タイヤの鋼ビードの代わりにケブラー(アラミド繊維)を使って折り曲げられるようにしたタイヤ。
折りたたんで小さく出来るので、保管および予備品としての持運びに便利。アラミド繊維は鋼ビードより伸びが大きいので、ビード長はやや短く作られており、タイヤに空気を入れたときに最適長となる。
鋼ビードのクリンチャータイヤも環状の3重かさねとして折りたたむことができるが、アラミド繊維ビードのようには小さくならない。鋼ビードのタイヤを折りたたむには、まずタイヤを8の字とする。8の字の上の丸の直径は元のタイヤの1/3とする。次に8の字の下の丸を2つのループとし、上の丸と重ねれば3重折となる。ゴムであるタイヤは、大きな応力の加わった点で酸化が進み硬くなって劣化するから、鋼ビードのタイヤを折りたたんだ状態で保存するのは好ましくない。