特別注文。競輪自転車は特別注文となる。
カスタムフレーム (custom frame)
注文フレームのこと。フレームの種類、管の種類、フレーム寸法および塗装色などを客の仕様に合わせて作るフレーム。カスタムは特別注文のこと。
カスタム自転車 (custom bicycle)
客の注文に合わせて作る注文自転車のこと。カスタムは特別注文のこと。
カスタム中敷 (custom insole)
足の形状に合わせて作った中敷。足から靴への力の伝達及び効率が良くなるようにする。
カスタムペイント (custom paint)
注文塗装。フレームの模様および色などを客の注文にあわせて塗装すること。追加費用が必要。ホームページで模擬着色できるメーカーもある。
カスタマイズ (customize)
乗車スタイル、体形および好みなどに合う自転車を特製すること。好み(仕様)には、メーカー、機能、材質、デザイン、色および質量などを含む。次の3つの場合がある。
- 注文で自転車を特製すること。注文自転車。
- 自分の仕様に合う自転車の部品を入手して、自分で組立てること。フレームを組立てるには、ジグが必要。組立て後、塗装が必要。
- 現在使用している自転車の部品を取り替えて、自分の好みの自転車にすること。
部品としては、フレーム、フォーク、ハンドル、ステム、ヘッドセット、サドル、サドル支柱、ハブ、ホイール、タイヤ、ブレーキ、ボトムブラケット、クランク、ペダル、スプロケット、シフターおよびディレイラーなど。
参照 » 部品・付属品メーカー、工具
カットアウトサドル (cutout saddle、cutaway saddle)

主に女性の陰部を圧迫しないようにとの意図のもとに、サドルの中央部に切抜き(カットアウト)を開けたサドル。溝つきサドルまたは穴あきサドルとも呼ばれる。前傾姿勢が大きくなる(胴角度が小さくなる)につれて効果は減少する。
サイバーネクサス (Cyber Nexus)
内装8段自動変速となっており、走行速度に合った最適ギアをコンピュータが自動選択する。
乗車スタイルに応じて、3種のシフトモードを選定することが出来る。
ブレーキはコースターブレーキとなっている。変速のための速度計および動力が必要なので、前輪ハブは速度計およびハブ発電機の付いた形となっている。
信号待ちなどで停止した場合は、発進に備えて一番軽いギアになり、軽いペダルで始動できる。
ギアーケーブル及びシフトケーブルは必要ない。最適なギアの選択の困難な婦人などに向いている。
サイクル(cycle)
一般には周期のことであるが、自転車の意味でも使われる。
サイクルボール (cycle ball)
サイクルサッカー車に乗って行うサッカー競技。日本では、サイクルサッカーと呼ばれる。
サイクルドレス (cycling dress)
自転車に乗るときに着用するドレス。ドレスは婦人・女児用のワンピース形式の外衣。
ロングドレス及びショートドレスがある。
一般のドレスと大差はない。
自転車の絵柄を入れたサイクルドレスがある。
サイクルエルゴメーター (cycle ergometer)
自転車走行の仕事量を測定する装置。エルゴメーターは筋肉によって行われる仕事量を測定する装置。エクササイズバイクなどがある。
サイクルフリーマーケット(cycle flea market)
自転車フリーマーケットのこと。
サイクルグローブ (cycling glove)
サイクルハーネス (cycling harness)
自転車に乗るときに交通安全のために着用する高可視性のハーネス。ハーネスは安全ベルトの一種。
LEDランプを付けた形もある。
ベスト形のハーネスがある。
サイクルインフラ (cycling infrastructure)
自転車の社会基盤。自転車を買物、通学、通勤及び旅行などの交通手段並びに健康増進のための娯楽とするための社会的基盤。自転車レーン、自転車道及び駐輪場など。
CO2削減効果を挙げる場合もある。日本は欧米に比べて、サイクルインフラの整備が遅れている。
参考
「自転車レーン及び自転車道」
サイクルミラー (cycling mirror)
