クランクスプロケットが2段または3段そして後輪スプロケットが多段の場合に生じるギア比の重なり(オーバーラップ)。ギア比重なりとも言う。
ギア比の重なりのために、実質的な段数は見かけの段数(クランクスプロケット段数 x 後輪スプロケット段数)よりも少なくなる。
クランクスプロケットの歯数を選ぶことにより重なりをなくすことはできるが、その歯数の組合せでギア比を順番に変えていこうとすると、
クランクスプロケットおよび後輪スプロケットも同時に変えなければならず操作は複雑な上に覚えられないので実用的でない。
電気変速としてコンピューターが変速するのなら理屈上はできるかも知れない。
参考
「多段走行速度」