概要
一体サドル支柱。立管(シートチューブ)がサドルの下まで伸びており、サドル支柱を兼ねている形。サドルクランプ部は、サドル支柱に差込む形が多が、被せている形もある。主に、炭素繊維強化樹脂(俗に言うカーボン)製のフレームに使われる。軽量化および意匠などを意図している。自分に合ったフレームサイズなどが既に分かっている競技者などを主な対象としている。
利点
サドル支柱の幅が立管の幅と同一となるため、サドル支柱の剛性は少し大きくなる。立管とサドル支柱の間に雨が入らない及びサドル支柱が立管との間で滑りがない、という利点もあるが、一体型でなくともこのような問題はない。サドル支柱と立管の重なりがない分、軽くなる。
欠点
サドル高さを調節するには、支柱を切断する必要がある。サドルレールからサドル上面までの高さが異なるサドルと交換すると、サドル高さが合わなくなる。運搬のためにサドルを下げることはできない。
高さ調節
高さ調節するために、サドル支柱とサドルクランプの間にスペーサーを入れるようにしたメーカーもある。
シートマスト
立管が上管(トップチューブ)から上に伸びた部分は、シートマストと呼ばれることがある。