エネルギー消費量
エネルギー消費量 計算器
エネルギー消費量(表)
心拍数とエネルギー消費量
基礎代謝量 計算器
輸送エネルギー
エネルギー消費量
普通歩行は、自転車で速度5km/hのエネルギー消費量とほぼ等しい。ジョギング(速さ12km/h)は、自転車で40km/hのエネルギー消費量とほぼ等しい。これらのエネルギー消費量は、シティ車のデータを基準にしているので、車体が軽くかつ走行抵抗の少ないスポーツ型の自転車で走る時の消費エネルギーは、かなり少ない。人体の動力効率があるため、エネルギー消費量は自転車を走らせる動力よりかなり大きい。消費エネルギーのうち自転車の走行動力として使われるのは、その15~30%。
エネルギー消費量 計算器
ダイエットやフィットネスなどに役立つよう、自転車(シティ車)で走った時の人のエネルギー消費量を計算する計算器を示します。エネルギー消費量には、生命維持に必要な基礎代謝のエネルギーを含む。
体重、走行速度および走行時間を半角数字で入れて、[計算]を押して下さい。毎分および走行時間のエネルギー消費量が出ます。
参考: 走行速度 計算器
エネルギー消費量
エネルギー消費量の計算結果を表1に示す。同表において体重と速度の交点がエネルギー消費量です。例えば、体重60kgの人が15km/hの速度で走った時の毎分エネルギー消費量は、6.2kcal/分です。毎時にすると、6.2kcal/分 x 60分/h=372kcal/h。
自転車 走行速度 |
体重 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
40kg | 45kg | 50kg | 55kg | 60kg | 65kg | 70kg | 75kg | 80kg | |
5km/h | 2.1 | 2.4 | 2.7 | 2.9 | 3.2 | 3.5 | 3.7 | 4.0 | 4.2 |
10km/h | 3.1 | 3.5 | 3.9 | 4.3 | 4.7 | 5.1 | 5.5 | 5.9 | 6.2 |
15km/h | 4.1 | 4.6 | 5.2 | 5.7 | 6.2 | 6.7 | 7.2 | 7.7 | 8.2 |
20km/h | 5.1 | 5.8 | 6.4 | 7.0 | 7.7 | 8.3 | 9.0 | 9.6 | 10.2 |
25km/h | 6.1 | 6.9 | 7.7 | 8.4 | 9.2 | 9.9 | 10.7 | 11.5 | 12.2 |
30km/h | 7.1 | 8.0 | 8.9 | 9.8 | 10.7 | 11.6 | 12.5 | 13.4 | 14.2 |
(注) これらは屋内での測定データに基づいているので、空気抵抗を考慮したい場合は、 「必要動力 計算器」にある「必要動力計算器の利用例」の「消費エネルギー計算」を利用ください。
心拍数とエネルギー消費量
性別を選定後、年齢、体重および自転車走行時の心拍数を半角数字で入れて、[計算]を押して下さい。心拍数に対応したエネルギー消費量が出ます。
- 計算例
- 年齢30歳、体重65kgの人の自転車走行時の心拍数が125bpmの場、エネルギー消費量は10.2kcal/分。
基礎代謝量 計算器
生命を維持するのに必要な最小のエネルギーを基礎代謝量と言う。これは何もしないで横たわっている状態でのエネルギー消費量。心臓などの内臓の活動および体温の維持などのために最小限のエネルギーが必要。女性は筋肉が少ないので男性より基礎代謝量が少ない。歳をとると筋肉量が減少するので基礎代謝量が少なくなる。一般には1日(24h)当たりのエネルギーで表す。
性別を選定後、体重、身長および年令を半角数字で入れて、[計算]を押して下さい。基礎代謝量が出ます。
- 計算例
- 男性の体重が60kg、身長が170cmそして年令が30才の場合、基礎代謝量は1540kcal/日または64.3kcal/h。
輸送エネルギー
自分の質量1kgあたりを1km移動するのに要するエネルギー(単位はkcal)を、表3に示す。
輸送体 | 輸送エネルギー [kcal/kg・km] |
棒グラフ |
---|---|---|
自転車 | 0.15 |
|
サケ | 0.4 |
|
馬 | 0.58 |
|
旅客機 | 0.6 |
|
人 | 0.75 |
|
自動車 | 0.82 |
|
牛 | 0.82 |
|
鳩 | 0.95 |
|
羊 | 1.1 |
|
犬 | 1.5 |
|
かもめ | 1.5 |
|
ヘリコプター | 3.8 |
|
はちどり | 4 |
|
うさぎ | 5 |
|
バッタ | 5.5 |
|
ねずみ | 16 |
|
はち | 16 |
|
これを見ると、自転車が最もエネルギー効率が高いことが分かる(同表の数値が小さいほどエネルギー効率が高い)。自転車は、自動車の約5.5倍のエネルギー効率を持っている。
意外なことに、自動車は旅客機および人(歩行)よりもエネルギー効率が悪く、牛と同じエネルギー効率となっている。乗用車に運転手を含めて4人が乗ったとしても、運んでいる人の質量は車の質量の1/4程度しかない。それに対し、自転車は自転車質量(8~18kg)の8~4倍の質量の人を運んでいる。