空力フォーク。
ブレードの断面形状を扁平な流線形として、空気抵抗を減らすようにしたフォーク。空気抵抗に影響する前面投影面積を減らすために前幅を狭くし、強度を確保するため横幅を広くするので扁平になる。
画像の横幅Lと前幅Dの比はアスペクト比または縦横比と呼ばれる。縦横比L/D=3前後のものが多い。なお、一般的なフォークのL/D=2前後。
風洞において、風速を13.3m/s(48km/h)にして、フォークの空気抵抗を測定すると、アスペクト比(L/D)を3程度にすると空気抵抗が減少することが分かる。
空力フォークはタイムトライアルバイクおよびトライアスロンバイクなどの高速で走る競技車に使われる。
材質は炭素繊維強化樹脂(CFRP)が多い。