概要
チェーン及びスプロケットを使わず、シャフト駆動で後輪ハブを駆動する自転車。
歴史
1890年代に出現したが、内装変速機が普及するまでは普及しなかった。
車種
シティ車、クロスバイクおよび折りたたみ自転車などがある。
構造
クランク軸と伝動軸および伝動軸と後輪ハブ軸は直角となるので、 直角に伝動できるかさ歯車を伝動軸の前後に使う。
変速
3段、7段または8段などの内装変速機(ハブギア)が使われる。チェーンがないので外装変速機(ディレイラー)は使えない。
利点
(1) 密閉構造が容易なこと。
(2) 動力伝達効率がチェーンよりは良いこと、ただし、変速機まで含めた効率は大差ない。
(3) 動きが連続していること(チェーンは多角形運動のためいくらかの速度変動がある)。
(4) 保守に手間がかからないこと。
(5) ズボン及び長スカートの裾がチェーンの潤滑油で汚れないこと。
欠点
質量が大きくなること。
リコール
Dynacraft BSC社は2004~2007年に販売したTriax PK7及びVertical PK7モデル約32,000台のアルミ合金フレームが破損する可能性があるとしてリコールした。
メーカー
Beixo 、Biria 、Dynamic Bicycles 、Dynacraft BSC 、Fullness 、Urban Bike Concepts 、Zero Cycles 、など。
参考資料 「シャフト駆動」