着脱式フレーム管継手に対する、S and S Machine社(米国、1973年設立)の商標。
一般に、フレームの上管および下管の後部にラグと同じ要領でロウ付けして取り付け、
前三角と後三角を分離して小さくし旅行などのときに運搬できるようにするもの。
継手を付けることにより、ロードバイクは660x660x250mmの大きさに収まるので、オーバーサイズ料金を払わずに自転車ケースに入れて航空機に乗せることができる。
左右の継手の先端全周に鋸歯状の突起があり互いに噛み合って連結が確実となる。一方の継手の外周に外ねじかきってあり、他方の継手の内ねじをかぶせて専用スパナでねじ込む。
継手を付けることによりフレームの強度及び剛性は変わらない。引張り試験及びねじり試験においては、継手ではなく管が破壊している。
材質はステンレス鋼でサイズは25.4mmおよび28.6mmがある。25.4mmの継手を付けることによるフレームの質量増加は230gとなる。
取り付けができるのは円形の鋼管(クロモリ鋼管など)のみで、アルミ合金管などは取り付けできない。
ブレーキおよびディレイラーのロープ(ケーブル)はケーブルスプリッターで分割する。
BTCを使ったフレームセットのメーカーとしては、Surlyがある。