概要
公共(又は民間)の自転車貸し出し(システム)。サイクルハイヤーともいう。短・中距離の交通手段として、自動車の代わりに利用することなどを意図している。
自転車は公共自転車と呼ぶことがある。
自転車仕様
自転車には、泥除け、チェーンガード及び前かごが付いているものが多い。
配備
利用によって駐輪場(ステーション)間の自転車の配備に片寄りが生じた場合は、再配備する。
保守
タイヤへ定期的に空気を入れること及び各部の点検修理などの保守が行われる。
料金支払い
利用料金の支払いには、スマートカード又はクレジットカードなどが使われる。
GPS管理
太陽光パネルで充電するGPS受信機を備えた自転車がある(右図)。駐輪は既存の駐輪場を使う。
自転車位置はパソコン又はスマートフォンなどの地図上に表示されるので、それを見て予約する。
予約番号を自転車のパネルに入力すると錠が開く。
事例
(1) ロンドンのサイクルハイヤーは、貸し出し自転車6000台そして駐輪場(ドッキングステーションと呼んでいる)400箇所。
(2) ミラノは1300台の自転車を100箇所で貸す。
(3) ニューヨークは2012年までに10,000台を用意する。
(4) ブリスベンは10,000台の自転車を100ステーションで貸す。
(5) 北京では、2015年までに50,000台の自転車を公共の貸し自転車とする計画が報じられている。
(6) パリのVelibは設立後6年で25万人が申し込みをしており、1日に約14万人の利用かある。
(7) ストックホルムは80ステーションで1,000台の自転車を貸す。
実例
コギコギ 、横浜コミュニティサイクル 、Barclays Cycle Hire 、B-cycle 、Bike & Go 、COGOO 、Capital Bikeshare 、NYC Bike Share 、Spinlister 、Velib 、など。