ハンドルなどに付けて後方を見る鏡。見る角度は調節できる。バックミラーとも呼ばれる。ハンドルの端に付ける鏡は、バーエンドミラーと呼ばれることがある。ヘルメットに付ける鏡はヘルメットミラーと呼ばれることがある。左側通行の日本は右側に付けるが、右側通行の国は左側に付ける。サイクルネットワーク (cycle network)
自転車道及び自転車レーンなどのネットワーク(網目構造)。自転車ルート網。
右図は「埼玉サイクルネットワーク」の地図
(埼玉県のホームページより転載)
黄色の吹き出しには、
「自転車保有率 全国1位
自転車出荷額 全国2位」
と書いてある。
サイクルパス (cycle path)
自転車道のこと。サイクルは自転車そしてパスは道のこと。バイシクルパスともいう。
サイクルシェアリング (cycle sharing)
自転車シェアリングのこと。
サイクルシューズ (cycling shoe)
サイクルサッカー (cycleball、cycle ball、bikeball、bicycle soccer)
概要
サイクルサッカー車に乗って行うサッカー競技。サイクルボールとも呼ばれる。
公式の試合は1893年に始まり、国際試合は1929年に始まった。
ルール
ゴールキーパーを兼ねた2名のチームが主に前輪を使い、パス、ドリブルおよびシュートによって、7分ハーフの競技を争う。ゴール域内ではゴールキーパーは手でボールを取ることが許されている。
ボール
ボール(右の競技写真において緑色の矢印で示す)には馬の毛などが詰められており硬く、外径170~180mmそして質量500~600g。
ボールは最大約15m/sの速度がでる。
屋内競技場
広さは幅11m x 長さ14mそしてボールが外に出ないよう周囲は高さ300mmの壁が立ててある。ゴールは幅2m x 高さ2mでボールを受ける網が張ってある。
動画
サイクルサッカー(サイクルボール)の動画
ポロ
打球づちを使ってボールをゴールに入れる競技として、バイクポロがある。
サイクルスーツ (cycle suit)
自転車に乗るときに着用するスーツ。男性用及び女性用がある。
一般のスーツは、男子服では背広の上下、またはチョッキを加えたひとそろい、
婦人服ではスカートと上着、または共布のブラウスを加えたひとそろい。
職種にもよるが、自転車通勤及び商用に自転車で行く場合などに着る。
ペダル漕ぎの動きに対応できるよう、伸縮性の織りとしたズボンもある。
襟及びズボンの裾の裏側に反射テープを付けてあり、自転車に乗るときにはめくって見えるようにした形がある(図の赤矢印)。
サイクルスーパーハイウエイ (Cycle Superhighways)

概要
英国の首都ロンドンは「サイクルスーパーハイウエイ」と名づけた自転車レーンを新たに作る。
ロンドン郊外から中心部への安全で直通の連続した12ルートの自転車レーンで構成している。
目的
自転車通勤などを推進し、交通混雑の解消及び自動車の二酸化炭素排出量の削減などを目的としている。
レーン仕様
最小幅1.5mのレーンは青色に着色し、自転車のマーク及びルート名(例えばCS8)が白色で書かれている。
レーン距離
各自転車レーンの距離は10~15km。
工程
2010年3月までに、試験レーン(パイロットレーン)を2レーン(右上図の地図の赤色のレーン)を完成させる。
2012年のロンドンオリンピックまでに、12ルートのすべての自転車レーンを完成させる。
利用計画
2000年に比べて2025年の自転車利用を4倍にする。
利用状況
パイロットレーンの一つA24ルートにおける2010年10月の1日12時間の調査では、4,092人のサイクリストが利用した。
2009年の対応する日の利用者2,724人に比べて50%増加した。
A13ルートでは1,388人から2,932人に100%増加した。
サイクルツーワーク (cycle to work)
自転車に乗って仕事に行くという意味。自転車通勤と同じ。自転車通学はサイクルツースクールとも言う。
サイクルトラック (cycle track)
車道に隣接し縁石で車道と分離した自転車道。
サイクルトレーナー (cycle trainer)
屋内などで走行訓練をするための練習機。平地および坂の速度および動力などを模擬できる。単にトレーナーともいう。
競技でのウオームアップおよびクールダウンに使われることもある。
自転車の後輪軸をトレーナーに固定し、抵抗機およびフライホイール(はずみ車)の付いたローラーを後輪で回す。
