ドラフティングによって空気抵抗を減らすために、複数の自転車が一直線になって走ること、またはその集団。
ペースラインで走るときに注意することは:
- 等速で走る。突然の動きをしない。
- 前車との間隔を0.3~1m取って走る。近いほど空気抵抗は小さい。
- 前車の後輪は見ない。前車の人の背中から前方を見る。
- ブレーキはできるだけ使わない。上半身を上げて空気抵抗で減速する。ブレーキをかけるときは後輪のみ緩やかにかける。
- 先頭車は原則としてブレーキをかけない。
- 加速は緩やかに行う。
- 口頭及び手信号を決めておき、必要に応じてリーダーから後方へ順次伝達していく。
- 万一、前輪が前車の後輪に接触した場合は、ハンドルは接触する方向に切る。離そうとすると転倒する可能性がある。
(例えば、右へ曲がる時は無意識ではあるが、まず体を右に傾けてハンドルを右に切っている。傾けずにハンドルだけ右に切ると、一瞬右に曲がるがすぐ直進状態を越して左へ走る。つまり、離そうとしてハンドルを切った方向と逆方向へ行く。これはフォークのトレイルによって直線進行に戻ろうとするが、それを通り越して左へ行くため。しかし、次には直線走行へ戻る。なお、相手の後輪を前輪で横に押しても、それによって前車がふらつくことはない。)