概要
片バテッド管 | 両バテット管 |
端部の肉厚を厚くした管。フレームを構成している管はその端部(結合部)に最も大きな力が働くので端部の肉厚はそのままとし、それ以外の肉厚は薄くして軽量化を計った管。
一般の用語としては、丸太などの太いほうの端をバットという。
歴史
自転車のフレームに使う鋼製バテッド管は、1897年に英国のレイノルズが特許を取った。
種類
片側の端のみ肉厚を厚くした片バテッド管(シングルバテッド)と両端の肉厚を厚くした両バテッド管(ダブルバテッド)がある。
また、管内面で肉厚を大きくした内(インターナリ)バテッド管と外面で肉厚を大きくした外(イクスターナリ)バテッド管がある。
外バテッド管の方が同じ強度で軽く(肉厚を薄く)できるが生産原価は高くなる。内バテッド管は段付き部が内部にあるので、外観はすっきりしている。
肉厚
端部-中間-端部の肉厚[mm]例としては、0.8-0.5-0.8 、 0.7-0.5-0.7 、 0.7-0.45-0.7 、 0.65-0.4-0.65 、 0.6-0.45-0.6 および 0.5-0.38-0.5 などがある。
メーカー
Columbus Tubi 、 Dedacciai 、Easton Sports 、Reynolds 、など。