概要
ハンドルバーを弓状に曲げ、握り位置を高くしたハンドル。ライザーハンドル、ライザーバー、DHバーまたはDHハンドルとも呼ばれる。
用途
丘下り(ダウンヒル)などのマウンテンバイク及びシティサイクルなどに使われる。握り位置が高いと、丘下りがやり易い。
シティサイクルは直立に近い乗車姿勢をとるため、多かれ少なかれ上がりハンドルとなっている。
幅
630~800mm。弓のこでハンドルの両端を切断して自分に合った幅に合わせる。切断用の目盛の付いているものもある。カーボン製バーの切断にはカーボン専用の替刃を使う。740mm幅のハンドル端にイクステンション(長さ10、15及び20mm)を付けて、幅を780mmまで長く出来る形がある。
クランプ径
25.4mmまたは31.8mm。
上がり
上がり(ライズ)は15~100mm(ローライズ~ハイライズ)。
スイープ
アップスイープ(上曲がり)は5~6°そしてバックスイープ(後曲がり)は6~15°。ハンドルの取付角度によってスイープは変わる。
にぎり
にぎりを付けて使う。腕中心線がハンドルの中心線とほぼ一致するように握ると、自然な握りとなる。
質量
170~500g(クロモリ鋼)。
材質
アルミ合金、クロモリ(CrMo)鋼またはCFRP(炭素繊維強化樹脂、俗に言うカーボン)など。ショットピーニングをしたものもある。
リコール
北米で売られた日東のB259(ハンドル端のラベルに印刷)アルミ合金上がりハンドルは、使用中に折れる事故があったとして輸入業者のEuro Asia Importsがリコールした。このハンドルは、2008~2011年に米国で約2000個そしてカナダで約70個が売られた。