全地球測位システム。6つの円軌道(高度20,200km、軌道半径26,600km)にそれぞれ4つずつ(合計24個)配置された、米国国防総省が管理するGPS衛星の電波を利用し、緯度、経度、高度などを数10mの精度で割り出すことができるシステム。
一般に使われている電波は、米国防総省が他国に利用されないようにわざと精度を落としており、軍事上の精度は数cmと言われる。
近くの3つの衛星からの電波(衛星を中心とする球面)の交点として、自分の位置が決まる。
地図情報と組み合わせると、地図上に現在位置を表示できる。GPS受信機を指すこともある。
日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は準天頂衛星「みちびき」(右端図)を2010年に打ち上げた。
この信号をGPSと組み合わせると測位誤差は約3cmとなる。