はずみ車は滑らかなペダル漕ぎができるようにするためのもの。抵抗機としては次の3種類がある。
流体式 : 作動油の中で羽根を回す。実地に近い抵抗が得られる。静か。高価。
磁石式 : 磁石の抵抗を使う。静か。中価格。
空気式 : 大気中で羽根を回す。風切り騒音がある。安価。
実走行と同等以上に後輪タイヤは磨耗する。
ブロックタイヤは使えないので、マウンテンバイクのタイヤはスリックタイヤに替える必要がある。
フィットネスクラブ用の水中でペダルを漕ぐトレーナーがある。足に対する水の抵抗を利用する。
サイクルウエア (cycle wear)
自転車に乗るときに着用する衣服。自転車に乗るときに着用するファッション性のある衣服は、サイクルファッションという。
参考
「衣服等」
サイクルキャンピング (cyclecamping)
キャンプをしながら自転車旅行をすること。テントなどのキャンプ用品は自転車に載せる。
荷物の質量は場所や日程などによって、10~20kgとなる。
サイクルコンピュータ (サイクルメーター、cyclecomputer、cycle computer、cycle meter)
概要
前輪の回転数および1回転する時間を測り、そのデータで次の値を計算して表示する計測器。
取付位置
表示器(ヘッドユニット)の取り付け位置は、ハンドル、ステムまたはフレーム上管の前部。
コンピューターマウントがある。
表示項目
走行速度、平均速度、最高速度、走行距離、積算距離および走行時間など。
構成
前輪のスポークに磁石を付け、フォークには磁石の通過を検知するセンサーを付ける。その信号は無線または有線で、ハンドルに付けた本体に送り、内蔵の計算器(4ビット)で計算して表示する。
タイヤ周長(前輪1回転で走る距離)を入力しておく必要がある。
ケイデンス
クランク毎分回転数(ケイデンス)が表示される形もある。これは、クランクに磁石を付け、チェーンステイなどにケイデンセンサーを付けて、クランク軸の回転数の信号を得る。
気圧センサー
標高及び登坂高度を表示する形式もある。この形は気圧センサーを内蔵しており、気圧を標高に換算して表示するようになっている。
心拍
心拍数が表示される形式もある。これは素肌の胸に心拍センサーを装着することが必要。
GPS
GPS受信機を内蔵したGPSサイクルコンピュータもある。
表示器
めがねのフレームにに取付けるコンピュータの表示器としてヘッドアップディスプレイ(HUD)がある。
下を見なくてよい。
カメラ
ビデオカメラと一体にした形がある。
メーカー
キャットアイ(日)、
シマノ(日)、
パイオニア(日)、
ブリジストンサイクル(日)、ユピテル(日) 、
Crops(日) 、
Acumen(Vetta)(米)、
Agu Bv(Cordo)(オランダ) 、
Atech Scientific Measurement(香港)、
Avenir(米) 、
Avocet(米)、
BBB Bike Parts(オランダ)、
BikeHard(米)、
Blackburn(米)、
Boardman Bikes (英)、
b’Twin (仏) 、
Cannondale Bicycle(米)、
Cerevellum(米)、
CicloSport (独)、
Cycle Parts(VDO)(独)、
Echowell(台湾)、
ErgoBrain(伊) 、
Filzer(カナダ) 、
Garmin(米)、
Giant Bicycle(台湾)、
Jetblack(オーストラリア)、
Kelly’s Bicycles(米)、
Knog(オーストラリア) 、
Korotek(伊)、
Louis Garneau(カナダ) 、
Marwi(台湾)、
Mavic(仏)、
Mio Technology(台湾) 、
NiteRider (米)、
O-synce(独)、
Planet Bike(米)、
Polor(フィンランド)、
PRO (オランダ)、
Quarq Technology(米)、
Raleigh(英) 、
Smart(台湾)、
Ravx (米)、
Serfas (米)、
Sigma Sport (独)、
SoundOfMotion Technologies(カナダ) 、
Specialized Bicycle(米)、
