概要
ウッズバルブ又はダンロップバルブとも呼ばれる。英国のDunlop Tires社を設立したダンロップが発明したとされている。
用途
シティ車のチューブに使われている。小径車及び折りたたみ自転車の中には、英式バルブを使っているものがある。
特徴
弁および弁座の替わりにコアおよび虫ゴムを使う簡易バルブ。弁および弁座が無いので空気を入れるときに仏式バルブのように丸ナットを緩める操作はない。タイヤの圧力測定はできないが、圧力計付きの空気入れで空気を入れているときの圧力を見ることはできる。
構造
コアの空気穴がある部分に虫ゴムをかぶせて、空気の逆流を防止する簡易バルブ。コアは上からステムに差し込み、コア押えで押える。虫ゴムの寿命は材質によって大きく変わる。
空気の入れ方
空気入れの口金(チャック)をバルブに接続すると空気を入れることができる。空気を入れるときは、空気穴から出た空気が虫ゴムを膨らませて通過する。
空気の抜き方
コアを押えているコア押さえを指で左に回して外す。次にコアを引き抜くと空気が抜ける。