概要
日帰りまたは複数日の日程で、自転車を移動および運搬の手段とする旅行。
速度によって見えるものが違ってくる。
速度が遅いほどよく見える。自動車の速度では全く見えていなかった風物などが自転車旅行では見える。
自動車やオートバイのように二酸化炭素等を排出しないので、地球に優しい旅行となる。
ツアーリングがなまってツーリングとも言われる。
自転車
旅行に使われている交通機関の割合 [%] |
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国 | 自転車 | 徒歩 | 公共交通 | 自動車 | その他 |
オランダ | 30 | 18 | 5 | 45 | 2 |
デンマーク | 20 | 21 | 14 | 42 | 3 |
ドイツ | 12 | 22 | 16 | 49 | 1 |
スイス | 10 | 29 | 20 | 38 | 1 |
スエーデン | 10 | 39 | 11 | 36 | 4 |
オーストリア | 9 | 31 | 13 | 39 | 8 |
英国 | 8 | 12 | 14 | 62 | 4 |
フランス | 5 | 30 | 12 | 47 | 6 |
イタリア | 5 | 28 | 16 | 42 | 9 |
カナダ | 1 | 10 | 14 | 74 | 1 |
米国 | 1 | 9 | 3 | 84 | 3 |
出所: John Pucher, Transportation Quarterly, 98-1 |
旅行車などが使われる。
荷物
荷物は自転車に装備したパニアに入れて運ぶ。
距離
平地で無風時に1日に走る距離は、100~150kmの人が多いようである。
宿泊
複数日の旅行はサイクリングターミナル、
旅館又はビジネスホテルなどに宿泊する場合又は持参したテントなどで寝る場合がある。
テーマ旅行
美術館、博物館、プラネタリウム、お城、海水浴場などテーマを決めて自転車で行くことは、自転車テーマ旅行と呼ばれることがある。
ガイド付き旅行
ガイド付き自転車旅行がある。
国別の割合
旅行に自転車を利用している国別の割合を、割合の多い国順に右表に示す。
「自転車レーン及び自転車道」が整備されている欧州は自転車旅行者が多い。
国全体が平坦なオランダは自動車を旅行に使う人の割合45%よりは少ないが、30%の人が自転車で旅行をしている。
国土の広大な自動車王国の米国およびカナダでも100人に1人が旅行に自転車を使っている。
参考資料 「自転車と地球環境」、「 自転車旅行 携帯用品」