ばねに加えた荷重F[N]と変位(縮みまたは伸び)δ[mm]の比 k[N/mm]をばね定数と言う。式にすると、ばね定数 k = F/δ となる。
言い換えると、ばねを1mm変位させるのに要する荷重[N]。例えば、ばね定数が40N/mmなら、80Nの荷重がかかると2mm変位する。
サスペンションなどのばねに使われる用語。コイルばねは変位にかかわらずばね定数が一定であるが、空気ばねは変位によってばね定数が少し変わる(右図)。右図の空気ばねの特性は一例。
右図の空気ばねの例では変位の始まり付近と終わり付近でばね定数がやや大きくなっている。
この非直線性は、スティクションと呼ばれる現象によって主に生じる。