長距離走行において、サドルによりお尻が痛くなること。サドル痛対策は:
1. 形状および寸法(特にサドル幅)などが自分に合ったサドルを選定する。
2. 痛くなる前に、サドルからお尻を浮かせることを繰り返し血流を回復させ続ける。
3. 人によっては、サドル前部(鼻)を少し(1°~3°)下げると痛みが軽減されることがある。下げすぎると前に滑る。標準は水平。
4. サイクルショーツを着用する。中央に縫い目がないことが望ましい。一般のパンツを着用していると、その縁取りがお尻を圧迫することがある。
5. 走行速度が影響する。早く走る場合は、ペダルを力強く押すので体重の大きな割合をペダルで受けることとなり、お尻(サドル)の荷重が減少する。
また、前傾姿勢を取るので、手(ハンドル)で支持する荷重が大きくなり、お尻の荷重が減少する。一般に、体重はサドル、ハンドルおよびペダルで分担している。
6. サスペンションサドル支柱(サスペンションシートポスト)を使う。ただし、やや重くなる他、脚力のごく一部が吸収される。また、人によっては効果がない。
7. ショーツとお尻の間の潤滑剤として、サドル接触部のショーツ内側に軟膏またはシャミークリームを塗る。
8. ハンドルを下げる。