Tigra Sport(香港)、
Trek Bicycle (米) 、
Trelock(独)、
Velocomp(米)、
Velomann(伊) 、
Veloset (英) 、Wahoo Fitness 、など。
参考
「サイクルコンピュータ」
サイクルモード (Cyclemode)
展示されるのは、自転車、フレーム、部品及び衣服など。試乗もできる。ファッションショーも行われる。自転車に関する講演もある。駐輪場あり。
2012年の東京会場の展示品は約1500点そして入場者数は約4万人。
公式ホームページ


サイクルツーリスト (cycletourist、cycle tourist)
サイクルツアーリストのこと。ツーでなくツアー(旅行)。旅行車を移動および運搬の手段として、旅行用品を載せて旅をする旅行者(ツアーリスト)。宿泊施設として旅館などを使うかまたはテントを張る(サイクルキャンピング)かによって、荷物の量が変わる。
自動車旅行者のように二酸化炭素等を排出しないので、地球に優しい。
参考
「自転車と地球環境」
サイクルトレイン (cycle train)
欧米と日本では次のように意味が異なる。- 欧米
学校へ行く子供の自転車の列。
自転車に乗って通学する子供が列を作って決まったルートを走り、自転車と共に各人の停車場で待っている子供が合流して走る。大人が先導していることが多い。

欧州の国、例えば、ベルギー、デンマーク、ドイツ、オランダおよびスイスなどでは、電車に自転車を載せることができる。そのため特別な名称はない。
自転車メッセンジャーが電車を利用することがある。

- 日本
輪行袋に入れなくとも、自転車をそのままの形で持ち込める電車。
この意味でのサイクルトレインは日本独特の和製英語。
サイクルトレインのある鉄道は、
上信電鉄(群馬県) 、 小湊鉄道 (千葉県) 、静岡鉄道(静岡県) 、養老鉄道(岐阜県) 、近江鉄道(滋賀県)、水間鉄道(大阪府) 、えちぜん鉄道(福井県) 、
北陸鉄道(石川県) 、松本電鉄(長野県) 、 三岐鉄道(長野県) 、土佐くろしお鉄道(高知県) 及び海洋堂ホビートレイン(愛媛県)など。
自転車を手で運ぶためのバンドとして、フレームハンドルがある。

サイクレッタ (Cycletta)
女性のための英国のサイクリングイベント。英国のイベント会社Human Raceが組織している。
オリンピック金メダリストのVictoria Pendletonによって支持されている。
ホームページサイクリング (cycling)
スポーツとしての自転車の遠乗り。UCI は、サイクリングをスポーツ競技、娯楽および輸送手段と位置づけている。サイクリングは有酸素運動となる。
サイクリングカフェがある。
日本サイクリング協会

サイクリングカフェ (cycling cafe)
サイクリングの途中などに立ち寄るカフェ。カフェはコーヒー店及び喫茶店。
サンドイッチなどの軽食を出す店もある。
店の駐輪場がある。自転車を店内に入れることができる店がある。
メカニックがパンクなどの自転車の修理をする店もある。




サイクリングキャップ (cycling cap)
概要
サイクリングのときにかぶる帽子(キャップ)。
サイクリングハット(帽子)ともいう。
バイザーが付いており、日光が頭及び目にあたるのを防止する。
一般には、ハットは縁付きの帽子そしてキャップは縁なしの帽子。
ヘルメットの下にかぶる形もある。
冬用
冬用の帽子として、耳及び首後部を覆う形がある。
雨用
雨のときにかぶる帽子は、レインキャップ と言う。
材質
素材は木綿、羊毛及びメリノウールなど。
メーカー
ウエイブワン 、Castelli 、Cervo Rosso 、Chapeau! 、Conquest Cycle Wear 、De Marchi Sport 、Intrepid Apparel 、Morvelo Bicycle Apparel 、Pactimo 、Pistard 、Retro 、Sugoi 、Switchback 、Walz Cycling Caps 、など。
サイクリングクラブ (cycling club)
サイクリストのための会又は組織。地域単位の会及び国単位の会などがある。一般的な会及び競技などに特化してクラブなどがある。女性だけのクラブもある。サイクリングクラブが集団走行を企画することがある。
