ボトムブラケット(BB)芯からサドル鼻(サドルノーズ)先端までの水平距離(右図)。
ロードバイクのサドル後退(セットバック)は脚長が長いほど大きくなり、40~90mm。
サドルレールを固定しているサドルクランプのボルトを緩めて、サドルを移動することによって調節できる。
サドル後退は、クランク水平位置において、ひざの皿(膝蓋骨)の下にペダルの中心が来る位置とする。この中立位置から自分に適した位置に調節する。
例えば、長距離競技用なら中立位置からサドルを10mm後へ動かし、スプリントなど加速を重視する場合は10mm前へ動かすなど。
UCI規則では、サドル後退は最小50mmと規定している。尚、サドル後退は距離であって幅ではない。