概要
床において空気を入れる 空気入れ。トラックポンプとも呼ばれる。足置きが付いていて、足を載せて床に固定してハンドルを上下させて空気を入れる。
胴(シリンダー)が長いほど、ハンドル一押しで入る空気量が多い。胴内径が小さいほど、タイヤ空気圧を高圧にすることが出来る。
種類
(1) 英式バルブの口金の付いたシティ車用。
(2) 仏式バルブの口金の付いたロードバイク用。
(3) 米式バルブの口金の付いたマウンテンバイク用。
高さ
腰をかがめなくともよいように、60~70cmが多い。中には51cmと小形にしたものがある。
ホース
ホースは下部から出ている形が多いが上部から出ている形もある。ホースが長いとバルブが車輪の上部に来ていても口金と接続できる。
仕様
(1) 足置きは折りたたみできる形がある。足置き及びハンドルが折りたたみできる形もある。
(2) 2本足が多いが3本足もある。3本足は保管時に直立している。
(3) 圧力計の付いた形もある。圧力計の位置は、胴の上部または下部となっている。上部に付いた圧力計は圧力を見やすい。
英式バルブはタイヤ内の圧力測定はできないが、入れるときにその圧力は出る。
(4) 大容量又は高圧の2つのモードをハンドルのスイッチで選択できる形もある。
無圧状態から空気を入れるときは、大容量モードで入れて圧力が高くなると高圧モードに切り替えて入れることもできる。
(5) 仏式バルブと米式バルブが共用となった口金が付いた形がある。
(6) ハンドルの下部の穴に口金を収納できる形がある。
(7) サドルを空気入れのハンドルにして、立管(シートポスト)に入れて保管する形がある。
ホースは空気入れの胴の中に収納する。
リコール
(1) Topeak は2002年に圧力計のレンズが外れて使用者の目などに危害を与える可能性があるとして、約10,000台をリコールした。
(2) Park Tool は2003年にPFP-2型床置き空気入れの逆止弁が壊れてハンドルが急に上がり、使用者に危害を与える可能性があるとしてリコールした。
メーカー
パナソニック ポリテクノロジー 、Accessories Marketing 、Airace 、Avenir 、Axiom Performance Gear 、Bell Sports(Blackburn) 、Birzman 、Co-luck Enterprise 、
Hutchinson 、Lezyne 、Louis Garneau 、Meqix 、Merida Industry 、Mobility Holdings 、Oxford Products 、Park Tool 、Planet Bike 、Ravx 、Serfas 、Silca 、SKS 、
Specialized Bicycle Components 、Syncros 、Topeak 、Zaw Tien Precision (Airbone)、Zefal 、など。