- 車輪1回転で進む距離を測ること
サイクルコンピュータの入力データを得るために測る。タイヤ接地部側面と路面に、マーカーなどで印を付け、次に自転車を押して前輪が1回転した路面に印を付け、その距離を巻尺で測る。
その際、乗車姿勢で自転車に乗ってタイヤに体重をかけた状態で、友人や家族に自転車を押してもらう。次の場合は、計算値よりも距離が短くなる。
1)タイヤのトレッド厚さが小さい、2)体重が大きい、3)タイヤ圧力が小さい。 - クランク1回転で進む距離を測ること
青少年の自転車競技においては、足の保護のためにクランク1回転で進む距離に制限を設けることがある。例えば次のようにして距離を判定する。転がり制限の距離の始点および終点に進路と直角の直線の印を付ける。
チェーンを前最大スプロケットおよび後最小スプロケットに移す。クランクを垂直にして始点の印の位置に合わせる。自転車を後に押して、クランクが1回転する位置で止める。
垂直になったクランク位置が終点に達していなければ合格。