ピッチ円直径 |
概要
ボルト穴やねじ穴やスポーク穴が仮想円上に等間隔(ピッチ)で配置されている場合、その仮想円の直径をピッチ円直径(PCD)という。単位はmm。
仮想円とは、現物には円はないが、仮に円を描くと、すべての穴芯等がその円上にある円のこと。
例
自転車に関してピッチ円直径を3例挙げると、
(1)ハブフランジ
ハブフランジのスポーク穴芯は、仮想円上に配置されており、その仮想円の直径をスポーク穴のピッチ円直径と呼ぶ。
(2)クランク
クランクセットにおいては、クランクとスプロケットを結合するスプロケットボルト芯が乗っている仮想円の直径をボルトのピッチ円直径と言う。
110mm、130mm(シマノなど)及び135mm(カンパニョーロ など)などがある。
(3)スプロケット
スプロケットの歯に於いては、チェーンのローラ芯は、ある仮想円の上に配置されており、またその円上を動く。この仮想円の直径を、をスプケット歯のピッチ円直径と呼ぶ。
参考資料 「ボルト穴のピッチ円直径計算器」