英国には1878年に設立された全国にまたがるサイクリスト組織である
CTC(Cyclists' Touring Club) がある。2006年の会員数は約6万人。
政策担当のディレクターは、自転車交通の安全性などについて政党に提言をしている。
右図はCTCのロゴ。
「サイクリング・自転車の同好会・クラブ・サークルのリンク集」サイクリングコンピュータ (cycling computer)
サイクルコンピュータと同じ。
サイクリング イヤホン(cycling earphone、sports earphone)
安全のために、周囲の音もよく聞こえるようにしたイヤホン。ミニスピーカーもある。イヤホン及びヘッドホンを自転車に乗って使用することを禁止している都道府県がある。
一例は、神奈川県道路交通法施行細則第11条(運転者の遵守事項)第5号
「大音量で、又はイヤホン若しくはヘッドホンを使用して音楽等を聴く等安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態で自転車を運転しないこと」
サイクリングイベント (cycling event)
サイクリングに関する催し物、行事。自転車イベントの中でもサイクリングをを主体にしたイベント。 フィードストップが設けられることがある。
サイクリングファッション (cycling fashion)
サイクリングのときなどに着用するファッション性の衣服。サイクルファッションとも言う。
サイクリンググローブ (cycling glove)
サイクリングに使う手袋。英語の発音はグラブ。
サイクリングハット (cycling hat)
サイクリングに使う帽子。サイクリングキャップと同じ。一般には、ハットは縁付きの帽子そしてキャップは縁なしの帽子。
サイクリングヘルメット (cycling helmet)
サイクリングに使うヘルメット。オートバイなどのヘルメットと区別するための用語。
サイクリングジーンズ (cycling Jean)
概要自転車に乗るときに着用するジーンズ。街乗り及び通勤などに使われる。
一般のジーパンは、厚くて硬い縫い目部分が股に当たるので、自転車用としては全く不適。バイシクルジーンズとも言う。ジーンズはジーンの複数形。
仕様
(1) ペダルこぎの運動に適応できるように、伸縮性の織りとした形もある。
(2) 雨が降ったときのために、撥水加工をしたものがある。
(3) 股の縫い目がサドルで会陰を圧迫しないよう、縫い目はオフセットさせている。
(4) ポケットは4箇所以上。前ポケットは一般のジーンズよりも深くしている。
(5) チェーンなどと接触しないよう足首を絞るために、足首ストラップの付いた形もある。
(6) 小型のU錠を入れるポケット又はバンドを付けた形がある。
(7) 右足の内側に反射ストリップを付け、ズボン先を裏返すと見えるようにした形がある(上左図の赤矢印)。
(8) 前傾の乗車姿勢に適応できるように、ウエストは前方よりも後方が上がっている(右端図は一般のジーンズで背中の肌が露出している)。
メーカー
Levi Strauss 、Osloh 、 Rapha 、Swrve 、など。
サイクリングシューズ (cycling shoe)
「靴」サイクリングスカート (cycling skirt)
サイクリングなど自転車に乗るときに着用するスカート。
サイクリングソックス (cycling socks)
材質はポリエステル、ナイロン、アクリル、木綿およびこれらの混紡。
メーカーは、Thirty 48 、など。
サイクリングターミナル (cycling terminal)
青少年が安全、快適かつ経済的にサイクリング旅行ができることを目的として設置された公共の宿泊施設。全国に25箇所ある。
サイクリングターミナルは和製英語。
料金は、1泊2食付6,300円から。
(財)日本サイクリング協会のサイクリングターミナルガイド。サイクリンク (Cyclink)
この表示の2~3段目を目安に運動すれば、効率よく運動しているとされる。
4段階は、白(~50%)、黄(50~60%)、橙(60~85%)及び赤(85%~)。
事前に自分の年齢、体重及び安静時の心拍数などを入力しておく必要がある。
