概要
リカンベントにおいて、背もたれが水平と作る角度。背もたれ角は固定のもの及びいくらか調節できるものがある。
影響
背もたれ角は乗車姿勢、空気抵抗およびペダリング効率に影響する。背もたれ角が小さいほど前面投影面積が減少するので空気抵抗は減少するが、胴と首の角度は不自然となる。
背もたれ角が小さいと、視認性はいくぶん低下する。
ヘッドレスト
ヘッドレスト(頭支え)が付いたものおよび装着できるものもある。ヘルメットは直立自転車用に作られているので、ヘッドレストとヘルメットが干渉することがある。
実例
横軸にシート高さそして縦軸に背もたれ角を取り、各社のデータを打点したグラフを右上図に示す。 黒点は二輪車そして赤点は三輪車(三輪リカンベント)を表している。
背もたれ角の平均は、二輪車が約33°そして三輪車が約39°である。シート高さが高くなると、背もたれ角が大きくなる傾向が見られる。