一般名は、プラズマ電解酸化(PEO)。プラズマによる電気化学的なセラミックコーティング。素材と原子レベルで結合する。硬く密度が高い。
適用する金属は、アルミ合金、マグネシウム合金及びチタン合金などの軽金属。
ケロナイト処理をした雨に濡れたリムは、乾いたアルミ合金リムよりもブレーキパッドに対する摩擦係数が大きい。
摩擦係数が大きいとブレーキの効きが向上する。アルミ合金リムよりも対磨耗性が20~30%向上する。
コーティング厚さは25µmなので、ブレーキ掛けで発生した熱はリムへ速やかに伝導する。
右図は工場でリムにケロナイト処理をしている写真。
PEO処理は1950年代より知られているが、Keronite社(英国)は、実用技術を開発し技術供与などをしている。