寸法は縦64mm、横47mmそして厚さ18mm。
パソコンにデータをUSBケーブルを使って送ると心拍数の変化、走行速度及び走行距離などのグラフが自動作成される(右端図)。
「心拍数と運動強度」サイクリスト (cyclist)
- サイクリング、旅行、通勤、通学、自転車競技および健康増進などのために、自転車にいつも乗る人または乗っている人。カンパニョーロは、サイクリストであった。
オランダでは70%の人がサイクリストと言われる。 米国には約5千9百万人のサイクリストがいる("Bicycle Retailer and Industry News"1995年)。米国で1ヶ月に20日以上、自転車に乗っている人は5百万人以上いる(米国運輸省統計、2002年)。 少なくとも1ヶ月に1回以上、自転車に乗っている人は4千9百万人以上いる(米国運輸省統計、2002年)。 モーターサイクリストと区別するために、バイシクリスト又はペダルサイクリストともいう。
交通安全のために、自動車とサイクリストの間には所定の安全な追い越し間隔が必要。
英国などでは国会議員が自転車政策を出してサイクリストの票を争う。
参考
「自転車と地球環境」 - 自転車競技の選手。
シクロクロス (cyclo cross)
欧米では、サイクロクロス と呼ばれている。サイクルレースとクロスカントリーを合わせた造語。
サイクロクロス(cyclocross、cyclo-cross、CX)
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| 草原 | 急な坂 | 降りる | 担ぎ | コーナリング | ドラフティング | バニーホップ |
サイクロクロスは、自然の地形を生かして作ったオフロード短距離の周回コースを、規定時間に何周できるかを争う自転車競技。
1940年代に欧州で始まった。自転車はサイクロクロスバイクを使う。
コース周回コース長は2.5~3.5km。
規定時間はカテゴリーにより30分、45分および60分。
コースには自転車を肩に担いで行く競技者が多い短い急な坂及び丸太などの障害物がある。競技中に予備の自転車と交換可。
交換した自転車は、ヘルパーが泥の清掃や整備を行い、次の交換に備える。
技能
ロード競技及びマウンテンバイク競技の技能が必要と言われる。
担ぎ、コーナリングおよびドラフティングなどの技能が必要。
降りるときは右手で上管を持って降り、担ぎの動作に移れるようにする。丸太などを飛び越えるバニーホップという技術が必要な場合もある。 トレーニングを行う場がある。
語源
サイクロクロスは、サイクルレースとクロスカントリーを合わせた造語。

欧米ではサイクロクロスと言うが、日本ではシクロクロスと誤って呼ばれることがある。 靴
サイクロクロスシューなどが使われる。
動画
サイクロクロスの動画 (音声を聞くと「サイクロクロス」と言っている)競技
米国のネバダ州ラスベガス(Las Vegas)で2007年から行われているサイクロクロス競技として、CrossVegasがある。
サイクロコンピュータ (cyclocomputer)
サイクルコンピュータのこと。サイクロはサイクル(周期、循環)を意味するギリシャ語。サイクルコンピュータのサイクルは自転車のこと。
サイクロクロスバイク (CXバイク、cyclocross bike、cyclocross bicycle、CX bike)
概要
ロードレーサーを基本にして、オフロードで行われるサイクロクロス競技用に作られた自転車。稀に、通勤自転車として使われることもある。
名称
米国及び欧州ではサイクロクロスバイクと呼ばれているが、日本ではローマ字読みをしてシクロクロスバイクとも呼ばれる。
これは、サイクリングをシクリングと言うに等しく、意味不明の不適切な用語。CXバイクとも言う。
特徴
(1) ハンドルはドロップハンドル(ロード競技者が始めたという歴史が反映されている)。
(2) フレームは強度が大きく、肩に担ぐことのできる菱形フレームを使用。上管は担ぎやすい水平上管が好まれる。
上管断面形状を担ぐ肩にやさしい形状としたものもある。
(3) 泥詰まりがしないよう、フレームとタイヤの隙間は大きいかつ泥除けは付けない。
