一般にタイヤ磨耗量はタイヤ質量の減少量として計測される。タイヤの磨耗量は漕ぐ人が出す動力にほぼ比例する。それはタイヤが支持する荷重(自転車と人の合計)にほぼ比例する。後輪タイヤは駆動に使われるので、前輪と後輪の荷重配分割合以上に磨耗する。立ち漕ぎ及びスプリントなどの加速により、後輪タイヤはより磨耗する。
ブレーキ掛けによる減速によっても前後輪タイヤは磨耗する。これらの加減速などによってタイヤは路面との間でごくわずかに滑るために磨耗する。この滑りは体感できない。
タイヤの材質は磨耗に影響する。カーボンブラックの割合が大きいと磨耗が少ない。ロード用タイヤが磨耗し交換時期になると、タイヤ質量は約10%減少している。