(株)クラレのポリアリレート繊維の商品名。
2005年、米国Celanese Advanced Materials社のポリアリレート「ベクトラン」繊維事業の関する資産すべてを買収して始めた。
クラレのホームページには、次のように説明されている。「ポリアリレート系の高強力繊維で、高強力・低吸水、優れた耐磨耗性などの特徴をもち、ロープや魚網、被覆材などに使われています。
また原着糸によるカラー展開ができることから、スポーツ用品などにも使われています。NASAの火星探査車の着陸用エアバックや、日本の『成層圏プラットホーム構想』に使われる飛行船にも採用されています」
TIME社は、振動吸収のために炭素繊維(俗にいうカーボン)の代わりにベクトラン繊維を使ったフレーム及びフォークも作っている。