(4) ボトムブラケットの位置(ポトムブラケット高さ)は高めにして、起伏のある地面および障害物にペダルが当たらないよう、かつペダルすき間が大きくなるようにしている。
(5) ペダルはマウンテンバイク用の両面結合ペダル。
(6) タイヤはサイズ700Cのチューブラータイヤ又はクリンチャータイヤの幅30、32、34、35、42又は45mmのサイクロクロスタイヤ。ノブ高さは0.5~2.5mm。
UCI 規則(1.3.018)ではタイヤ外径は550~700mm、タイヤ幅は33mmを越えてはならない(35mm以下であったものを2010年に改定)
そしてスパイクまたはスタッドがあってはならない。
(7) ブレーキはシューとリムのすき間が大きめのカンティブレーキを装備。Vブレーキはシューとリムのすき間が小さく泥詰まりに不利で、またそれ程の効きは必要ないこと。
UCIはディスクブレーキの使用を禁じていたが、2010年に許可した。その後、ディスクブレーキは泥の影響を受けにくいので普及している。
(8) ギア比は低め。クランクスプロケットは一枚(40T程度)または2枚(42/34T、44/34T、46/36T及び48/42Tなど)。
(9) 後輪スプロケットは11~26T、12~27T 、13~26Tまたは13~27T程度。
(10) ケーブルは上管(トップチューブ)の上側に取り付け、肩に担ぐときに邪魔にならないようにする。又は内部ケーブル通しとしている。
(11) レバーは、ハンドルに取り付けブレーキおよび変速機の操作がしやすいようにしている。
(12) ホイールはロードバイクよりも強度を必要とする。
(14) ディレイラーとしてDi2を装備した形がある。
(15) 車軸にスルーアクスルが使われることがある。
リコール
2011年にRocky Mountain Bicyclesは、2007~2010年に販売した自転車の操縦管(ステアラー)が破損する可能性があるとしてリコールした。
2012年にDiamondbackは、2012年に販売した約40台のRCXモデルのヘッドセットに欠陥があり操縦管が制御できなくなる可能性があるとしてリコールした。
メーカー
東洋フレーム 、Airborne Bicycles 、Beeline Bicycles 、BH Bikes 、Bianchi 、Blomson International(BeOne) 、Blue Competition Cycles 、Boardman Bikes 、
Brodie Bicycles 、Cicli Pinarello 、Colnago Emesto & C 、Co-Motion Cycles 、Condor Cycles 、Crumpton Cycles 、
Cube Bikes 、Cycles Marinoni 、Diamondback 、Duratec 、Ellsworth Handcrafted Bicycles 、Felt Racing 、Focus Bikes 、Foundry Cycles 、Fuji Bikes 、Genesis Bikes 、Ibis 、Independent Fabrication 、Jamis Bicycles 、
Kona Bicycle 、Lapierre Bicycle 、Merida 、Mosaic Cycles 、MSC Bikes 、Norco Performance Bikes 、Raleigh 、Redline Bicycles 、Ridley 、Rocky Mountain Bicycles 、Salsa Cycles 、Santa Cruz Bicycles 、Serotta 、Singular Cycles 、Spot Brand 、Stevens Bikes 、Stoemper 、Trek Bicycle 、Van Dessel 、Whyte Bikes 、など。
参考
「自転車の種類」
サイクロクロスバイク 、
サイクロクロスの動画
サイクロクロスブレーキ (cyclocross brake)
サイクロクロスバイクに使われるブレーキで、カンチブレーキのこと。
サイクロクロスフォーク (cyclocross fork)
サイクロクロスバイクに使うフォーク。 28~35mm幅のタイヤが入り、かつ適当なマッドクリアランスができる内幅が必要。
