ディレイラーの傾き
後ディレイラーの平行四辺形面のハブ軸に対する傾き角(スラントアングル)。傾き角をスプロケット群(カセットスプロケット)の歯先をなぞった円錐形の半頂角に対応させることによって、案内プーリとスプロケットの間隔を一定に保つことにより、変速性能を向上させる。
マウンテンバイクのカセットスプロケットはワイドレシオのため、ロード系 の傾き角(約30°)より大きな傾き角(約45°)となっている。サンツアーが1964年に考案し、特許を取得した。高性能のディレイラーとの評価があり、特許が切れた1984年以降、シマノおよびカンパニョーロが採用した。
自転車の傾き
垂直面に対する自転車の傾き角(リーンアングル)。コーナリングにおいては、遠心力と釣合を取るため自転車は曲がり方向に傾いている。
参照 » コーナリングの傾き