玉軸受の寿命
玉軸受の寿命とは、軌道(内輪および外輪)又は玉に材料の疲れによる剥離が生じた状態を言う。
ハブ軸受の寿命
ハブには左右それぞれ1個の軸受が付いているので、そのいずれかが寿命になればハブ軸受の寿命となる。寿命は統計的な数値なので、個々の自転車に関してはばらつきがある。
信頼度
信頼度は信頼性工学の用語で、「機器(ここではハブ軸受)が与えられた条件の下で規定の期間中に、要求された機能を果たすことができる確率。」と定義されている。
ハブ軸受寿命 計算器
舗装路を走る場合の後輪ハブ軸受の寿命を推測する計算器です。信頼度90%(R90)、信頼度95%(R95)および信頼度99%(R99)の軸受寿命が走行距離として出る。
前輪ハブ軸受は後輪ハブ軸受と荷重が異なるので適用できない(この計算器は後輪ハブ専用に作ってあるため)。ただし、前輪ハブの軸受寿命は後輪ハブの軸受寿命と同等以上ある。
計算条件として、軸受は一流品で、良質のグリースが封入されており、適切に潤滑がなされているものとする。
体重を含む4項目を半角数字で入れて、[計算]を押して下さい軸受寿命が走行距離で出ます。
- 計算例
- 体重65kg、自転車質量10kg、後部荷物質量3kg、そして、タイヤ外径686mmの場合、信頼度90%の軸受寿命は217,000km、信頼度95%の軸受寿命は135,000km、そして、信頼度99%の軸受寿命は46,000kmとなる。言い換えれば、46,000km走っても故障しない確立は99%である。故障する確立は1%である。