ギア比を小さくして登坂を楽にするため、クランクスプロケットの歯数を標準的な39T_53Tに対して、34T_50Tに少なくしたスプロケットとクランクの組合せ。
その際、後輪スプロケット(カセットスプロケット)は、標準的な12T_25Tに対して11_23Tであることが多い。
写真はロード用の50T_34T(2段)のクランクセット。小さいスプロケットが装着できるよう、スプロケットをクランクに固定するスプロケットボルトのピッチ円直径(PCD)は110mm以下と小さくなっている。
ボルト穴のピッチ円直径は130mmまたは135mmが主流であるが、昔は110mm以下であった。
利点は質量が幾分小さくなること及びQファクターを短くしてもスプロケットが小さいのでスプロケットとチェーステイとの隙間が確保できること。
欠点は歯数が少ないため磨耗が幾分早いこと及び互換性に乏しいこと。
参考 「コンパクトドライブ」