チューブ (tube、inner tube、tire tube)

概要
タイヤに入れて膨らませる薄いゴム製の円環。バルブステムと一体になっている。
付属品
バルブナットバルブ及びバルブキャップを付けて販売している。
材質
一般に、チューブの材質は合成ゴムであるブチルゴムまたは天然ゴムが使われる。 ブチルゴムはガス透過率が小さい。ガス透過率は厚さに反比例するので、チューブ厚さが倍になればガス透過率は半分になる。ただし質量は、ほぼ倍になる。 ガス透過率は温度が高いほど大きくなるので、冬より夏の方が、チューブの空気抜けは早い。
天然ゴムは反発弾性が良いので乗り心地がよく、かつエネルギー吸収が少ないので転がり抵抗が小さいが、価格は高い。
パンクの時、その原因となった異物の周りに付着して空気が抜けにくい材質のゴムを使った形がある。
軽量化のために軟質プラスチックを使ったものがある。
肉厚
ロード用の肉厚は、0.6mm(薄肉)、0.9mm(標準)及び1.2mm(厚肉)の3種類がある。
クロスバイク用及びマウンテンバイク用は2mm厚がある。
質量
チューブの質量は、外径、幅、肉厚および材質等で決まり、およそ50g(ロードバイク用)~300g(マウンテンバイク用)。
700C用のチューブ質量を打点したグラフを右に示す。横軸はタイヤ幅そして縦軸は質量を示す。肉厚によって質量は変わるが、肉厚は不明。
圧力
タイヤ圧力によって決まる。
検査
Schwalbeでは、定格圧力の150%の圧力で36時間膨らませた後に検査をしている。
取付方法
(1) タイヤの一方のビードをリムのビード座に置く。
(2) 丸くなる程度にチューブに空気を入れる。
(3) バルブステムをリムのバルブ穴に入れる。
(4) チューブをタイヤに入れる。
(5) バルブの反対側から始め、タイヤの他方のビードをビード座に入れる。
(6) バルブが直立していることを確認する。
(7) タイヤのリムラインを見ながら、全周に渡ってタイヤの左右の芯出しを行う。
(8) 所定圧力まで空気を入れる。
付着防止
製造後の付着防止のために、製造工程でタルク粉が使われることがある。
突起チューブ
断面形状を四角とし全周に突起を設けたチューブがある(右図)。四角のためリムに取り付け易くかつ、捩れがないと言う。
パンクで穴が開くと、一般のチューブは伸びて穴を大きくするが突起付きのチューブは収縮して穴を小さくすると言う。メーカーはMichelin。
直線チューブ
車輪を外さずに取付け出来るようにした、リニアチューブがある。
シーラント
チューブシーラントを入れて販売しているチューブがある。
メーカー
井上ゴム工業パナソニック ポリテクノロジーBBB CyclingCheng Shin RubberContinentalEclipse MicrosystemsFoss WorldwideHostettler(ixs)
HutchinsonIntense Tire SystemsKendaMaxxisMichelinRubenaSchwalbeなど。
参考資料 チューブ