シェル幅 | スペーサー厚さ | ブラケット厚さ | 合計 | |
左 | 右 | |||
68 | 2.5 | 2.5 x 2 | 0 | 75.5 |
2.5 | 2.5 | 2.5 | ||
73 | 0 | 2.5 | 0 | |
0 | 0 | 2.5 |
右クランクとクランク軸を一体にすることにより、部品点数を減らして軽量化すると同時に剛性も向上させたホローテック(中空)のクランクに対するシマノの商品名。
クランク軸の左端はスプラインとなっており、クランク穴のスプラインとかみ合ってトルクを伝達する。クランク端は2つ割りとなっており、5mm六角レンチを使って2本のボルトで締める(締付トルク12~25Nm)。
右クランクはクランク軸と一体にすることにより、オクタリンクの構造においては右クランク固定ボルトが弛む可能性があることに対する対策としている。
ボトムブラケットシェル(BBシェル)に対して外部軸受け(左写真)となっているため、軸が太く、軸受が大きくそして軸受間距離が長くなっている。
BBシェル両端面の平行度が必要。
異なるBBシェル幅に対してはスペーサーで調節する。BBシェル幅は68mmおよび73mmに対応しており、スペーサー(3個付属している)の厚さおよびブラケット厚さによって左右のアダプター(軸受部)間距離は75.5mmとなるようにしている(右表)。
ブラケット厚さはE形ディレイラーのブラケット並びにチェーンガイドおよびチェーンガードのブラケットに対応する。軸受部および左クランクの取付けに専用工具(外部ボトムブラケット工具およびキャップ締付工具)が必要。
軸受部はBBシェルの内ねじにねじ込む。
取付けは容易となっている。Qファクターは少し大きい。2003年にXTRそして2004年にXTおよびデュラエースのクランクとして導入された。