概要
アルミに銅を加えたアルミ合金に付けられた名称。
歴史
1903年に独のAlfred Wilmは、アルミにCu(銅)を4%加えると強度が増すことを発見した。
ただし、銅は耐食性を低下させている。1909年には航空機などに使われたが、組成および熱処理条件は軍事機密であった。
JIS
「アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条」(JIS H4000)に規定する各種アルミ合金のうち合金番号A2017に相当する。
同JISによれば、「熱処理合金で強度が高く、切削加工性もよい。」。
用途
フレーム、ハンドルおよびクランクなどに使われることがある。
組成
成分はAl(アルミ)の他、Cu:3.5~4.5%、Mn:0.4~1.0%、Mg:0.4~0.8%そしてSi:0.2~0.8%を含む。
引張強さ
390MPa以上。