Vブレーキに付けてアーム比を変えることにより、一般のブレーキレバーで操作できるようにする部品の商品名。
アウターの途中に付けるインライン形もある。2個の直径(約16mm及び約32mm)の異なる同芯のプーリを組み合わせて、ブレーキロープ(ケーブル)の引き距離を変える構造となっている。
引き距離が変わると、ブレーキロープの動き距離とブレーキレバーの動き距離の比も変わる。
主にドロップハンドルに使われるSTIなどのアーム比を変えてVブレーキに使えるようにする。STIで機械式のディスクブレーキを作動させることもできる。
カンチブレーキなどではロープの引き距離は12~16mmであるのに対し、Vブレーキは少なくとも25mmのブレーキロープの引き距離が必要。
トラベルエージェント(移動距離変換器の意味)はブレーキロープの移動・行程(トラベル)を倍にする。前後輪のそれぞれのVブレーキに付ける場合は2個必要となる。シフターに使う同じ原理の部品にシフトメイトがある。