概要
鋼線をより合わせて作ったロープ。鋼線又は繊維をより合わせたひもをロープという。ブレーキや変速機のための力の伝達に使われる。
特徴
ロープには、同じ直径の針金または鋼線(ワイヤ)よりしなやかで、かつ一度に切れないという利点がある。
外径
太さは、ブレーキ用は1.5mmまたは1.6mmそして変速機用は1.2mmが一般的であるが1.4mmもある。
ロープと言うと綱引きに使われるような太いロープを連想するが、事務機には極細ワイヤで作った太さ0.5mm以下の細いロープ(マイクロロープ)が使われている。
長さ
前ブレーキ用が1350mmなど、後ブレーキ用が2350mmなどそして前ディレイラー用が1900mmなど、後ディレイラー用が2200mmなど。
材質
ステンレス鋼など。
コーティング
アウターとの摩擦係数を小さくするために、テフロン(PTFE)を塗ったものもある。
工具
ワイヤロープ(ケーブル)を切断する工具として、ケーブルカッターがある。
キャップ
ほつれを防止するために、ワイヤロープ後端にはアルミ合金製のエンドキャップ(右図)を付ける。
ケーブル
ケーブルとも言うが、ケーブルとロープは異なる。線を束ねているのは共通しているが、ロープは線を撚り合わせているのに対し、ケーブルは束ねただけで撚は無い。
電器製品のコードは、銅線のケーブル。
メーカー
シマノ 、Alligator 、Ashima 、BBB Bike Parts 、Campagnolo 、Clarks Cycle Systems 、Delta Cycle 、
Fibrax 、Hostettler(ixs) 、Jagwire 、KORE 、Nokon 、
W. L. Gore & Associates 、Yokozuna 、Wethepeople Bike 、など。