曲がりの傾き
曲がりの傾き 計算器
ペダル接地角
ペダル接地角 計算器
曲がり方
曲がりの傾き
曲がる(曲線を走る)とき、意識していなくとも自転車は曲がる方向に傾いている。これは無意識的に傾けて、遠心力と重力を均衡させているため。 遠心力と重力が均衡する曲率半径の走路となるように、無意識的にハンドルは切られている。自転車の傾き角が大きいと、ハンドル操舵角も大きい。
自転車傾き 計算器
曲がり(コーナリング)において、自転車が傾く角度を求める計算器です。
傾き角は自転車の走る回転半径が小さいほど、また速度が速いほど大きくなる。舗装路においては、自転車の垂直からの傾き角が約45°度を超えると路面とタイヤの間で外への滑りを起こす。ブロックタイヤは45°以下でも外への滑りを起こす。スリックタイヤは溝のあるタイヤより滑りを起こしにくい。
回転半径(曲線半径)および自転車速度を半角数字で入れて、[計算]を押して下さい。曲がりにおける、自転車の傾き角度が出ます。
注: 回転半径は、曲がりに於いて、タイヤが路面に描く円弧軌跡の半径。
- 計算例
- 回転半径(曲線半径)10mそして速度30km/hで曲がる場合、自転車の垂直からの傾きは35.3°そして水平からの傾きは54.7°となる。参考までに、上図の自転車の傾き角は25°となっている。
ペダル接地角
一方のペダルを最下位(下死点)にして自転車を傾け、ペダルが接地したときの垂直線からの自転車の傾き角度はペダル接地角と呼ばれる。フレーム垂直面とペダル軸が直角であるとすれば、ペダル接地角はペダル軸が路面と作る角度に等しい。
「JIS D9301 一般用自転車」及び米国の「消費者製品安全委員会(CPSC)」の規則によればペダル接地角は25°以上でなければならない。
ボトムブラケット(BB)軸心が高いほど、クランク外面間距離(Qファクター)が小さいほどそしてクランク長が短いほど接地するまでの傾き角は大きい。
ペダル接地角 計算器
曲がり(コーナリング)において、ペダルが路面に接する自転車の傾き角度を求める計算器です。
ペダル外端距離(フレーム芯からペダル外端までの距離)およびペダル下端高さ(路面からペダル下端までの高さ)を半角数字で入れて、[計算]を押して下さい。曲がりにおいて、ペダルが路面に接する、自転車の傾き角度が出ます。
- 計算例
- ペダル外端距離が190mmそしてペダル下端高さが130mmの場合、ペダルが地面と接する自転車の垂直からの傾きは34.4°そして水平からの傾きは55.6°となる。従ってペダル接地角は34.4°となり、JIS D9301の基準であるペダル接地角は25°以上を満足する。
曲がり方
ロード競技などにおける曲がり方(コーナリングの方法)は次の通り。
- 曲がりでは自転車が傾いており、その状態でブレーキをかけると不安定になり危険なこともあるので、手前の直線部で速度を落とす。
- ペダルが路面にあたらないよう、傾いた側のペダルは上げる。
- 曲がっている時に、ペダルを漕がない。
- 曲がる側の肩を落とし、曲がる側のひざを外に出す。