概要
路面からポトムブラケット(BB)芯までの垂直距離(高さ、右図)。
曲がり(コーナリング)において、ペダルが路面に接する自転車の傾きに影響する。
実例
コーナリングのあるロードレース用自転車のポトムブラケット高さ(BB高さ)は、やや高めの275mm前後が多い。一方、コーナリングのあまりない、旅行、タイムトライアルおよびトライアスロン用などの自転車のポトムブラケット高さは、やや低めの265mm前後が多い。
BB高さが低いと、停車時に足を路面に着きやすい。
二輪リカンベントのボトムブラケット高さは、400mm以上と高いので曲がりにおける、ペダルの接地の心配はない。
規則
UCIの規則では、ボトムブラケット高さは240~300mmでなければならない。
BB下がり
フレームの寸法に対するボトムブラケット位置に対しては、BB下がりが使われる。BB高さはタイヤ外径が影響するが、BB下がりはタイヤ外径とは無関係。
フレーム
フレームの各部の位置は一般にボトムブラケットに対する相対的な位置として設計しているので、BB高さが大きくなるとハンドル高さ及びサドル高さなど全てが高くなる。