物体の各部に働く重力の作用と等価な合力の作用点。物体の各部に働く重力をただ一つの力で代表させるとき、それが作用する点。
自転車に乗ったときの身体の重心は、へその少し前方にある。
胎児は母親の羊水の中で、へその緒で母親の胎盤とつながっている。
静止物体は重心が低いほうが安定するが、自転車のように(無意識的にあるいは意識的に)釣り合いを取りながら動かす物体は重心が高い方が安定する(釣り合いを取りやすい)。静的安定の感覚で動的安定を見ると、直感に反すると感じる。
小さい自転車は大きい自転車に比べて人体を含めた重心が低くなるため、問題になるほどではないが不安定。
シティ車、サイクリング車および旅行車などに背が低い自転車が無いのは、重心を高くして動的安定性を向上させていることが1つの理由。