- クランク
概要
クランクスプロケット取付けのために、クランクから放射状に出た腕(アーム)または足は、スパイダーアームまたはスパイダーという。
日本ではくもの足と言うが、米国ではくも(スパイダー)の腕(スパイダーアーム)と言う。
型式
スパイダーとクランクは一体成形したものが一般的であるが独立の形もある。
独立形は中央に雌スプラインがあり、クランクの雄スプラインが入り、ロックリングで固定してトルクを伝達する。ロックリングの着脱は、ロックリング工具で行う。
足の数
足の数は4本または5本。例えば、5本の足が出ているものは、5足スパイダーという。クランクを1本の足として兼ねたものもある。
角穴の向き
四角テーパーのクランク軸に取付けるためのクランクの角穴の向きは2種類ある。
角穴の頂点を結ぶ線がクランク中心線と一致する向きが一般的であるが、稀に中心線に対して45°傾いている向きがある。
PCD
スパイダーにはスプロケットを固定するボルト穴があり、そのピッチ円直径(PCD)は、94、104、110又は130mmなどがある。
メーカー
シマノ 、FireEye Bikes 、Middleburn Components 、Specialites 、など。 - ブレーキローター
2分割式のブレーキロータは、ローターをスパイダー(ローターキャリアーと言う)に6本のボルトで固定している。
ローター及びスパイダーそれぞれに最適の材質を選定できる。