概要
チェーンのピン等の磨耗によるチェーン伸び率を測定する器具。チェーン磨耗指示器及びチェーン磨耗ゲージともいう。
伸び率
伸び率によりチェーンの交換時期を知る。伸び率が1%を超えるとチェーン交換が望ましい。
方式
例えば、次のような方式がある。
(A) チェッカーの先端下およびレバーの下にピンが付いており、このピンをチェーンのローラー間(10リンク)に入れる。 レバーを回転が止まる位置まで回すと、伸び率表示窓に伸び率が現れる。
(B) チェーンの10リンクのローラー間に入れたとき、一方は0.75%の伸びに対応する長さとなっており、他方は1.0%の伸びに対応する長さとなっているゲージ。
(C) 端の爪がローラー間に入ればチェーンは磨耗して伸びており、新品との交換が必要。
(D) 2本のピンをチェーンのローラー間に入れる。ダイアルを回すとピン間距離が大きくなり、それに応じた伸び率をダイアルの目盛りから読み取る。
(E) 20リンクのローラー間に入れたとき、チェッカーとチェーンの間に隙間があれば使用できる。
右図はチェッカーがチェーンに接して隙間がないので磨耗寿命がきている。
(F) ディジタル表示する形。
何れもチェーンのローラの内側間の距離を測定するので、ローラ表面の磨耗およびローラとブッシュ間の磨耗が誤差として入る。
ローラーとブッシュ間も磨耗するが伸びには影響しない。
メーカー
シマノ 、BBB 、Birzman 、Rohloff AG 、Feedback Sports 、Lifu Bicycle 、Park Tool 、 ProGold 、Weldtite Products 、Wippermann 、など。
参考 「チェーンチェッカー」