溶接性を向上させるため及び強度を上げるために、主に7000系のアルミ合金にスカンジウムを約1~2%添加したアルミ合金。
フレーム、ハンドル及びリムなどに使われることがある。強度が40~50%大きいので、フレームの管(チューブ)の外径を一般のアルミ合金管よりも小さくでき、10%程軽いフレームなどを作ることができる。耐疲労性も向上している。スカンジウムアルミ合金は、冷戦中にソ連で開発され、ミグ戦闘機およびミサイルに使われた。
Easton社によって最初に自転車のフレーム管に利用された。スカンジウムは希少金属であるため、アルミ合金のようには普及しない。