一対スポークのこと。軽量化のために、軽量リムおよびスポーク数を例えば16本又は20本に減らした2本1組(ペア)のスポーク群によって構成したホイールまたはそのスポーク。
軽量化のためにスポーク数を減らすと、1本当たりの張力は大きくする必要がある。またスポーク間のリムは長くなる。そのため、一般のホイールのようにスポークを並べると左右のハブフランジから出ているスポークの張力によって、軽量リムはその中心面から左右にスポーク間隔で波打つ。
その防止のため、ハブの左右から出るスポークを一対(ペア、右図の赤色及び緑色のスポーク)にしてリムに取付けることにより張力を均衡させリムの波打ちをなくして軽量化したスポーク配置またはそのホイール。一般に、横交差スポーク組が使われる。
Rolf Prima社 が2003年に米国特許を取得したのが始まり。シマノは特許を回避して、ペアードスポークのホイールを作っている。