概要
コースターブレーキを組み込んだハブ。後ハブのみ。コースターブレーキハブともいう。写真はいずれもコースターブレーキおよび7段内装変速機を組み込んだハブ。
ブレーキ
コースターブレーキはブレーキとフリーホイールの役目をするコースター(滑るという意味)を組み込んだブレーキ。
コースターブレーキから出ているブレーキアームはその端をチェーンステイに固定する。シュー式およびディスク式がある。
特徴
ペダル(クランク)を逆回転させるとブレーキが作動する構造となっているのが大きな特徴。手でブレーキを操作する必要がないという利点がある。雨の影響を受けない。
また、握力の小さい子供用の自転車にも向いている。
構造
前進するようにペダルを漕ぐと、スプロケットの回転によってドライバーをクラッチに入れる。クラッチはハブシェルを回転させて前進する。
ペダルの回転を止めると、クラッチはハブシェルから離れる。
ペダルを逆回転させると、クラッチはブレーキシューに入る。シューは左側のコーンを回転させ、シェル内の摩擦が増大してフレームに固定したブレーキアームは、左側のコーンの回転を止める。
ブレーキ操作時に、リムブレーキよりもスポークに大きな力が働く。
メーカー
シマノ 、Kun Teng Industry 、SRAM 、など。