風が1秒間に動く距離。向かい風があると風圧を受け、ペダルを漕ぐのが重くなる。風圧は風を受ける投影面積に比例し、かつ風速の2乗に比例する。
気象庁の発表する風速は地上10mの風速であるが、風速は地上高によって変わっている。
地面に近づくほど風速は遅い。その関係を右図に示す。グラフの縦軸は地上高そして横軸は風速となっている。旅行の荷物を自転車の低い位置に置くと、向かい風により荷物が受ける風圧は少しは小さくなる。
向かい風において前傾姿勢を取ると、受圧面積が減ると同時に早い風速を受ける部分も減る。ただし、無風状態における走行によって受ける相対的な空気流速は、地上高によって変わらない。
風力発電の羽根が高い位置にあるのは、高いほど風速が早いため。
自転車走行に関しては風向角度がある。