概要
前輪、後輪およびペダルを外して(又は折りたたみペダルを折りたたんで)又は折りたたみ自転車を折りたたんで、輪行袋などに入れて、電車、バス、飛行機または船などで現地に運び、サイクリングすること。
一般には、車輪の脱着が簡単にできるクイックリリースの付いた車輪を使う。
交通機関を使うので、輪行には地球環境に優しいとは言い難い部分が少しはある。
鉄道
JR東日本、東海および西日本などの旅客営業規則によれば、「3辺の最大の和が、250センチメートル以内のもので、
その重量(質量のこと)が30キログラム以内のもの」で「自転車にあつては、解体して専用の袋に収納したもの又は折りたたみ式自転車であつて、折りたたんで専用の袋に収納したもの」は無料手回り品となる。
一般の自転車の3辺の最大の和は約150cm以下なので大きさ等の問題はない。他の私鉄各社もこれに準じている。
乗客の邪魔にならない輪行袋の置き場所は、車両の最前端または最後端など。
高速バス
一部の会社を除いてほとんどの高速バス会社は、バスのトランク容積に限りがあるという理由で、3辺の和が90cm以内そして質量が10kg以下としているか、または折りたたみ自転車の収納を禁じているので、高速バスによる輪行はできない。
フェリー
フェリーは搭載できる。
サイクルトレイン
自転車を分解や折りたたみをせず、輪行袋に入れずに、そのままの形で乗せられる電車はサイクルトレイン(和製英語)と呼ばれている。