ジャンプなどもあるので、ロードフォークよりも大きな強度が必要。 ユニクラウンのものが多い。
Vブレーキ座の付いた形及びVブレーキ座及びディスクブレーキ座が共に付いた形がある。
クロモリ鋼、アルミ合金又は炭素繊維強化樹脂(俗に言うカーボン)など。
メーカー
Enve Composites 、など。
サイクロクロス競技 (cyclocross racing)
サイクロクロスのこと。一般には、サイクロクロスに競技という語は付けない。
サイクロクロスレバー (cyclocross brake lever、cyclocross lever)
サイクロクロスバイクに使うインラインレバーのこと。
サイクロクロスシュー (cyclocross shoe)
サイクロクロスにおいて履く靴。自転車を担いで土道の坂を上ることもあるので、滑らないように靴底はスパイクの形状となっている。
マウンテンバイク用のクリートが付く。
上部はマウンテンバイク用の靴と変わらない。
サイクロクロスタイヤ (cyclocross tire)
概要サイクロクロスバイクに使うパンクしにくい700Cの
チューブラータイヤ。
稀に、クリンチャータイヤが使われることもある。
より稀に、チューブレスタイヤが使われることもある。多くは泥道に対応している。
タイヤ幅
30mm、32mm、34mm、35mm、42mmまたは45mm。
ノブ高さ
突起の高さは、メーカー形式によって、0.5~2.5mm。規則
UCI 規則(1.3.018)では、タイヤ外径は550~700mm、タイヤ幅は33mmを越えてはならない
(35mm以下であったものを2010年に改定)そしてスパイクまたはスタッドがあってはならない。
メーカー
Challenge 、Continental 、Donnelly Sports(Clement) 、Hutchinson 、Interloc Racing Design 、Kenda 、Michelin 、Specialized Bicycle Components 、Vittoria 、など。
サイクロイドスプロケット (cycloid sprocket/chainring)
スギノエンジニアリングが1989年に市販した、楕円(長円)形状のクランクスプロケットの商品名。歯数は52T及び42TそしてPCDは130mm。生産中止となっている。
楕円形の長短比は、シマノのバイオペースより、やや大きい。
サイクロメータ (cyclometer)
自転車に限らず、車輪回転計、走行距離計。サイクロはサイクル(周期、循環、回転)を意味するギリシャ語。稀に、サイクルコンピュータを意味することがある。
サイクロスポーティブ (cyclosportive)
組織化された毎年行われる大衆参加のサイクリングイベント。ナンバーを付けて行う。コースを完了する時間の上限がある。 イタリア語では、グランフォンドと言う。
中間スプロケット (ミドル、middle sprocket)
小(1段)、中(2段)および大(3段)の3個で構成されているクランクスプロケットの内の中間のスプロケット。歯数は大スプロケットより、ロードバイクでは12~14T少なく、マウンテンバイクでは12T少ない。
普通の走行においては、中間スプロケットを使い、後ディレイラーで後輪スプロケットを変えて変速するのが一般的。
中間スプロケットで対応できない場合に、1段または3段のスプロケットを使う。そのため、走行時間の90%前後は、中間スプロケットが使われる。
次の理由により、クランクスプロケットは主要な変速を行うのに使い、後輪スプロケット(カセットスプロケット)は細かな変速を行うのに使う。
- クランクスプロケットは歯数差が大きいため、歯数差が小さい後輪スプロケットほど変速(チェーン移動)が迅速かつ容易でないこと。
- 後輪スプロケットは歯数差が小さいので、ギア比(速度)の微調整が出来ること。
鋳造 (casting)
アルミ合金や炭素鋼などの金属を溶かし、鋳型に注入して所要の形に作ること。溶かした金属の注入口及びガスの抜き口(ベント)がある。
鋳型は上下2分割とする。
量産化のために、同じ部品が複数個並んだ鋳型を使う。
圧力をかけて注入する方式は、ダイキャストという。
日本鋳造協会 、日本鋳造工学会










