概要
リム断面形状をV字形などにして、幅よりも高さ(奥行き)を大きく(深く)したリム。深くした部分は空気抵抗が減る断面形状としている。
用途
ロード競技車、トライアスロンバイクおよびタイムトライアルバイクなどに使われる。
働き
タイヤに当たった空気が後方へ流れるとき、リムで整流して空気抵抗を減らす働きがある。
強度が大きくなるので、スポーク数を減らすこともできる。
スポーク数の減少は空気抵抗の減少につながる。
高さ
高さはタイヤ幅によっても変わり、30mm~80mm。高さ50mm以上のリムをディープリムと言うことがある。
材質
平坦路の高速走行においては、リムの質量増加によるマイナスよりも空気抵抗の減少効果が勝るが、軽量化のためにアルミ合金製の他、炭素繊維強化樹脂(CFRP、俗にいうカーボン)製のリムも多い。
歴史
1993年にカンパニョーロが導入してから知れ渡るようになった。