空気抵抗を減らす乗車姿勢が取れるよう、握る部分が前方斜め上に平行に出ているハンドル棒。肘を置くアームレストが付いている。
写真は一例で上から見たもの。
棒の間隔は肩幅よりかなり狭くして、空力効果のために肩幅をすぼめるようになっている。同じ前面面積を減らすのなら、上下で減らすよりも左右で減らした方がより空力効果がある。
トライアスロンバイク及びタイムトライアルバイクに使われる。
マウンテンバイクに使われるDHバーとは異なる。
スキーのダウンヒル(DH)競技の空力姿勢を自転車に導入できないかと考えて、設計者のレノンが考案し特許申請した。1985年に競技者のスコットが実地で使用し普及した。エアロバーとも言う。
スコットDHバーによる前傾姿勢度(背中はほとんど水平)はロード系自転車のドロップハンドルより大きく、人体からペダルへの動力伝達効率を上げるには、シート角をロード系よりもきつい78度前後にする必要があることが分かってきた。