前輪のハブ軸にクランクとペダルを仮に直接付けたとした場合の、前輪の相当直径をインチで表したもの。車輪外径が異なっても、車輪相当直径(ギアインチ)が同じなら、同じ走り方になるであろうとの考えが基になっている。
チェーン駆動になる前の自転車(ハイホイーラー)は、前輪軸にクランクが付いていたが、その時の車輪外径に換算することとなる。式で表すと:
ギアインチ = 車輪外径 x ギア比 又は ギアインチ = 車輪外径 x (クランクスプロケット歯数/後輪スプロケット歯数)
ギアインチを3.14倍すると、クランク1回転で進む距離(インチ)となる。車輪外径が異なる自転車がペダル1回転で進む距離の比較などに、主に米国で使われる。
距離にインチを使わずメートルを使う、日本や欧州にギアメートルがあるかと言えば、そのようなものは無く、代わりに転がりが使われる。
これはペダル1回転で進む距離そのもので、ギアインチよりも分かりやすい。