ロープ (rope、wire rope)

概要
鋼索。ワイヤロープは鋼線(ワイヤ)をより合わせて作ったロープ。ワイヤまたは繊維をより合わせたひもをロープという。
アウターの中を通して、ブレーキ及び変速機を操作するための力の伝達に使われる。
利点
ロープには、同じ直径の針金または鋼線(ワイヤ)よりしなやかで、かつ一度に切れないという利点があり、定期点検で破断を防止できる。
太さ
太さは、ブレーキ用(ブレーキロープ)が1.5mmまたは1.6mmそして変速機用(変速ロープ)が1.2mmが一般的。
ブレーキロープは変速ロープよりも大きな力が働くので、強度を確保するために太くなっている。
ロープと言うと綱引きに使われるような太いロープを連想するが、事務機には極細ワイヤで作った太さ0.5mm以下の細いロープ(マイクロロープ)が使われている。
端末処理
始端にはたいこが付き、終端にはケーブルエンド(ケーブルキャップ)が付く。
ケーブル
ロープのことをケーブルとも言われているが、ケーブルとロープは異なる。線を束ねているのは共通しているが、ロープは線を撚り合わせているのに対し、ケーブルは束ねただけで撚は無い。電器製品のコードは、銅線のケーブル。
メーカー
シマノCampagnoloClarks Cycle SystemsDelta CycleFibraxHostettler(ixs)JagwireNokonWethepeople Bike 、など。